ネットカフェ難民と貧困ニッポン 水島宏明 

部屋主自身ネットカフェ難民の一歩手前なので、この手の本はよく読んでます。(この記事も一年程前に書いたものです)

ネットカフェ難民と貧困ニッポン (日テレノンフィクション 1) Book ネットカフェ難民と貧困ニッポン (日テレノンフィクション 1)

著者:水島 宏明
販売元:日本テレビ放送網
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

内容紹介のようなもの

2007年の流行語ともなった「ネットカフェ難民」という言葉の名付け親でもある著者が語る貧困日本の真実の姿です。

Ⅰ 漂流する何人

CHAPTER_1 ネットカフェ難民たち

ネットカフェとはどういう場所か、ネットカフェに集う人々、などについて書いてあります。

CHAPTER_2 案内人シュウジさん

ネットカフェでの生活スタイル、日雇い派遣とはどういうものか、消費者金融やゼロゼロ物件といった貧困ビジネスについて、女性のネットカフェ難民、などについて書いてあります。

Ⅱ 難民SOS

CHAPTER_3 自立生活サポートセンター「もやい」

教育からの排除・企業福祉からの排除・家族福祉からの排除・公的福祉からの排除・自己からの排除、などについて書いてあります。

CHAPTER_4 貧困ビジネス

貧困を喰いものにするビジネスである偽装請負・日雇い派遣などについて書いてあります。

Ⅲ 闘うネットカフェ難民

CHAPTER_5 ネットカフェ難民の味方

日雇い派遣者のために労働組合「派遣ユニオン」の活動について、グッドウィルの給与天引き問題、などについて書いてあります。

CHAPTER_6 日雇い派遣と社会情勢

非正社員の増加とその背景にある「規制緩和」について、違法行為をゴリ押しで合法にしようとする財界中間マージンをいくらでも取れる日雇い派遣

Ⅳ ネットカフェ難民はどこへ

CHAPTER_7 ネットカフェ難民生活からの脱出

ネットカフェ難民から脱出しようしている人たちについて書いてあります。

CHAPTER_8 国の対応

物足りない厚生労働省の調査、厚生労働省の調査に協力しなかったネットカフェ業界団体、広がる貧困、国の対策、などについて書いてあります。

CHAPTER_9 貧困は個人の責任ではない

貧困問題における社会の側の責任について書いてあります。

部屋主の感想

この手の本は今まで何冊か紹介してきましたが、これが一番わかりやすいように思います。

政治や財界の責任についてそこその紙面をさいて言及している点も評価できます。

でもって、いつも感想で書いてますが、この手の貧困問題の根の大部分は金持ちを太らせ貧乏人をさらなる貧困に落とす「労働者派遣法」にあるので、これをなんとかせねばと思うのですが・・・

とりあえずCHAPTER_6やCHAPTER_9あたりを立ち読みでもしていただけると嬉しいです。

コレを読んだ後に「ルポ最底辺」「偽装請負」「日雇い派遣」「高学歴ワーキングプア」あたりを読むと補完できて良いと思います。

この本から見えてくる日本の病巣

「イギリスであれば『社会的な構造』も合わせて報じられて、議論の対象になるはずが、日本では『鬼のような母親』『家でぶらぶらしていた子供』『責任を放棄した息子』の“個人責任”ばかりが問われ報道で糾弾される。事件の裏にある、『貧困』の問題を誰も見ようとしない。こうした背景を伝えていかないことには、同様の問題を防止できない

個人の責任は重要ですが、ことネットカフェ難民などの貧困問題については社会背景の問題も非常に重要であることは間違いないかと思います。

実感したのは、“普通”ってものすごく大切なものだった、ということです。普通に部屋に住んで、普通に毎日働いて、普通に生活するということ。一度そこから離れてしまうとなかなか取り戻せない。この生活をしていてそれを一番実感しました

ネットカフェ難民の一人の言葉です。なぜ普通の生活に戻れないかは読んでもらえればよくわかると思います。

日雇い派遣ではいきなり初めての現場に行かされても手順を教えてくれるわけではない。派遣先からはそれなりの仕事を要求される

そんな現場もあるのがしんどいんですよね。

僕だって、実際に落ちていないと分らなかった。ニートなんて馬鹿にしていました。収入が少ない人は能力がない人だから収入が少なくて当たり前だとか。ただ自分がこんな生活に追い込まれて、一生懸命働いているのになんでこんなに不幸なんだろう、自分の努力が足りないのだろうかと考えたんですね。自分は精一杯やってきたんじゃないか。きつい仕事も汚い仕事も恥ずかしい仕事も・・・どうしてここまでゴミのような生活をしなきゃいけないかと強く思いましたね

部屋主なんかもこう思ってるタイプですね。まぁ部屋主の場合はある意味自分でこの環境に身を置いてる部分も強いですが。

企業が必要な時にだけ仕事を発注し、必要がなくなったら突然でもキャンセルする。日雇い派遣は雇用する側にとって都合の良い『調整弁』だ。しかし実際に働く側の身になって考えるとどうだろう?右往左往させられて、時間を浪費し期待を裏切られて、収入なし。これではたまったものではない

いやもうまったくもってその通りです。

政府や財界が『自己責任論』をいう時、よくよく注意して聞いた方が良い。そこに必ずといってよいほど『公の責任放棄』が隠されている

自己責任は重要ですが、それは政府や財界にとっても同じことが言えるかと思います。

日本の報道は新聞もテレビも熱心だったとは言い難い。特にテレビは基本的に『明るい、楽しい、分りやすい、面白い』を売りにしているメディアであることもあって、『暗い、汚い、画にならない、制度などが分りにくい、取材しにくい』と5拍子そろった貧困もんだいは避ける傾向がとりわけ強い。当事者が顔を出したがらないという問題もある。それに、厳しい競争をくぐり抜けてきて世間から勝ち組と見られるテレビ局員たちは、往々にしてこういう問題に無関心だ。関心があるとしても『頑張れば何とかなるはず』という急先鋒ともいえる

