思い出のマーニー ジョージ・G・ロビンソン著

云わずと知れたジブリの最新映画の原作。

「マーニーとは本当のところいったい何者だったのか?

 その謎がしだいに解き明かされてゆく

 物語後半のスリリングな展開には

 大人向けミステリーを読みなれた読者さえ

 思わず引き込まれるに違いありません」

という帯の文句と(ミステリ作品は大好物ゆえ)、ジブリ話は鉄板で仕事で使える(というか使っている)ゆえ、とりあえず流行に乗ってみた。

部屋主の独断ランク:D

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

みんなは“内側”の人間だけどれど、自分は“外側”の人間だから―心を閉ざすアンナ。

親代わりのプレントン夫妻のはからいで、自然豊かなノーフォークでひと夏を過ごすことになり、不思議な少女マーニーに出会う。

初めての親友を得たアンナだったが、マーニーは突然姿を消して…

読書感想

微妙。

確かに帯にあったように後半は引き込まれた。

(ちなみにあらすじにネタバレがあるゆえ、この新潮文庫版ではあらすじを読まないように注意が必要。あらすじを読んでると想像の幅がなくなるので引き込まれないと思う)

が、約350Pのうち300Pくらいまでは大して面白くない。

またラストの放り投げる感がパない。

いい感じにラッシュがきてるのに止めの一撃がない。

作者はこの作品を通じて、何を伝えたかったのかがわからなかった。

それがそう感じる理由かな。

部屋主的にはつまるところラストに、メッセージ性などを付け加えると良い作品になると思うわけで、ジブリ映画にそこを期待したいなと。

にしても原作読むと映画も見たくなるね。

評判悪いらしいけど。

なお、作中に「ハッピーエンドじゃないお話って、あたし嫌い」というセリフがあるが、この物語がハッピーエンドとは部屋主には思えなかった。

アンナ側はともかくマーニーは違うと感じる次第。

抜粋

「昨日はもう過ぎてしまったし一昨日だってそう

 そんなこと言い合って大切な今日を無駄にするのはやめようよ」

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首折り男のための協奏曲 伊坂幸太郎著

いまだにモンハンプレイ中と仕事が忙しいため久々の記事。

伊坂さんの作品は映画化した「ゴールデンスランバー」と、会社の人に薦められて読んだ「オーデュオポンの祈り」に続き三作目。

「死神の精度」も別の社員から薦められているが未読。

なぜこっちを先に読んだかと問われるとサイン本だったからつい購入してしまったから。

部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

殺し屋の事情、黒澤の窮地、クワガタの憂鬱―

首折り男は首を折り、

探偵は物を盗み、

小説家は物語を紡ぎ、

あたたはー、この本を貪り読む!

「贅沢すぎる連作集!」

(帯より)

収録

「首折り男の周辺」

「濡れ衣の話」

「僕の舟」

「人間らしく」

「月曜日から逃げろ」

「相談役の話」

「合コンの話」

感想

上記の2作と比較して面白かった。

連作集ということでもちろん当たり外れもあるが、各話とも短い中にも色々と趣向がこらされていて楽しめる作品集かと。

ただ、すべての作品が絡んでるタイプの連絡集と思って読むと少し凹む。

絡んでいる作品もあるが、登場人物が微妙にかぶっていたり、少し触れられているくらいで本編と関係ないという形が主なので。

ということで各話感想。

●「首折り男の周辺」

首折り男の設定が面白い。

が、ただそれだけどいう印象。

ラストがというか彼の死は納得いかずというかよくわからん。

●「濡れ衣の話」

1話目の続きというか補完というか。

こういう投げられた感のラストは好きじゃないのよね。

そこまでは面白いだけに・・・

●「僕の舟」

好き。

たぶん昔は嫌いなタイプの話かもだが。

無理やり感のある当てはめも(作中でキャラクター自身もつっこんでる)含めてほっこりした。

●「人間らしく」

メタ的というかなんというか。

嫌いではない。

●「月曜日から逃げろ」

こういうタイプも好き。

もちろん途中で気付いたよ。

蛇足かもだけど結末を書いてほしかったな。

勧善懲悪的なね。

●「相談役の話」

ホラーポジションだったのかな?

