偽善エコロジー 「環境生活」が地球を破壊する 武田邦彦

読みました。

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1)) Book 偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))

著者:武田 邦彦
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:B

内容紹介のようなもの

「企業の金儲けと環境省の省益にまみれたエコ事業・商品にダマされるな!」

いわゆる『地球に優しい生活』は、じつは消費者にとって無駄でしかない

エコ生活は環境を悪化させ、企業を太らせ、国や自治体の利権の温床となっている

第一章 「エコは暮らしは本当にエコか?」

 検証一 レジ袋は使わない→ただのエゴ

 検証二 割り箸を使わずマイ箸を持つ→ただのエゴ

 検証三 ペットボトルより水道水を飲む→悩ましい

 検証四 ハウス野菜、養殖魚は買わない→ただのエゴ

 検証五 石油をやめバイオエタノールに→ただのエゴ

 検証六 温暖化はCO2削減努力で防げる→防げない

 検証七 冷房28℃の設定で温暖化防止→意味なし

 検証八 温暖化で世界は水浸しになる→ならない

第二章 こんな環境は危険?安全? 

 検証一 ダイオキシンは有害だ→危なくない

 検証二 狂牛病は恐ろしい→危なくない

 検証三 生ゴミを堆肥にする→危ない

 検証四 プラスチックをリサイクル→危ない

 検証五 洗剤より石鹸を使う→よくない

 検証六 無毒、無菌が安全→危ない

第三章 このリサイクルは地球に優しい?

 検証一 古紙のリサイクル→よくない

 検証二 牛乳パックのリサイクル→意味なし

 検証三 ペットボトルのリサイクル→よくない

 検証四 アルミ缶のリサイクル→地球に優しい

 検証五 空きビンのリサイクル→よくない

 検証六 食品トレイのリサイクル→よくない

 検証七 ゴミの分別→意味なし

第四章 本当に「環境にいい生活」とは何か

 第一節 もの作りの心を失った日本人

 第二節 幸之助精神を失う

 第三節 自然を大切にする心を失う

 第四節 北風より太陽、物より心

感想

まずまずですね。

著者の作品を読むのは「リサイクル幻想」以来、数年ぶりですが、書いてることにあまり違いはないように感じました。

つっこみどころ(それはちょっと違うんじゃないかなと思うところ)はいくつかありますが、基本的に著者の意見に賛成ということろが多いです。

とりあえず、エコエコ言ってる方は読んで見たほうがいいかと思います。というか一度読んでみてください

特に最近のエコブームに乗っている方は。ちなみに部屋主はエコエコ言ってる人間です。

抜粋

あまりにも当然のことですが、間違った知識は間違いを生みます。そしてこの社会は、残念ながら、専門家やいわゆる『偉い人』が自分の利益のために平気でウソを言うようになっています

環境問題は、見かけが善意や環境を守るといういかにも道徳的なことなので、みんなが反対しにくいところを突いて、今まで不合理な方法がとられてきました。商売なら損をするのでこんな方法はとらないのですが、何しろ税金を徴収すればよいのですから簡単です。何とかして科学のことがわからない人をだませばよいとなるのです

『もったいない』という言葉があります。最近のように多くの人が物にとりつかれている社会では、物を節約するためにもったいないと子供に教えることになりますが、私が母から教えてもらった『もったいない』という言葉は、心の問題でした。『もったいないからご飯粒を残してはいけないよ』という言葉には『せっかくお百姓さんが苦労してお米を作ってくださったのだから、残してはいけない』という感謝の気持ちであって、自分が生かされているのは自分を支えてくれる多くの人がいるからだ、という心から出た言葉でした。決して、ご飯粒一つを残すと、ゴミが増える、などということではなかったとおもっています。『もったいない』は感謝の気持ちであり、その結果として『物を節約する』ことができますが、それはあくまでも結果であって、動機ではありません

『なぜそうなるのか』という問いを、どんな情報に対しても、一度投げかけてみることが大切だと思います。科学に限らず、私たちの世界はそのようにして進歩してきたのですから

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百年の愚行

聖なる夜にふさわしい一冊を。

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版] Book 百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]

著者:池澤 夏樹,アッバス・キアロスタミ,フリーマン・ダイソン,鄭 義,クロード・レヴィ=ストロース,小崎 哲哉,Think the Earth Project
販売元:Think the Earthプロジェクト
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