これもまったくもってその通りですね。

『自己責任』。非常に都合の良い言葉だ。本来、責任を負うべき人たちにとって―――

最後はこの言葉でしめたいと思います。

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児童虐待 現場からの提言

先日虐待をテーマにしたホラー小説「スイート・リトル・ベイビー」を読んだり、ちょっとこの手の知識が欲しかったので購入しました。

※この記事を書いたのも1年半くらい前だったりです。

児童虐待―現場からの提言 (岩波新書) Book 児童虐待―現場からの提言 (岩波新書)

著者:川崎 二三彦
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

内容紹介のようなもの

約15年で30倍以上の33408件までになった児童虐待(2006年)。その現場の1つである児童相談所に30年以上勤務する著者が語る、児童虐待の実態と提言。

第一章 児童虐待とは何か

児童虐待の定義、しつけと虐待の違い(自治体ごとの比較を通して)、体罰について、懲戒権について、ネグレクト、性的虐待、保護者以外の児童虐待をどうするか、心理的虐待、などについて書いてあります。

第二章 虐待はなぜ起きるのか

虐待の危険性を増す4つの要素(生育史・ストレス・社会的孤立・親の意に沿わない子供という場合)、悪循環に陥る被虐待児(虐待されることによりより虐待を呼び込みやすい人格になっていくこと)、などについて書いてあります。

第三章 虐待への対応をめぐって

知られていない虐待通告義務(児童虐待を通告するのは国民の義務)、虐待を発見することの難しさ、誤報をいかにして社会が受け止めるのかについて一時保護、保護者との対立、家庭への立ち入り調査、警察の介入、などについて書いてあります。

第四章 虐待する親と向き合う

保護者への指導、指導に従わせることの難しさ、全く違うDV防止法と児童虐待防止法、司法・警察による児童虐待への介入の不十分さ、親子の分離と再統合、などについて書いてあります。

第五章 児童相談所はいま

日本の貧しい児童福祉体制、専門性の確保、職員の過大なストレス、一時保護所の実情、児童心理士の配置、行政機関の対応における問題、などについて書いてあります。

第六章 児童虐待を防止するために

ご近所の底力、虐待防止キャンペーン、子育て支援、体罰を禁止した川崎市の条例、虐待の相談の背後に隠れている貧困問題、などについて書いてあります。

部屋主の感想

実に考えさせられました。あと胸糞悪くもなりました。

まず虐待の定義からしてなかなかに難しく、しつけととの違いになるとさらに難しくなります。

自治体でこの基準がかなり違っていることを本書では指摘していますが、正直なところ、ここまで違うのかとびっくりしました。

次は、ケースとして登場する家族の知識のなさに驚きました。知識がないから行動が虐待へとエスカレートしていく。「無知は罪」。「通告義務」についても含めて、つくづくそう思いました。

年ととってもバカはバカかもですが、若い方が知識も経験も金もないので、いっそのこと未成年のセックス禁止とかにしてやればいいような気もします。禁止することにより助長される危険があるのでこれまた難しいですが・・・

それはさておき、「誤報」をいかにして社会が受け入れるのかというのも実に考えさせられました。疑わしい場合も通告するのであればあ、6人の子供を保護するために4人の子供の誤報を受けれいれなければならないという統計もあるらしいです。

無実なのに通告されるのは気分悪いですが、これで子供たちが助かるなら社会は受け入れていく覚悟をせねばと思います。

にしても児童相談所の仕事の困難さはかなりなものですね。ある意味で想像しやすいですが、ムカっぱらがたちます。

もっと政治を良くして、財源を確保してここにまわして欲しいものです。老人にまわしているお金や富裕層を優遇しているのや、その他諸々の無駄遣いをやめれば、いくらでもお金はもってこれるはずです。

また、心理職についてもふれられていますが、それに関しては部屋主はいまいち否定派なのでこれまた別の代替案を考えねばと思っています(なぜ否定派なのかままた近々別の本の紹介の時にでも。カテゴリ「1:心理・精神」あたりを読んでいただければある程度わかると思います。ただ児童心理士に関しては不勉強なので保留という方がいいかもです)。

貧困問題など子ども達や親だけに焦点を当てるだけでなく、ちゃんと社会や環境に対する言及がなされている点も評価できるかと思います(この視点が心理職には欠けがちなのも上記で保留する理由の1つです)。

ただ、最後の方で体罰を容認する社会の風潮を変えていこう的なことがあるのですが、部屋主は体罰については、TPOや相手との関係を考えると、必要な場合もあるとも思ってるのでそれはいかがなものかとも。

この思想が虐待につながるとも思うと、これまた色々と考えなければですが。とりあえずもっと勉強したいと思います。

途中、「子どもの待防止ネットワーク・あいち」代表の故「祖父江文宏」氏の「これは、小さい人たちに対する、私たち先に生まれた者がきちっと責任を果たしてこなかった結果だと思います」「この事態に対応しきれなくなっている原因は、実は私どもが果たしてこなかった責任の累積だというふうにお考えいがだきたい」という言葉が引用されています。

「これ」や「この事態」とはもちろん虐待のついての問題です。先に生まれた者として、今後生まれてくる子ども達が生きやすいような環境を作っていきたいものです。

この本から部屋主が選ぶ格言

「虐待をしていると通告された子供の保護者は、実際に怪我をしているような状況であっても、それが虐待であると、簡単に認めようとしない」

「暴力行為は認めても、それはしつけの範囲であるという考えに、微塵も疑いはない」

「生育史の中で体験した出来事が、めぐりめぐって新たな虐待の火種になる、つまり<虐待の世代間連鎖>が生じ得るということは、現場にいてもしばしば感じることだ。いうなれば、過去が現在をおびやかすのである」

「虐待された子どもたちは素直に甘えが表現できず、情緒面でのコントロールも悪い。また、大人の気持ちを逆撫でするような言動に出ることもある。要するに内面と外に表す行動に大きなギャップが見られる。そのために、保護者から『扱いにくい嫌な子だ』と評価され、さらに虐待が繰り返させるという悪循環に陥っている場合がある」