この作品中で一番面白くなかった。

●「合コンの話」

書き方が面白かった。

肩すかしをくらった感じも多大にある(連作集の最後の話と言うことで勝手にこれまでの不明な点がつながる期待もしてたから)。

が、それを抜きにすると良い短編だと思う。

舟の話と同じく昔なら面白さが理解できなかった可能性あり。

とまぁこんな感じ。

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県庁おもてなし課 有川浩著

読んだのは映画化する前だったりする。

有川さん好きだしで購入。

部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。

若手職員の掛水史貴は、地方振興企画の手始めに地元出身の人気作家・吉門に観光特使を依頼する。

が、良門からは矢継ぎ早に駄目出しの嵐―どうすれば「お役所仕事」から抜け出して、地元に観光客を呼べるんだ!?

悩みながらもふるさとに元気を取り戻すべく奮闘する掛水とおもてなし課の、苦しくも輝かしい日々が始まった。

読書感想(小説)

面白かった。

有川さんのテイストやっぱり好きだね。

ご都合主義的な部分も多いけどあまり気にならないレベル。

最初の方は県庁職員が民間のオッサンにやらてるのが妙に溜飲が下がるあたり、公務員に対して屈折した羨望があるのだろう(苦笑)

中盤は伝説のオッサンの登場から、成長していく主人公とその仲間たちに燃える展開。

田舎出身の部屋主としては色々と勉強になった感じ。

ラストはちょっとしりすぼみ感というかカタルシスが少なかったかなってのが、残念といえばちょっと残念。

観光産業とか経済学とか勉強したくなった。

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ジョジョの奇妙な冒険 OVER HEAVEN 西尾維新著

西尾維新版ジョジョ。

最近西尾維新好きになったので積んであったのを読了。

部屋主の独断ランク:B

(ジョジョファン)

部屋主の独断ランク:E

(ジョジョを知らない人)

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

「天国へ行く方法があるかもしれない」

かつて空条承太郎の手によって焼き捨てられ、エンリコ・プッチ神父が切望したDIOのノート。

世界の深淵で、DIOが探し求めた「天国」とは。

読書感想

漫画版ジョジョの隙間をうまく埋め、後付けのような設定を綺麗にまとめ直した感じの作品ゆえ、面白い、面白くないとかそういう印象ではなかったです。

埋め方というか、ディオの心象をイメージをどうとらえていたかによって既存のジョジョファンの評価は別れると思います。

受け入れた人は良かった、受け入れらない人はなんじゃこの作品は許せん、といった感じで。

部屋主は特に問題なく受け入れられたので、けっこう楽しめました。

こういうディオは有りですね。

(聖女うんたらは少し違和感あったけど)

と、1部と3部がメイン感があったので1部好きとして少し嬉しかったと(2部→1部or4部→3部or5部→6部→7部→ジョジョリオンの順に好き)。

ジョナサンの評価が高いのもジョナサン好きとしては嬉しいところですし(ジョセフ→ジョナサン→→ディオ→イギー→プロシュート兄貴→億康とかいう感じで好きなので)