内容紹介のようなもの

私たちと私たちの子孫が生き延びるために、今後どのようなことをしなければならないのか。それを考えるために一瞬立ち止まり、現実を見つめなければなりません。本企画がその一助となることを願っています」前書きより

20世紀を振り返り、21世紀の地球を考える、人類が地球環境と自分自身に対して及ぼしてきた数々の愚行の「象徴」でもあり「現実」である約100枚の写真が、5人の知識人(池澤夏樹、アッバス・キアロスタミ、フリーマン・ダイソン、鄭義、クロード・レヴィ=ストロース)のエッセイとともに収録されています。

部屋主の感想

この本に出会ったことで生き方を変えた青年のTV番組の中で紹介されているのを見たのがこの本を購入するきっかけでした。

部屋主と同世代の彼は、この本に出会ったことで自転車での移動図書館なるものをはじめ、日本各地の子供たちに環境に関する本を貸し出し、同時に各地の図書館にこの本を置いてもらうという活動をしている姿を追ったほんの10分ほどのドキュメントでした。

このブログで同じようなことを細々と訴えてかけている(つもり)部屋主は、そんな彼に敬意を表したいと思います。頑張ってください。応援しています。

で、感想です。

一応部屋主はプチエコロジストを自称していますし、紛争を研究していた手前、この手の知識は豊富でしたのでさほどの衝撃は受けませんでした(知ってる写真もちょくちょく出てましたし)。

とはいえ、写真という理解しやすくインパクトのある方法で訴えかけてくる本なので、普段あまりこういうことに意識を向けない普通の人、特に子供たちに見せてあげるのはよいのではないかと思います。

収録されているエッセイは子供たちに多少難しいかもですが、先生が生徒に、親が子供にいった風に、一緒に解説しながら、考えながら、見て、読んでもらえると嬉しいです。

中には残酷だと思われるような写真もあるかもですが、そう思うなら逆にその写真こそが人間の「愚行」の結晶だと思いますので、決して目をそらさずにお願いしたいです。

写真だけでなく、エッセイも実に含蓄があり、短いながらも非常に読み応えがあります。特にレヴィ・ストロース氏の「人権の再定義」などや、池澤夏樹氏の話はオススメです。

この本から部屋主が選ぶ格言

よかれと思ったことが予期せぬ悪夢を生んだ例は史上いくつもある。人の浅知恵は遠く神の深慮に及ばないと、常に自戒しながら物事を進めていくべきではないだろうか

神云々は別にして、まさにその通りかと思います。

まず、希望という言葉に気をつけよう。希望はいつでもどこにでもある。万事が徹底的に悪い方向に進んでも希望はある。あなたが圧倒的な戦力を誇る敵に谷の奥に追い詰められ、マラリアに罹り、弾薬も糧食もすべて尽きても、まだ希望はある。最後の瞬間に奇跡の援軍がやってくる可能性はある。しかし希望にすがって奇跡の援軍を待つのではいけないのだ。それはパンドラ・コンプレックスとでも呼ぶべき退行的な心理状態でしかない。まっても騎兵隊は来ない。なぜなら、たいていの場合、騎兵隊が敵だから」by池澤夏樹

あらゆる災厄が詰まっていると言われた「箱」を開けてしまった少女「パンドラ」。箱からはあらゆる災厄が出現したため世界は不幸に覆われていす。しかし箱から最後に出てきたのは「希望の光」だった。という話を聞いたことがあります。

この場合の「希望」は「希望」そのものなのか、それとも「災厄」としての「希望」なのか・・・上記の抜粋をふまえた上で、ここを読んでくれてる皆様はどう思いますか?

環境の悪化を前にして奇跡の援軍を待ってはいけない。自分自身の知恵で、窮地を脱する算段をしなければならない」by池澤夏樹

上記の抜粋に続く言葉です(正確に言うと間に↓や別の話が挿入されています)。部屋主もそう思います。

環境について言えば、第一の問題は資源の浪費であり、それに由来する汚染である。ぢとらも結果は次の世代でより大きく現れる。われわれは子孫の財産を奪って放蕩にふけっている」by池澤夏樹

これを意識できてる人が果たしてどれくらいいるのでしょうか。次の世代に迷惑をかけまくりでよいのでしょうか?部屋主はできるだけ節約して生きているつもりですが(貧乏だから半強制だというのは内緒です)、まだまだ無駄が多い生活を送っているのでいつも凹んでいます。ちなみに年金問題も同じような構造を持ってたりしますよね。