「援助を必要としているからといって、その人が必ずしも素直に援助を求めるとは限らない。いやむしろ、最も強く援助を必要とする人が、最も強く援助を拒絶するということも、決して珍しいことではないのである」

「児童虐待の対策といっても、通告されなければ対応のしようがない」

「一時保護によって、確かに虐待の危険から身の安全が守られ、衣食住も保障され、子どもの権利を守れるとしても、保護の期間が長引くにつれ、実は一時保護そのものが次第に子どもの権利を侵害することにもなりかねない」

「現行制度のもとでは、保護者は自らの虐待行為をふり返るどころか、児童相談所職員に対して暴力的な抗議、威嚇、攻撃等をするか方法がないという構造になっているのである」

「もともと児童相談所と対立している保護者が、当の児童相談所が行う指導に従うのは難しい」

「仮に指導を受けなかったとしても、当の保護者には何らのペナルティも生じないからだ」

「相談内容を深めれば深めるほど、児童相談所が関与するあらゆる問題の背景には、広い意味での貧困問題が影を落としていると言わざるを得ないのである」

最後に2005年に作られたポスターの「子どもを虐待たいから守るための五ヶ条」の抜粋を。

その1 「おかしいと」と感じたら迷わず連絡(通告)を

その2 「しつけのつもり・・・」は言い訳

その3 ひとりで考えこまない

その4 親の立場より子どもの立場

その5 虐待はあなたの周りでも起こり得る

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高学歴ワーキングプア 水月昭道

部屋主は中途半端な高学歴ワーキングプアでしたので購入しました。

高学歴ワーキングプア  「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書) Book 高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)

著者:水月 昭道
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:B

内容紹介のようなもの

非常勤講師とコンビニのバイトで月収15万円。正規雇用の可能性はほぼゼロ

「文科省」と「東大法学部」が成長期後期においてなお「既得権維持」を行うための政策「大学院重点化」。

90年代半ばからの若年労働市場の縮小も重なって、就職難で行き場を失った若者を吊り上げることに成功した各大学院。

そのために今、「博士号」を取得した「高学歴ワーキングプア」が巷に溢れ始めています。

第1章 高学歴ワーキングプアの生産工程

第2章 なぜか帳尻があった学生数

第3章 なぜ博士はコンビニ店員になったのか

第4章 大学とそこで働くセンセの実態

第5章 どうする?ノラ博士

第6章 行くべきか、行かざるべきか、大学院

第7章 学校法人に期待すること

抜粋

博士卒が就職先を探す場合、重要なことが二点ある。まず、出身大学。次に、出身研究室。どんな組織の中にも、力関係は存在する。とすれば、組織の意思決定に多大な影響力持つ勢力に縁故があることは、非常に重要なことだ」

「彼の言葉を借りれば『伝統的な優秀校を出た者達が、比較的歴史の浅い地方大学へと教員を送り込み続けることで、そこが植民地化される』」

高学歴ワーキングプアは、そうならざるを得ない立場の者が最初から確定されていた上、さらに研究大学からの転落者が加わるという、重層構造が形成されているのである。なぜなら、既得権を持たない者は、最初からフリーターになることが確定しているからだ

主査が変われば学位が遠のく

「大学は自らが提供する講義から、すでに教育的配慮というエッセンスを消し去り、単に知識や情報のコンテンツを提供するという方向に姿勢を移しはじめている。ようするにお客が喜ぶコンテンツの提供や、お客集めになりそうな面白講義の類を数多くそろえようとし始めたのだ。学生はあくまでも、大学にとっては“お客様”であり、本来の教育ではなく、お客様を喜ばせ、客集めにつながる『商売』を行うことが、大学にとって大事なこととなったのだ

部屋主の感想

なんというか色々と腑に落ちた一冊でした。

でもって自分のこと(部屋主は修士卒)を色々と思い出して凹みました。

解決策的なものはほとんど書いてないに等しいのですが、問題提起としてはこの手の本が今までなかったように思いますので成功だと思います。

とりあえず平成18年度の博士卒の約1割(1471名)が社会との接点が確認されることなく姿が消えていることに驚きました。

消えたくなる気持ちは実によくわかりますから。

それにしても博士を作り上げるのには税金も投入されているので、彼らがノラ博士となるのは人材の無駄だけではなく税金の無駄になるわけですね。

さらに臨床心理系なんかは修士や博士の受け皿として、そして新たな既得権益そして多額の税金が投入されてる分野なんかもあるわけですから、ほんとなんとかしなければならないですよね、高学歴ワーキングプアは。

とはいうものの、どうしたらいいのでしょうか。いい案がある方はご教授お願い申し上げます。

日本社会のなかに閉塞感が漂い始めて久しい。皆、自らが生きることで精一杯であるかのように見える。だが、学校だけは、そうなってほしくない。なぜなら、学校だけが、明るい未来を実現し得る可能性を持つ人たちの輩出に、直接かかわっている、社会にとってとても大切な存在であるからだ

この抜粋で今回は締めくくりたいと思います。

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政治家の品格、有権者の品格 金美齢

読みました。

政治家の品格、有権者の品格 Book 政治家の品格、有権者の品格

著者:金 美齢
販売元:ゴマブックス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:B

内容紹介のようなもの

「今、日本の危機を対応するには、本当の意味で日本の将来にわたる国益を第一に考え、その信念を国政の場で実践できる品格ある政治家が不可欠である。

メディアはこぞって『政治が悪い』『政治家が悪い』と報じる。私はそれだけのせいだとは思わない。コモンセンスを持たない、私利私欲でブームや一票を投じる品格なき有権者が、政治家の品格を貶めている