不満を上げるとするなら序文のところ。

思わせぶりな記述があるのに、特にそれが活かされた感じがないことと、クレイジー・ダイアモンドでも復元できないものをどうやって復元したのかってところ。

ここだけはなんじゃ?と思いました。

あとは普通にジョジョファンとしてニヤニヤしながら読めました。

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おさがしの本は 門井慶喜著

本好きゆえの完全タイトル買いです。

部屋主の独断ランク:B

あらすじらしきもの

和久山隆彦の職場は図書館のレファレンス・カウンター。

利用者の依頼で本を探し出すのが仕事だ。

だが、行政や利用者への不満から、無力感に苛まれる日々を送っていた。

ある日、財政難による図書館廃止が噂され、和久山の心に仕事への情熱が再び湧き上がってくる…

様々な本を探索するうちに、その豊かな世界に改めて気づいた青年が再生していく連絡短編集。

感想

面白かったです。

笑いあり、ほんわかあり、薀蓄ありというタイプの連作短編です。

一章「図書館ではお静かに」はいまいち面白くなくて、正直ちょっと買ったことを後悔しながら読みました。

無駄に薀蓄は長いし「だから?」という感じで。

二章「赤い富士山」も同上で薀蓄がうざいなーという感じでしたが、オチでこうきたか!と少し楽しくなりペースアップ。

三章「図書館滅ぶべし」も薀蓄めんどくさいなーは変わらずなのですが、副館長と主人公のやりとりが面白いかつ、オチがツボにハマってしまうという。

このオチはもう少し考えたらわかっただけに、してやられた感と残念感が・・・が、だからこそいい。

四章の「ハヤカワの本」もついなるほどと。

終章「最後の仕事」はうまくまとめたなという印象。

本格ミステリなど謎解きはだいぶできるようになってきてますが、こういう切り口で考える作品もあるのだなと印象。

楽しかったです。

抜粋

「本は酒と同じだ

 ほどほどにしないと体をむしばむ

 むしろ本のほうがたちが悪いかもしれないな

 百升飲めば酒飲みは恥じるが

 本読みは読んだぶんだけ誇り顏になる

 世間もいましめない」

この考え方は自分になかったです。

自戒せねばですね。

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ジェノサイド 高野和明著

書店に並んだ時点で気になってたのだけど、悩んでいるうちに有名になってしまって買う気がなくなってた作品。

mixiの方の友人が今年1番の作品という評価をしてたので購入を決定した次第です。

ジェノサイド Book ジェノサイド

著者:高野 和明
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。

それがすべての発端だった。

創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。

ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。

同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。

暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。

事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。

イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。

感想

非常に面白かったです。

質の高いハリウッドの戦争映画を想像できる展開と、それと同時に進行する知的好奇心を揺さぶられる展開には痺れました。

ジェノサイド面ではページ数としては少ないもののきちんと人間の汚さが描かれており(特に子供兵のところはよくぞ書いてくれたなと)、あまりここまでえぐく書いてる小説とは出会ったことがないので実によかったと思います。

人間なんかに生まれなければよかった

このセリフがここまでハマるレベルで心が痛いです。

(ジェノサイドなどについてもっと知りたい方は、以前に紹介した「ルワンダ大虐殺」を是非とも読んで欲しいと思います)

また知的側面では、部屋主好みの展開が繰り広げられ(ネタバレになるからこれ以上書けないのがくやしい)、手に汗を握りページをめくる手が止められなくなるという感じでした。

そして熱さと感動もしっかりと。

特にラストの方はもう目頭が熱くて。

主人公のあの決断と、やつれ果てた姿で駆ける姿、それを受け取った彼の心中描写(P547)が異常にツボりました。

さらに手紙と、エピローグのあの2人の会話。

ラストは電車の中で読むのを止めて家で読み直そうと考えましたから(実際はページをめくる手を止められず、電車の中でウルウルしてました)。

他の感想としては、大好きな作家の一人である、瀬名秀明さんの「パラサイト・イヴ」や「BARAIN VALLEY」を彷彿とさせる作品でしたね(特に後者)、あと同じく好きな作家の一人である貴志祐介さんの「天使の囀り」も。

で、15年前では受け入れられなかった名作「BARIN VALLRY」に、エンターテイメント性を加えて、この手の物語でも大衆受けするというのを証明してくれたように感じました。