何がわれわれを追い詰めているのだろう。根源にあるのは消費欲である~略~人間をそのような消費者に仕立てるための説得の技術がここ百年で急速に進歩した~略~消費は中毒である。一度習慣になると、これから逃れるのはむずかしい」by池澤夏樹

いやもうまったくもって耳が痛いです。自戒します。すいません。

今の時点でわれわれの未来にとって有利なことは何だろう。それはたぶん、自分が中毒であることを知っていることだ。消費が与えるのは瞬間の快楽であって、それと幸福は違うこともわかっている。そのあたりから考え直すしかないだろう。文明の手前で一度立ち止まって、考えてみよう」by池澤夏樹

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中国で環境問題にとりくむ

先生のところからもらってきた本の4冊目です。

中国で環境問題にとりくむ Book 中国で環境問題にとりくむ

著者:定方 正毅
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

内容紹介のようなもの

年々深刻化していく中国における環境破壊。

この本の著者は中国の研究者たちと共に、低コストの大気浄化システムを開発し、その結果得られた石膏によって砂漠を農地に変える実験に成功しました。

この本は、中国の環境汚染を食い止める過程を具体的に書きながら、開発途上国の環境問題を解決するための具体策を示す記録です。

第1章 「むしばまれる大地-現地からの報告」

杭州・重慶・上海・撫順などの中国各都市の環境汚染の酷い実態と、それを見ながら著者が対策を考えたことについて書いてあります。

第2章 「何が中国の環境破壊をもたらしたのか」

大気汚染・森林消失・砂漠化・塩類土壌などが発生する原因についての著者の考えが書いてあります。

第3章 「途上国の環境対策-トンネルルートの実現を目指して」

環境汚染の問題で、先進国がかつてたどった道をたどることができない発展途上国を、先進国とは異な経済発展ルート(トンネルルート)をたどらせるには、どのようにすればいいかの著者の考えが書いてあります。

第4章 「砂漠を大地に-現代の花咲かじいさんプロジェクト」

実際に著者たちのチームが開発したシステムを中国に導入し、成果を出すまでの苦悩と失敗の過程について書いてあります。

終章 「環境技術移転の成功に向けて」

技術の着床・国内での普及・海外への輸出・信頼関係の重要性、といった環境技術移転に伴う問題点についての著者の考えが書かれています。

部屋主の感想

実に面白かったです。やはり実際に活動している方々の書いた本はリアリティが違いますね。

環境汚染の現状、その問題点、問題の解決策、解決策の導入、と、1つの物語のような印象も受けますので(見たことないからあれけれど、プロジェクトXなんかもこんな感じなのかな?)、普段こういうのを読まない人でも楽しめるのではないでしょうか。

もちろん書いてあることも具体性だけでなく妥当性も高いので(成果を出しているので当たり前といえば当たり前だけれど)、非常に勉強になりました

そういう意味で、こういう風に真面目に研究しようと思ってる方、これからこういう方面に進もうとしている方にとっても良い本なのではないかと思います。

写真や図表も多く、できるだけわかりやすく書いてくれてあるのも嬉しいところですね。

中には専門的な部分もちょこちょこあり(アルカリ土壌のアルゴリズムの説明やその改善方法など)、それらの部分はちょっと難しかったりもしますが。

こういう本を読むと、無力極まりない自分自身にかなり凹みます。今はまだしがないひきこもりですが、きっといつかは何かしら環境汚染を食い止めるのに力を出せればと思っています。

あと、環境汚染に関して、日本人はもっと考えなければと部屋主は思っています。中国の環境破壊はすでに日本へかなりの影響を与えつつあります。中国に限らず他の国の問題も日本につながっています。

これらの現象は、世界は1つであり、あらゆる生物は有機的につながっていることを教えてくれます。私たち自身のため、つぎの世代のために、日本人は自分たちのできることをやっていかねばならないと思います。

そしてこの本の著者たちのように、何かができると部屋主は信じています。皆様はどう思いますか?