本書は、マスを相手に情報を売る新聞、テレビといったメディアには伝えられない真実に踏み込んだ」

第1章 政治家の品格

第2章 これから求められる政治家像

第3章 有権者の品格

第4章 特別対談 三宅久之氏×金美齢

      良い政治家と悪い政治家

第5章 あなたの一票が日本を救う

感想

当たり前のことが当たり前に書いてあるだけです。

目新しいことは何もなかったです。

だけれど、それを理解してない人間がこの世には多すぎる気がします。少なくとも私の周りはそうです。

なんとかしたいものです。

普段から政治について考えている人は読む必要はない本です。

ただ、政治について特に考えたことがないけど、最近の生活はどうにもと思っている方は是非ともご一読くださいませ。

抜粋

良い政治家を国会に送り出し、良い政府を持つには、この国の有権者自身が変わらなければならないのである

政治は生活そのもである。個人の生活と政治は切り離せないものだとわかっていれば、本当に今の政治でいいのか、自分の思いを託せる本物の政治家は誰か、この国の将来は大丈夫なのかを、有権者も真剣に考えて一票を投じるに違いない

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偽善エコロジー 「環境生活」が地球を破壊する 武田邦彦

読みました。

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1)) Book 偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))

著者:武田 邦彦
販売元:幻冬舎
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部屋主の独断ランク:B

内容紹介のようなもの

「企業の金儲けと環境省の省益にまみれたエコ事業・商品にダマされるな!」

いわゆる『地球に優しい生活』は、じつは消費者にとって無駄でしかない

エコ生活は環境を悪化させ、企業を太らせ、国や自治体の利権の温床となっている

第一章 「エコは暮らしは本当にエコか?」

 検証一 レジ袋は使わない→ただのエゴ

 検証二 割り箸を使わずマイ箸を持つ→ただのエゴ

 検証三 ペットボトルより水道水を飲む→悩ましい

 検証四 ハウス野菜、養殖魚は買わない→ただのエゴ

 検証五 石油をやめバイオエタノールに→ただのエゴ

 検証六 温暖化はCO2削減努力で防げる→防げない

 検証七 冷房28℃の設定で温暖化防止→意味なし

 検証八 温暖化で世界は水浸しになる→ならない

第二章 こんな環境は危険?安全? 

 検証一 ダイオキシンは有害だ→危なくない

 検証二 狂牛病は恐ろしい→危なくない

 検証三 生ゴミを堆肥にする→危ない

 検証四 プラスチックをリサイクル→危ない

 検証五 洗剤より石鹸を使う→よくない

 検証六 無毒、無菌が安全→危ない

第三章 このリサイクルは地球に優しい?

 検証一 古紙のリサイクル→よくない

 検証二 牛乳パックのリサイクル→意味なし

 検証三 ペットボトルのリサイクル→よくない

 検証四 アルミ缶のリサイクル→地球に優しい

 検証五 空きビンのリサイクル→よくない

 検証六 食品トレイのリサイクル→よくない

 検証七 ゴミの分別→意味なし

第四章 本当に「環境にいい生活」とは何か

 第一節 もの作りの心を失った日本人

 第二節 幸之助精神を失う

 第三節 自然を大切にする心を失う

 第四節 北風より太陽、物より心

感想

まずまずですね。

著者の作品を読むのは「リサイクル幻想」以来、数年ぶりですが、書いてることにあまり違いはないように感じました。

つっこみどころ(それはちょっと違うんじゃないかなと思うところ)はいくつかありますが、基本的に著者の意見に賛成ということろが多いです。

とりあえず、エコエコ言ってる方は読んで見たほうがいいかと思います。というか一度読んでみてください

特に最近のエコブームに乗っている方は。ちなみに部屋主はエコエコ言ってる人間です。

抜粋

あまりにも当然のことですが、間違った知識は間違いを生みます。そしてこの社会は、残念ながら、専門家やいわゆる『偉い人』が自分の利益のために平気でウソを言うようになっています

環境問題は、見かけが善意や環境を守るといういかにも道徳的なことなので、みんなが反対しにくいところを突いて、今まで不合理な方法がとられてきました。商売なら損をするのでこんな方法はとらないのですが、何しろ税金を徴収すればよいのですから簡単です。何とかして科学のことがわからない人をだませばよいとなるのです

『もったいない』という言葉があります。最近のように多くの人が物にとりつかれている社会では、物を節約するためにもったいないと子供に教えることになりますが、私が母から教えてもらった『もったいない』という言葉は、心の問題でした。『もったいないからご飯粒を残してはいけないよ』という言葉には『せっかくお百姓さんが苦労してお米を作ってくださったのだから、残してはいけない』という感謝の気持ちであって、自分が生かされているのは自分を支えてくれる多くの人がいるからだ、という心から出た言葉でした。決して、ご飯粒一つを残すと、ゴミが増える、などということではなかったとおもっています。『もったいない』は感謝の気持ちであり、その結果として『物を節約する』ことができますが、それはあくまでも結果であって、動機ではありません

『なぜそうなるのか』という問いを、どんな情報に対しても、一度投げかけてみることが大切だと思います。科学に限らず、私たちの世界はそのようにして進歩してきたのですから

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死刑 森達也

読みました。

同著者による「ご臨終メディア」や「いのちの食べかた」はオススメです。

死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う Book 死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う

著者:森達也
販売元:朝日出版社
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内容紹介のようなもの

誰かが誰かを殺す。誰かが誰かに殺される。そんな事態に対して不感症でいたくない。だからできる限りは直視して、そのうえで考えたい。死刑は不要なのか。あるいは必要なのか。人が人を殺すことの意味は何なのか。罪と罰、その償いとは何なのか」プロローグより

死刑とめぐる3年間のロードムービー。

第一章 迷宮への入り口

第二章 隠される理由

第三章 軋むシステム

第四章 元死刑囚が訴えること

第五章 最後に触れる

第六章 償えない罪

部屋主の感想

勉強になりました。

著者が基本的に死刑廃止論者で、部屋主が死刑在置論者だからということもあるかとも思うのですが、どうにもしっくりこない感があるのは確かですが(違うからこそ勉強になったという側面ももちろんあります)。