ただ一つ残念なのが、アマゾンのレビューにあったような、唐突に出てくる日本人の自虐史観のようなもの。

別に出てくるのはかまわないのですが、というか話としてしっかりしてるならむしろ書いてほしいエピソードではあるものの、そこだけ物語の中で浮いてるのも確か。

そこのマイナスを差し引いても充分に面白くオススメできる作品であるということに加えて、部屋主の個人的なツボをついてのSランク評価です。

抜粋

安直に答えを出そうとしない態度につくづく感心した。強靭な論理こそが、科学者の唯一の武器だ

そうそう、その通り。

無理だ、と言わない人たちが、科学の歴史をつくってきたんだよ

これまたまったくもってその通りですよね。

ちなみにこの後「あの病気の子供たちを救えるのは僕たちしかいない。無理かもしれないけど、考えるんだ」と「無理だという言葉は呑み込んだ。何もしないうちから挫折する悪い癖は改めよう」に続きます。

「俺はここで死ぬのか。もっと善いことをしておくんだった」→「そう思うのは、お前が良い人間だからだ」

このやりとりが実に好きです。

失敗のない人生などあり得ないし、その失敗を生かすも殺すも自分次第だということだ。人間は失敗するだけ強くなれる

まったくもって。

ここのくだりはもう(T_T)

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名短篇、ここにあり 北村薫&宮部みゆき編

会社の同僚に貸してもらいました。

なんか小説の読書感想が連続ってのが久々な気が…

名短篇、ここにあり (ちくま文庫) Book 名短篇、ここにあり (ちくま文庫)

販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

収録作品&感想

よくわからん作品もありましたが、面白い作品も多く、あぁこんな作品もあるんだと楽しめました。

●となりの宇宙人 半村良

なんかニヨニヨしながら読みました。

なんなんだろうこのテンション。

不思議な作品です。

●冷たい仕事 黒井千次

…意味がわからんといえばわからんです。

変な魅力はありますが。

むかし霜取りを必死でやったことがあるからかな。

●むかしばなし 小松左京

こういうの大好きです。

やっぱり小松さんの作品は押さえておかねばと。

●隠し芸の男 城山三郎

だからなんだというか…

この短さでここまで哀愁を感じる作品というのも…

●少女架刑 吉村昭

死人の一人称で語られる珍しい作品。

うん、こういうの好きです。

●あしたの夕刊 吉行淳之介

うーん、いまいちでした。

●穴―考える人たち 山口瞳

うーん、よくわからんかったです。

●網 多岐川恭

なんといえばいいか。

連絡短編(?)の中の一編らしいけど、それをこういうところで出すのはどないなんって感じですかね。

他のところが気になります。

●少年探偵 戸坂康二

こういうのも好きです。

単純だけど。

●誤訳 松本清張

短い話だけど見事だなぁと。

さすが。

●考える人 井上靖

これはいいですね。

この作品集の中で一番色々と考えさせられました。

●鬼 円地文子

これはいまいちだったかな。

よくある感じで。

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阪急電車 有川浩著

mixiの方の友人が映画が面白かったと言っていたのと、ちょうどこの映画に登場する阪急今津線を使っていたので、色々と懐かしくなって購入してみました。

阪急電車 (幻冬舎文庫) Book 阪急電車 (幻冬舎文庫)

著者:有川 浩
販売元:幻冬舎
発売日:2010/08/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