この本から部屋主が選ぶ格言

このような草の根の有効と、中国の環境浄化のための活動こそが、大々的な政府レベルの援助活動よりもはるかに日中の信頼関係を築く上で焼くに立つことだと考えている」本文より

どちらがかけてもいけないとは思いますが、信頼関係を築くという点ではそうなのだと思います。

この本から見えてくる日本の病巣

日本の研究助成の制度は、研究テーマの良し悪しよりも、他の要因で決まることが多く、このためにいかに多くの優れた研究テーマが日の目をみずに埋もれてしまうかを実感した」本文より

政府との助成金をめぐる交渉の時の言葉ですが、この後も同じように登場します。著者は、「おそらく人間関係の力学が働いたのではないかと想像する」とつなげていますが、きっとそうなのでしょう。こんなやれやれな日本は変わらねばと思います。

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世界を変えるお金の使い方

1秒の世界」とともにバイト先の子ども達に教育に調度いいと思って購入しました。記事のリクエストを受けていたのですが時間がかかってしまって申し訳ございませんです。

世界を変えるお金の使い方 Book 世界を変えるお金の使い方

販売元:ダイヤモンド社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

内容紹介のようなもの

環境の保全や社会の様々な問題の解決のためにお金をどのように使えばよいかを示すことが目的で書かれた本です。

あながたお金を使う瞬間 それはあなたが 世界を動かしている瞬間でもあります。

お金は決して万能ではありませんし、お金でなんでも解決できるはずもありません。ですが使い方によっては、世界を変える原動力になります。一人一人の力やお金は小さくても、それが積み重なれば、それは大きな変化を起こすことができます。

この本ではそのための入り口のとなる、無数にある活動のほんの一部である50の事例が紹介されています(それぞれのアクションの入り口として、活動している団体のHPアドレスが掲載されいます)。

あなたの意志とあなたのお金が、世界を変えていく 』のです。

各ページにはそれぞれのお金がどれくらいのものと引き換えに得られるかが書かれている場合があります。

章間や巻末には、各活動団体の何人かの代表者の言葉が、約2P単位で収録されています。また、巻末には「キーワード集」や「50のアクション・リスト」もついています。

抜粋&部屋主の感想

1.100円で予防可能な感染症の中で死亡率が高く、手足に重い後遺症を残すポリオからミャンマーの子ども5人を守ることができます。

たった100円で5人の命が救える現実をここを見てくれてる皆様は知っていますか?知ればたとえ100円でも無駄に使うことはなくなると思います。例えばこの「1」の場合だと100円は「大きめのお風呂を沸かすガス代」と表記されています。

2.100円で、内モンゴルのホルチン砂漠に植えるポプラの苗木が10本買えます。水を与え、大切に育てれば、それはやがて10mのポプラ苗木へと変わります。

毎年約6万k㎡(九州と四国の面積に相当)が砂漠化しているそうです。なお、ここでは植林前と植林後の写真が載ってるのですが、緑が戻ってくる姿が素敵です。

自然条件で砂漠化する部分もありますが、過剰な放牧や耕作によって砂漠となる場合も多いです。他国に食料を依存している日本人は自分たちの生活を考え直さねばならないと思います。

10.100円で、バングラディシュのストリートチルドレン20人がコップ1杯の牛乳を飲むことができます。

たったコップ1杯でも、ストリートチルドレンにとっては貴重な栄養源です。日本人は自分たちの飽食具合を考え直すべきかと思います。

また牛乳をもらえる支援センター(休憩場所の提供、食事の配給、ケガの治療、学習支援、カウンセリングetc)に来ること自体が楽しみになっているそうです。

11.300円で、タイとカンボジアの国境にある地雷原を1㎡分なくすことができます。

約1億個、地球に埋められている地雷の数だそうです。「」の世界によると、今のペースで地雷除去を進めた場合、撤去には1000年以上の時間がかかるそうです。現在でも地雷は人間を傷つけています。被害者には子どもも多いそうです。

なお、300円は東京から箱根までのドライブにかかるガソリン税に相当します。ドライブや旅行、それは大切なリフレッシュの手段かも知れませんが、少し考えてみてはいかがでしょうか。

12.500円で、病気や災害、自死によって親をなくした子どもたちの進学の夢を叶える手助けができます。温かい助け合いの精神が彼らの心を支え続けます。

たった500円のお金が、未来を担い、多くの可能性を持つ若い人たちを応援することができる・・・そう考えるとわくわくしてきませんか?