著者の言ってることに、これまでの作品では感じなかった違和感(迷い)を感じるところが多かったからだと思います(そうなるのは理解できます)。

とはいえ、言葉の一つ一つは今までどおり素晴らしいものが多かったりします。でもその情報から導き出した結論が違うから違和感を感じるのかも知れません。

ううむです。

とにかく冤罪の可能性を考えると難しいのはわかりますが、どうにもしっくりこないです。それを言葉でうまく表現できないのがもどかしいのです(というか部屋主も色々と迷いがありますので)。

死刑という問題は、なかなかに答えが出ない、というか出せない問題なのかもしれません。

となると、冤罪を出来るだけださないシステムを作り出すことに向けて動いていけばいいと部屋主は考えています。テーマと違うのかも知れませんが、そういう風なことについて触れられていなかったのが少し残念な点だと感じています。

また終身刑にした場合、それにつぎ込まれる税金の問題をどうするのかなどについてももっと考えなければならないと部屋主思うのですが、本書ではその辺りついても特に言及はなかったところも残念な点だと思います(もちろん少しは言及されてます。2億5000万円ほどかかっているそうです)。

ただ、死刑という制度そのものについてこの本を読むまで、そこまでしっかり考えてなかった自分に対して少々凹みました。

少々取材対象者がかたよってる気がしないでもないですし、内容も濃いとは思えませんでしたが、自分自身の勉強不足を痛感しました。そういう点では非常に勉強になりました。

今後も死刑について考えていきたいと思います。

抜粋

「何もよりによって死刑制度を題材に選ぶことはないじゃないないかと我ながら思う。でも仕方ない。僕は気づいている。ここにはきっと何かの本質がある。とてもしぶとくて重い本質だ。気づいてしまったからにはもう目を逸らすことはでいない。いや目を逸らすことはできたとしても、視界の端にそれはある。たぶん二度と消えることはない。ならば方法は一つ。直視することだ

こういう著者の考えは素晴らしいと思います。部屋主も直視したいです。またこれを読んでいてくれてるあなたにも直視して欲しいです。

「死刑廃止か在置かはともかくとして、被害者遺族が持つ応報感情に社会全体の治安悪化への不安や恐怖などが重なって、『許せない』や『成敗せよ』のような威勢の良い述語が、今のこの社会に流通していることは確かだと僕は思うこの述語を口にするとき人は、『俺』や『私』などの一人称単数の主語を失い、『われわれ』や『この社会』、『国家』などの複数代名詞を主語にしている。だから述語が暴走する。正義や善意を燃料にして攻撃的となる」

以前に紹介した「戦前の少年犯罪」や「治安はほんとうに悪化しているのか」などを読んでいると、もっと時代の流れと人の考えの流れがどうなっているのかを分析しなければならないと思います。

知らないことを自覚するためには、知らない何かへの想像力が必要だ。死刑にはその想像力が働かない。だから知らない自分に気づかない

まったくもってその通りかと。だから死刑は可視化さねればならないと部屋主は考えています。

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地域主権型道州制 江口勝彦

読みました。

地域主権型道州制―日本の新しい「国のかたち」 (PHP新書 494) (PHP新書 494) Book 地域主権型道州制―日本の新しい「国のかたち」 (PHP新書 494) (PHP新書 494)

著者:江口 克彦
販売元:PHP研究所
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部屋主の独断ランク:B

内容紹介のようなもの

ヒト・モノ・金・情報が一極集中し、東京だけが繁栄し地方は衰退の一途を辿る現在の日本。

そんな日本が今必要としているのは、中央集権制を早急にあらため「国のかたち」を抜本的に変えること。

「全国どこでも元気」にするための緊急提言。

序章 二〇XX年、新しい日本のすがた

第一章 日本に『地域主権型道州制』を導入うする

第二章 なぜ東京だけが繁栄するのか

第三章 中央集権システムの限界

第四章 いかに国が地方をコントロールしているか

第五章 『地方分権』では解決できない

第六章 『地域主権型道州制』はこうする

第七章 住民密着の『地域主権型道州制』

感想

なかなかに勉強になりました。

道州制に関する知識が部屋主にあまりなく反論があまりうかばないからそう思うのかもしれませんが。

色々な案が提示されており(ほとんどが地域主権型道州制を導入すれば日本は良くなるというもので、読んでいるとそういう感じはするものの逆に胡散臭くも感じました)、「地域主権型」の「道州制」の入門書的な感じがしますので、これからこういう勉強をしてみたいと思う方にはちょうど良いのではないでしょうか。

とりあえず、「道州制」はこれからの日本を考える上でしっかりと考えておかねばならない政策の一つであると思いますので、皆様にも一緒に考えてみてほしいです。

抜粋

私たちの将来はただただ借金を返すだけの生活になるのである。こんな状態に私たちは耐えられるだろうか。いや現実的にこうした状況に陥るのは、いまの若い人たちや、これから生まれてくる人たちである。つまり、財政赤字を増やしていくということは『孫子いじめ』にほかならない。自分たちは楽な思いをしておきながら、わが子や孫が苦しむのが目に見えているのに、平然と彼らにツケをまわす。それで人の親、正常な人間といえるだろうか。なんと恥ずべきことではないか。~略~日本の将来を、そして子供や孫のことを真剣に考えるのであれば、いま自分たちがみずからの生活を正して、孫子にツケはまわさない、という政策をとるのが当たり前、親としての責任、大人の責任のはずであろう

いやもうまったくその通りかと思います。早くなんとかしないとどうしようもなくなります。

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日雇い派遣 グッドウィル、フルキャストで働く

部屋主も日雇い派遣労働者なので(勤続経験8年以上のベテランスタッフ)、他のところはどうなのかと思って購入してみました。

日雇い派遣―グッドウィル、フルキャストで働く (シリーズ労働破壊 2) Book 日雇い派遣―グッドウィル、フルキャストで働く (シリーズ労働破壊 2)

著者:派遣ユニオン,斎藤 貴男
販売元:旬報社
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部屋主の独断ランク:B