隣に座った女性は、よく図書館で見かけるあの人だった…

片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。

乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、

やがて希望の物語が紡がれる。

恋の始まり、別れの兆し、途中下車―

人数分のドラマを載せた電車は

どこまでは続かない線路を走っていく。

感想

有川さんの作品は初めてだったのですが面白かったです。

こういう人と人とが一つの場所で次々に出会っては繋がっていくというタイプの連作短編が大好きです(大好きな「街」というサウンドノベルを思い出したり)。

また、リアルにこの路線を使ってたというのがやはり心のツボにハマっての高評価です。

なんせ各駅の風景や街の雰囲気とかが実によくわかるし、昔の気持ちやらなんやらも思い出すもので。

非常に読み易く(ライトノベルチック)で、読後はほっこり暖かく、もしくは爽やかな気持ちになれました。

映画版も見たくなりました、とはいえ、映画も見てるし、小説も読んでるしの知人は、やはり小説版の方が面白かったとの情報も(ちなみにその人も阪急今津線の沿線住み)。

ということで各場面感想。

まず阪急南口駅。

恋人を同僚に寝取られた女性が、相手の結婚式に討ち入りするお話。

いやまぁ、この状況と行動が男前過ぎでしょう。

それが阪急逆瀬川駅につながるのがまた面白いと。

「それだけのことをされて

 相手を呪わずにいられるなんて聖人くらいのものよ

 行動力があって後悔しない決意があるなら

 殴り返したほうがよほどすっきりするわ

 呪うには呪うだけの覚悟と贖いが要るものよ

 あなたは我が身を傷つけてまで呪ったんでしょう

 だとすればその決意に

 他人が賢しげに説教なんかできるものじゃないわ」

おばあちゃんしぶすぎ。

それに対する「私、新婦より相当美人なんです」という返事がまた素敵すぎると。

「他人に、どれだけ傲慢で浅ましいことを

 言っていると思われても構わない

 私はどんな手段を使ってもあの二人を呪いたかったんです 

 一生に一度の晴れの日を

 一生に一度の呪われた日にしてやりたかったんです」

「いい根性だわ」

ここの一連の流れが大好きだったりです。

で、北口駅の微笑ましい二人の話が実にほっこり。

お次は折り返しの甲東園駅。

バカ男だけど男前。

バカは嫌だけどこういうのは好きだな。

ラストは折り返しの逆瀬川駅。

これは実に痛快。

「人間は得ですよね 犬よりうるさくても

 犬みたいにケージに入れられなくて済むんですもの」

よくぞ!という感じです。

抜粋

「考えてみたらあたし、

 けっこう知らん人たちに救われてんねんなぁ」

「あたしも色々間違ったほうや嫌なほうに行きそうなとき

 行きずりの人から色んな言葉をもらってん」

「あなたみたいな女の子は

 きっとこれからいっぱい損をするわ

 だけど、見ている人もいっぱいいるから

 あなたのことをカッコいいと思う人もいっぱいいるから」

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最初の哲学者 柳広司著

「ジョーカー・ゲーム」や「ダブル・ジョーカー」が面白く、「ぼちぼち」の「ちきちき」さんの評価もよかったので購入しました。

最初の哲学者 Book 最初の哲学者

著者:柳 広司
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

偉大な父を超えるには狂うしかなかった(「ダイダロスの息子」)。

この世でもっとも憂鬱なことはどんなことだろうか(「神統記」)。

死ぬことと生きることは、少しも違わない(「最初の哲学者」)

世界は、“語られる”ことではじめて、意味あるものになる(「ヒストリエ」)。

13の掌編から解き明かされる、歴史を超えた人間哲学。

ギリシアをモチーフに、吉川英治文学新人賞・日本推理作家協会賞をダブル受賞の著者が満を持して放つ、文学の原点であり極上のエンターテインメント

収録 ( )内はその章の主人公

・オイディプス

・異邦の王子(スキタイ王子アナカルシス)

・恋(アリアドネ)

・亡牛嘆(ミノタウロス)

・ダイダロスの息子(イカロス)

・神統記(ゼウス)

・狂いの巫女(クリュタイメストラ、カサンドラ)

・アイギナの悲劇

・最初の哲学者(タレス)

・オリンポスの醜聞(へパイストス)

・ソクラテスの妻

・王女メデイア

・ヒストリエ(ヘロドトス)