また、世の中には勉強をしたくてもできない人が多いことを、日本の子ども達は学ばねばならないとも思います。

16.1000円で、野球1チーム分、9人のガーナの子どもたちが、グローブやバット、ボールを使ってコーチに野球を教えてもらえます。

なぜ野球か。それは、順番にバッターボックスに入る野球は、誰もがヒーローになれるチャンスが公平にあるからです。そしてこの「公平さ」こそが発展途上国に住む人が求めているものだとも。部屋主もそう思います。今の世界は不公平に満ちています。それを少しでも改善できればと思います。

ちなみに1000円はたばこ半カートンにかかる税金に相当します。

22.3000円で、市民によるグリーンファンドに参加し、日本を自然エネルギー大国にする一役を担うことができます。

IEAによると、モンゴルのゴビ砂漠の表面の半分を太陽電池で覆えば、地球全体で使われている石油・石炭と同じだけの発電が可能とのことです。

「グリーンファンド」は市民の手で自然エネルギーを広く普及させるためのもので、このようなインフラを作るには巨額の資金や皆様の力と時間が必要なのだそうです。次の世代のためにも是非とも協力したいところですね。

34.250円で、フェアトレードの・チョコレートを購入。

フェアトレード:貧困に追いやられている途上国の人々を支えようとする対等なパートナーシップの貿易。生産地で採れる原料や伝統的な美術を活かしながら、環境に負荷をかけない方法で生産された品々を正当な価格で取引すること」。

今年(2007年)のバレンタイン時のニュースで話題になったので知ってる方も多いかと思います。「仕事に見合った正当な報酬」、これは何も外国のことだけはなく、格差社会と呼ばれる日本の労働環境にもいえるかと思います。

43.10000円で、環境問題に積極的に取り組む企業に投資し、応援することができます。その企業が成長することによって、資産を増やすことことができるだけでなく、環境に配慮した社会づくりに貢献できます。

社会的責任投資(Socially Responsible Investing):財務面と収益面だけを重視するのではく、社会的・倫理的側面を加味して銘柄を選択する投資」。

部屋主や皆様といった消費者が、環境問題に積極的に取り組む企業であるか否か、そこをぽいんとに投資する企業を選べば、企業側の環境への意識はさらに向上するはずです。部屋主もこの考えからに賛成です。

49.9900億円で、世界中の人々に毎年、安全な飲み水と最低限の衛生設備を提供することができます。

現在、地球上には1日20ℓの水を入手するのに30分以上歩かなければならない人が11億人、24億人の人がトイレすら利用できない状況にいるそうです。

水を汲みに行くために学校に行けない子どもたち、不衛生な環境が原因で引き起こされる死・・・

日本人は1日に1人当たり約300ℓの水を使っているそうです。「1秒の世界」の世界でも書いたように、大量の食料を輸入に依存している日本は、これらの国からある意味で水を搾取しています。「仮想水・バーチャル・ウォーター」という考え方です。「水に対する意識の変革」、これを日本人はせねばならないと思います。

50.1兆2000億円で、教育の機会を与えられていない世界中の子供たち全員が初等教育を受けられます。

日本では当たり前に受けられる初等教育ですが、世界では約1億人の子ども達がいるそうです。「危険」の文字が読めなく命を落とし、「HIV感染」をさけるすべを学ぶ機会のない子ども達・・・

この子ども達全員に教育を受けさることのできる1兆2000億円という金額は世界全体で使われている軍事費のたった4日分だそうです。極論すれば戦争を1週間やめてその分のお金を教育費に回せば1億人を超える子どもたちが十分な教育を受けられることになるそうです。

人間はいったい何をやってるんでしょうね。完全に物事の優先順位を間違ってる気がします。戦争よりも教育、こっちの方が先でしょう。

こういう風に、環境を世界を、ひいては未来をどうやって変化させていくか。それは、まずは知り、考え、次は行動することだと部屋主は思います。

ただ、日本ではこのような環境情報が不足しています。なので一人ひとりがまずは知る段階から頑張れねばなりません。

この本はそんな情報不足を補うための1冊です。是非とも一度手にとってみてください。まずは知ってください。

ごく簡単なこととはいえ頑張るのは時に面倒になることもあると思います。多くを頑張ろうとすればそれは辛いことになるかも知れません。ですが、ここを見ている皆様、部屋主と一緒に頑張りませんか?一人ひとりの力は小さくても、それはきっと次の世代に「より良い未来」という可能性をもたらす力になると思うのです。

以上、部屋主からのお願いでした。まぁこんなしがないヒキコモリの部屋主が言っても説得力がないかとも思いますが・・・

この本から部屋主が選ぶ格言

1番怖いのは無関心です

部屋主もそう思います。ですのでこれを機会に、ここを見てくれてる皆様も色々なことに関心を持っていただければ幸いです。皆様の関心が世界を変える第一歩になると思います。

「『関心の持続』。その姿勢こそが、募金という貴重なお金が1円の無駄もなく、より良い世の中の構築のために生かされることにつながると思います」byぼきんやドットコム事務局代表・菅文彦