内容紹介のようなもの

狂った時代と言うほかはない。コストダウンの美名の下に、ほとん19世紀の資本主義としか思えない、労働者からの搾取、収奪が罷り通っている

日雇い派遣労働者の生の声を多くとりあげながら、日雇い派遣労働者の実態について迫った本です。

日雇い派遣労働者を襲う現実

よくわからない保険制度、違法である二重派遣、違法に違法を重ねる現場、取り締まらない行政、消耗品扱いであるスタッフ高すぎる中間マージン、などについて書いてあります。

拡大する日雇い派遣業界

曖昧さと違法だらけの派遣業界、日雇い派遣を生み出した労働者派遣法の規制緩和、正規雇用と表裏一体の問題性、内部スタッフの告白、などについて書いてあります。

日雇い派遣という仕事-現場からの報告

想像と違う日雇い派遣という仕事について現場スタッフが語っています。

グッドウィル、フルキャストと闘う

日雇い労働者が巨大な組織といかにして闘っているかについて書いてあります。

ワーキングプアの逆襲

どのようにワーキングプアが闘っていけばいいかを極々簡単に書いてあります。

抜粋と感想

「派遣会社に登録すれば、日雇いの仕事が紹介され、そのつど賃金を受け取ることができる。仕事にもよるが、一日だいたい6000円から7000円ほどだ。日雇い派遣の仕事量は、季節や時期によって大きくかわるため、仕事が紹介されず働けないこともある。その場合、当然給料はでない

いやほんと不安定で困ります。来週の予定が白紙、翌日に全部埋まるなんてこともザラにあったりしますし。

「労働条件の明示がケータイ電話のメールで行われるため、行ってみたら労働者派遣法で禁止されている業務で、しかも危険な仕事ということも少なくない

意図的に事務所側は言わないことが多いですね。よくわからないから言えないって場合も多々ありますし。

『こんなのおかしい』と言ったら『登録を抹消する。もう仕事の紹介はしない』と言われた

これは人と事務所の大きさによると思いますね。

「ある建設現場に派遣されたときは、注意事項として『グッドウィルのユニフォームを着ないこと』『所属を聞かれたら○○(聞いたこともない派遣会社の名前)』と言うことと指示されたことがあった

こんなことはしょっちゅうです。違法かなと思ってましたが、この本を読んでようやく違法であることがはっきりしました。

派遣先から指名料を3000円もらって、実際働く派遣スタッフには500円しか払わないなんてボッタクリ過ぎですよね

部屋主は自分で言うのもなんですがけっこうできる方なので(ベテランだからもあると思いますが)「次からは指名するよ」と言われることがちょこちょこあります。ただ事務所から指名料をもらったことは一度としてありません。

重労働にもかかわらず低賃金、しかも不安定な雇用を望む労働者などいない」

ほんとにそう思います。

「『紹介された仕事を断ると、二度と紹介してもらえないんじゃないかという恐怖感にも近い感情を持っている人もいます。こういうスタッフや無理を聞いてくれる人のいいスタッフは、自宅から片道で1時間30分以上かかるような現場に派遣されてしまうんです。交通費は定額ですから、手元に残るのはほんのわずかにしかならない。こうしたいわばワリに合わない仕事を、恐怖心や人のよさにつけこんで押し付ける内勤社員もいます

部屋主はワリに合いそうにない仕事は断れますが、知り合いの派遣スタッフにこういう人がいます。彼の場合は年齢や借金などの問題で断れないのですが、けっこうエグいです。

予定していた人数より少なくても業務量は変わりません。ですから派遣スタッフにとっては、ひとりひとりの仕事の負担が増すことになってしまうわけですから、けっこう深刻な事態です。しかも、派遣先にとっては、もう来ることのない、あるいは来るかどうかわからない、日雇い派遣スタッフですから、扱いは雑になりがちです。モノ同然に扱われることもあります

前半部分もたまにありますね。意図的に人数が伝えれないことがほとんどですが。後半は運送系や事務所移転にコンサートの設営撤去といったガテン系に分類されそうな現場で多いです。殺意が沸く現場は大体がこの系統ですね。

「就職氷河期と呼ばれた時代に正社員になれなかった人や会社の倒産やリストラで職を失った人たちは、その日の生活費のために日雇いの仕事をする。この人たちの生活は、派遣会社が使途を紹介してくれるかどうかにかかっている。そのため、登録スタッフは多少無理な仕事や安い仕事でも引き受けざるをえないのが現実だ

就職氷河期世代がどこでもわりを喰うということでしょう。生まれた時代で人生がかなり左右されてしまうのはほんと勘弁してほしいものです。

部屋主の感想

上でかなり書いたのでここでは簡単に。

日雇い派遣業界にいたことがなくてこの本を読んだ場合、この本で書かれているようなことは悪い事例ばっかり集めてるんじゃないかと思ってしまうことがあるかと思いますが、このような実態はけっこうザラにあります。

部屋主も経験してることもかなりありますし。

とりあえず、このような日雇い派遣の問題はけっこう簡単に解消できると思います。問題の根幹である労働者派遣法を改正し、それをしっかりと取り締まればいいだけですから。

しかしその簡単なことが成されない。それが今の日本の腐ったところでしょうか。やれやれです。

法的に問題はないのかもしれない。しかし、このような働き方が法的に認められていることが問題なのだ

労働者を使い捨てることによって成り立つ経営など経営の名に値しない。この経営者どもに社会的な規制を加えること、これが必要だ

以上、これらの抜粋で感想を締めくくりたいと思います。

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百年の愚行

聖なる夜にふさわしい一冊を。

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版] Book 百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]

著者:池澤 夏樹,アッバス・キアロスタミ,フリーマン・ダイソン,鄭 義,クロード・レヴィ=ストロース,小崎 哲哉,Think the Earth Project
販売元:Think the Earthプロジェクト
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

内容紹介のようなもの

私たちと私たちの子孫が生き延びるために、今後どのようなことをしなければならないのか。それを考えるために一瞬立ち止まり、現実を見つめなければなりません。本企画がその一助となることを願っています」前書きより