感想

上記の2作とまったく作風は違いますが面白かったです。

神話とか好きですので知ってる話も多かったのですが、作者独自の切り口のものもあり、とても楽しく読めました。

あと、全編非常に読み易かったです。

以下、各章の感想。

・オイディプス

院生の頃、西洋古典文学時にけっこう詳しく読みこんだ作品。

特に目新しいことはなかったですね。

・異邦の王子

これは知らない話。

特に何が・・・ってことはありませんでした。

・恋

皆様もご存じな話かと。

こういう切り口できたかと楽しめました。

・亡牛嘆

これまた皆様もご存じの話かと。

こういう切り口も好みです。

「俺はダイダロスという男を深く軽蔑した。

 …いや、本当は嫉妬したのかもしれぬ。

 与えられた運命を、必然を、しかして決して受け入れようとしない、

 ダイダロスという男に」

・ダイダロスの息子

これも皆様ご存知かと(歌が有名ですよね)。

この切り口も面白かったです。

・神統記

これもだいたいの流れは知ってる方は多いかと。

これはまぁ特に面白いことはなく。

・狂いの巫女

微妙に記憶にあったお話。

特に思うことはなく。

・アイギナの悲劇

これは知らないお話でした。

だからどうということでもないのですが。

・最初の哲学者

タレスのことは知ってたのですが、こういう流れは知りませんでした。

問答をはじめ、実に好みのお話でした。

「彼は食べるものにも、着るものにも、頓着しなかった。

 そんなことより、闇に閉ざされていた世界が、

 僅かずつではあるが、その姿を見せてくれることが

 嬉しくて仕方がなかったのだ」

・オリンポスの醜聞

これもある程度は知ってるお話。

こういう切り口は好みです。

「美醜などというものは、

 見る者と見られる者の関係性のうちにはじめて存在するのであった。

 いや、そんなものは畢竟、

 自らを顧みた時に心に生じる幻影にすぎないのだ」

・ソクラテスの妻

部屋主は何気にソクラテスファンです。

ろくでもない嫁さんだったという話は知っていたのですが、この切り口はよかったです。

ツボりました。

・王女メデイア

これも知ってる話と特に変わったところはない感じでした。

・ヒストリエ

ヘロドトスについてもあんまり知識はなかったのですが、だからどうしたという感じでした。

「どうやら、普段自分が当たり前だと思っている価値観、言葉の意味、慣習、食べ物、果ては天上の神々といったおよそありとあらゆる事物は、しかし実は少しも当たり前ではないらしい。すべてのものは、場所によって、民族によって、あるいは時代によって、さまざまに変化しているのだ・・・。

 すべてが変化している!

 だとすれば、いま自分が正しいと信じて疑わぬ何ものも、別の誰かにとっては必ずしも正しくないことになる。

 しかも、それは単に違っているだけであって、どちらが正しいわけではないのだ」

「聴衆は異邦の珍しい話を聞きたがったが、それも彼らの耳に心地好いものに限られた。

 彼らは何も真実を求めていたわけではないのである」

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溝鼠 新堂冬樹著

あえてクリスマスにこれを。

溝鼠 (徳間文庫) Book 溝鼠 (徳間文庫)

著者:新堂 冬樹
販売元:徳間書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:D

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

復讐代行屋・幸福企画は人の幸せを破壊することだけが生きがいの男たちが集まっている。

餌を手に入れるためなら、軽蔑されることなど屁でもない誰よりも金を愛する小ずるく卑しい嫌われ者。

溝鼠と呼ばれる鷹場英一・・・

感想

微妙でした。

登場人物がことごとくゲスくて変態というのは楽しめるのですが、展開がはちゃめちゃすぎる上に、ラストの「なんだそりゃ」感は呆然とするレベルでした。

続編「毒蟲VS溝鼠」の時の感想にも書いたけれど、溝鼠のズル賢さや卑劣さがまったく表現されていないも致命的です。

馬鹿しか登場しない頭脳戦の面白くないことといったらそれはもう。

やはりただゲスくて変態的というだけではダメですね。

期待していた拷問や嫌がらせの描写も、毒蟲~の方がエグかったように思いますし。

その上、やたら長いという罠も(まぁ内容がないのでさくさく読めはしますが)。

先に続編を読んでたゆえ、どういう結末になるかが、かなり予想できたのも痛かったです。

そういうわけで、両作を楽しみたい方はまずはこちらから読むことをオススメします。

部屋主的には毒蟲~の方が面白かったですが。

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