20世紀を振り返り、21世紀の地球を考える、人類が地球環境と自分自身に対して及ぼしてきた数々の愚行の「象徴」でもあり「現実」である約100枚の写真が、5人の知識人(池澤夏樹、アッバス・キアロスタミ、フリーマン・ダイソン、鄭義、クロード・レヴィ=ストロース)のエッセイとともに収録されています。

部屋主の感想

この本に出会ったことで生き方を変えた青年のTV番組の中で紹介されているのを見たのがこの本を購入するきっかけでした。

部屋主と同世代の彼は、この本に出会ったことで自転車での移動図書館なるものをはじめ、日本各地の子供たちに環境に関する本を貸し出し、同時に各地の図書館にこの本を置いてもらうという活動をしている姿を追ったほんの10分ほどのドキュメントでした。

このブログで同じようなことを細々と訴えてかけている(つもり)部屋主は、そんな彼に敬意を表したいと思います。頑張ってください。応援しています。

で、感想です。

一応部屋主はプチエコロジストを自称していますし、紛争を研究していた手前、この手の知識は豊富でしたのでさほどの衝撃は受けませんでした(知ってる写真もちょくちょく出てましたし)。

とはいえ、写真という理解しやすくインパクトのある方法で訴えかけてくる本なので、普段あまりこういうことに意識を向けない普通の人、特に子供たちに見せてあげるのはよいのではないかと思います。

収録されているエッセイは子供たちに多少難しいかもですが、先生が生徒に、親が子供にいった風に、一緒に解説しながら、考えながら、見て、読んでもらえると嬉しいです。

中には残酷だと思われるような写真もあるかもですが、そう思うなら逆にその写真こそが人間の「愚行」の結晶だと思いますので、決して目をそらさずにお願いしたいです。

写真だけでなく、エッセイも実に含蓄があり、短いながらも非常に読み応えがあります。特にレヴィ・ストロース氏の「人権の再定義」などや、池澤夏樹氏の話はオススメです。

この本から部屋主が選ぶ格言

よかれと思ったことが予期せぬ悪夢を生んだ例は史上いくつもある。人の浅知恵は遠く神の深慮に及ばないと、常に自戒しながら物事を進めていくべきではないだろうか

神云々は別にして、まさにその通りかと思います。

まず、希望という言葉に気をつけよう。希望はいつでもどこにでもある。万事が徹底的に悪い方向に進んでも希望はある。あなたが圧倒的な戦力を誇る敵に谷の奥に追い詰められ、マラリアに罹り、弾薬も糧食もすべて尽きても、まだ希望はある。最後の瞬間に奇跡の援軍がやってくる可能性はある。しかし希望にすがって奇跡の援軍を待つのではいけないのだ。それはパンドラ・コンプレックスとでも呼ぶべき退行的な心理状態でしかない。まっても騎兵隊は来ない。なぜなら、たいていの場合、騎兵隊が敵だから」by池澤夏樹

あらゆる災厄が詰まっていると言われた「箱」を開けてしまった少女「パンドラ」。箱からはあらゆる災厄が出現したため世界は不幸に覆われていす。しかし箱から最後に出てきたのは「希望の光」だった。という話を聞いたことがあります。

この場合の「希望」は「希望」そのものなのか、それとも「災厄」としての「希望」なのか・・・上記の抜粋をふまえた上で、ここを読んでくれてる皆様はどう思いますか?

環境の悪化を前にして奇跡の援軍を待ってはいけない。自分自身の知恵で、窮地を脱する算段をしなければならない」by池澤夏樹

上記の抜粋に続く言葉です(正確に言うと間に↓や別の話が挿入されています)。部屋主もそう思います。

環境について言えば、第一の問題は資源の浪費であり、それに由来する汚染である。ぢとらも結果は次の世代でより大きく現れる。われわれは子孫の財産を奪って放蕩にふけっている」by池澤夏樹

これを意識できてる人が果たしてどれくらいいるのでしょうか。次の世代に迷惑をかけまくりでよいのでしょうか?部屋主はできるだけ節約して生きているつもりですが(貧乏だから半強制だというのは内緒です)、まだまだ無駄が多い生活を送っているのでいつも凹んでいます。ちなみに年金問題も同じような構造を持ってたりしますよね。

何がわれわれを追い詰めているのだろう。根源にあるのは消費欲である~略~人間をそのような消費者に仕立てるための説得の技術がここ百年で急速に進歩した~略~消費は中毒である。一度習慣になると、これから逃れるのはむずかしい」by池澤夏樹

いやもうまったくもって耳が痛いです。自戒します。すいません。

今の時点でわれわれの未来にとって有利なことは何だろう。それはたぶん、自分が中毒であることを知っていることだ。消費が与えるのは瞬間の快楽であって、それと幸福は違うこともわかっている。そのあたりから考え直すしかないだろう。文明の手前で一度立ち止まって、考えてみよう」by池澤夏樹

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若者を喰い物にし続ける社会

昨年末くらいに読んだ同著者による「世代間最終戦争」が実に面白かったので購入してみました。

若者を喰い物にし続ける社会 (新書y (175)) Book 若者を喰い物にし続ける社会 (新書y (175))

著者:立木 信
販売元:洋泉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:C

内容紹介のようなもの

第1章 若者政策がこの日本でなぜ必要か

適切な若者政策がとられていないこと、その原因の一つが子どもや若者が票にならないこと、いざなぎ景気超えの欺瞞、若者への不況のしわ寄せ、考えるられなくさせられている若者たち、パラサイトという窮余の策、年長者の一人勝ちモデル、若者予算の財源確保、財政再建債(シルバー債)の発行という提案、本当の弱者=若者と年金ニート、小老化政策、納税者投票、0歳児の選挙権、などについて書いてあります。

第2章 若者政策へのパラダイム・シフト

ネットでの政策オークション市場、役所の証券化、政治を年寄りの代理人政治家にまかせてシラけてはいけないこと、民主主義の弊害、バラマキをした人間達への断罪、などについて書いてあります。

第3章 世代間戦争はすでに始まっている

介護問題、日本の総貯蓄が取り崩し時代に入ったこと、将来世代への債務のつけ回しについて、女性の生き方を解体した男女共同参画社会、欧州ではすでに世代間戦争がはじまっていること、などについて書いてあります。

第4章 年長者優先社会が解体してきた家族機能

家族機能のデジタル化、消費の拡大と家族の空洞化、家族の崩壊による無意識の喪失感、郊外の衰弱、年長者からの子宮内暴力膨大な福祉負担や政府債務を後世のツケとすることに対する著者の造語)、本当のパラサイトは年長者であること、などについて書いてあります。

第5章 メディア、ジャーナリズムの本音(ウソ)を見破れ

若者蔑視の新書の増加、現実を注視させないための目隠し企画を垂れ流すメディア、就職氷河期世代の人生がまるごと氷河期になる可能性少子化は今にはじまったわけではなく3世代前からすでにはじまっていたこと、などについて書いてあります。

第6章 お年寄り帝国のまだ見ぬ全貌

税収をはるかに上回る国家予算が組まれる理由、時間リッチ&年金リッチな高齢者、早く65歳になりたい現役世代、そういう歪んだ社会と世代間不平等、などについて書いてあります。

部屋主の感想

良いところと悪いところの差が激しい評価しにくい作品かと思います。

良いと思った点はほとんど前の著作「世代間最終戦争」と同じ感じで特に目新しいことはなく、新書で若者向けに書いているためがノリがやけに良く、いかかがなものかと思ってたところがやけに目立った印象です。

さらにそのノリのいいところが、部屋主個人としてはそれはダメなのではと思うところが目立ってた印象なので、いまいちな感じがします。

できちゃった婚による出産者にお祝い金200万を出すとか、過疎化促進法、若者とお年寄りの金目的のななめ婚、などは部屋主個人としてはろくでもない提言だと思います。

無計画な人間はどうかと思うし、過疎化をあえて促進させるというのは面白い案ですが心情的にも文化的な面でもどうかと思いまうし、金銭的な考に優先の結婚はどうかと思うからです。

ただ、老人が優遇されていて若者が虐げられているという風に考えたことがない方には、それらのマイナス点を補っても余りあるほど考えさせられる著作かと思いますので、是非とも読んで欲しいと思います.。

とりあえず、シルバー債の導入、年功序列の公務員の人件費を抑えるために「高齢自治体」に罰則を与える事、小老化政策(年寄りの特典を70歳以上にうする)、ネットでの政策オークション市場の作成、民主主義の害についてよく考える、などは今すぐにでも実行してほしいものです。

というか、実行させるために若者は動き始めなければならないと思います。でないとますます困窮していくことになると思います。

いつもこういうことを言ってるのですが誰にも理解されずに常に孤独だったりするんですけどね、部屋主は。でももちっと頑張ります。

あと、老人の人たちも自分たちの生活がいかにして支えられているかもっと考えてほしいと思います。

貴方達の恵まれた生活は若者世代の苦痛の上、そしてまだ生まれてもいない次の世代に負担を回して成立しているのだということを・・・

この本から部屋主が選ぶ格言

人口が多く投票率が高い中高年層は選挙の当落を大きく左右するため、争点となる政策も彼らにむけてのものが主流となりがちだ

ゆえに若者が蔑ろにされると。この傾向は今後は今以上に大きくなると思うと凹みます。というか、早くなんとかしないと国が破綻するかと。

若者達の上げる声は“消えた”のではない。“奪われた”のだ。彼らの貴重な若い活力は、年長者帝国に奪われてるにも関わらず、その仕組みが巧妙に覆い隠されているために若者たちはそのことに気付くことができないでいる

主観的にですがこれはつくづく感じます。部屋主のまわりでまともに政治の話をできる人間はいません・・・

既得権を積み重ねてできた成熟社会では、労働市場に限らず、ほとんどの領域で新参者(若者)が損をし、必要以上に苦労するシステムになってしまっている

つくづくそう思います。

60年償還の国債は、60年後の納税者の税金を使っているわけだから、孫子の政治をあらかじめ決めていることに相当する。今から60年後に20歳になる納税者は40年後に生まれてくるのだから、将来世代を勝手に担保にする民主主義とは、そら怖ろしい制度である。『世代ファシズム』と言っていいだろう

民主主義制度にはこういう弊害があります。本気で洒落になりません。なんとかせねばです。

上に逆らわず、ゴマをすり、黙って仕事をする。こうした生成は、企業だけに災いするのではない。実は、こうした年功序列をよしとする、ことなかれサラリーマン的序列主義は、年長者の政治支配と資源配分(若者から年長者への税金や年金を通じての過度の所得移転)を問題視しないというお年寄りの応援団として機能を果たしている

ことなかれサラリーマンの皆様、いまこそ立ち上がりましょう。

諦めこそ、民主主義の弱点を補強している。若年世代の政治的無関心や不勉強で、古びたシステムは楽に再生産されてしまう

これもつくづくそう思います。若者の皆様、諦めずに頑張りましょう。部屋主も頑張ります。

いまの20代後半から30代前半は、何も就職だけが氷河期だったわけではない。彼らの人生そのものが氷河期になりそうだから、就職だけに矮小化した世間の認識には欺瞞がある

20代後半の部屋主は見事に氷河期世代です。人生そのものが氷河期になりそうだと実感を持ってそう思います。

社会保障や様々な公共サービスなど、生涯の受益と支払い負担も試算している経済財政白書の最近の試算によると、60歳以上の人は4900万円近い受け取り超となる。逆19歳以下は4600万円の支払い損なのだ

まじっすか?1億円近くも・・・

世代間最終戦争 Book 世代間最終戦争

著者:立木 信
販売元:東洋経済新報社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:

こちらの方が高いですが、こちらの方がオススメです。気になった方はポチっとここから購入してみておくれであります。

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