お布施の美徳を否定するつもりは毛頭ないとことわった上での言葉です。こうすることでメディアが伝えきらない物事の側面が垣間見えたり、なにより募金を受け取る段代の活動に良い影響がでると思うので部屋主もこの考え方に賛成です。

自分の可能性に気づくことができたら、それはいつか、社会を変える力にだってなるかも知れません

いい言葉ですね。本文中では画材を送り、絵を描くことでこうなるという感じですが、それは絵に限ったことではないと思います。だから大人はまず自分たちの可能性に気づき、そして子ども達にそれを教えねばならないのだと思います。頑張る力が湧いてくる言葉ですね。

お金という『一票』をどう使うか、それはあなた次第だ」byグリーン購入ネットワーク事務局長・佐藤博之

グリーン購入:何かを買うときに、『環境』のことを考え、環境にやさしい選択をすること」。一人ひとりの力は小さくとも、多くの人がグリーン購入を意識することにより市場を環境配慮型に変えることも可能でしょう。ここを見ている皆様も普段何気に買ってる商品を見直してみることをオススメします。

ちなみに部屋主は「ベルマーク」なんかも評価基準として商品を選んでいたりします。

ぼくたちが無力じゃないと知ったら、新たな未来が生まれる気がするんだ。ほんとに、本当にそうなるといいな」by未来バンク事業組合理事長・田中優

貯金と言うものは絶えず運用されています。例えばそのお金は無駄(と言われる)なリゾート開発や空港建設などで使われています。そんな現状を憂いて、新たなお金の流れとして作られたのが、必要な環境や福祉事業をしている団体への低金利で融資する「未来バンク」という団体です。実際に行動し結果を出してる人の言葉は響きますね。

何より大切なことは、一人ひとりが世界の現状を知ること。そして得た情報を発信していくことです。教育の大切さはあなから誰かへ伝えてください

まったくもって同感です。これは「50」で登場する言葉ですが、教育の大切さは、子供に限ったことではないと思います。生涯学習という言葉がありますが、大人こそしっかりと子供の手本となるべく、しっかりと自主勉強せねばならんと思っています。

部屋主としてはもう何年も小さいながらこれはやってきました。まだまだ結果は出てませんがいつかきっと実を結んでくれればと思っています。ここを読んでくれてる皆様もできれば協力よろしくお願いいます。

追加

琴の音・・・言の葉・・・」の「香奈」さんに、クリック募金のHPを教えてもらえたのでここで紹介しておきます。

クリック募金」←ここをポチっと。

どうやら1日最大で9円の募金ができるみたいです。皆様も一度覗いてみてはいかがでしょうか。

さらに追加

想い出日記」の「Hanachan-234」さんが、いい記事を書いてらっしゃいましたのでリンクさせてもらいました。

学校にいけない子ども達

この記事内で「ユニセフ」や「実写版学校をつくろう」といった支援活動をしてる団体やその活動へのリンクがありますので、支援に興味のある方はまた覗いてみてください。

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1秒の世界

同名のTV番組をやってるので、バイト先の子ども達の教育にいいかと、先日書店をプラプラしてるときに見かけたので購入してみました。

※2003年の本ですので、今とは多少データに違いがあるかと思います。

1秒の世界 GLOBAL CHANGE in ONE SECOND Book 1秒の世界 GLOBAL CHANGE in ONE SECOND

販売元:ダイヤモンド社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:C

内容紹介のようなもの

世界のあらゆるものは刻々と変化しています。あまりに巨大すぎて普段は認識しずらい世界の変化を、「1秒」という単位で区切ることにより、より意識して感じてもらうための本です。

「生命の脅威と人間の営み」、「宇宙の神秘と奇跡の惑星『地球』」、「地球規模の環境変化」、「現代文明を特徴づける、莫大な生産と消費」、「経済と社会の現実」、「持続可能な未来に向かっての新しい挑戦」の6つのテーマ、全60項目から構成されています。

抜粋&部屋主の感想

10:深さ4000mの海底を流れる深層海流が10㎝動き・・・

こういう海流が気候に安定させてる働きがあることを恥ずかしながら知りませんでした。そしてこの変化は温暖化によって溶けた氷河のために起こっているそうです。

15:140万人が1日に必要とする、710トンの酸素が減少しています。

地球規模で考えるとこの量がどうなのか不明ですが、今後のことを考えると減るのはやはりイカンと思います。

23:テニスコート20面分、5100㎡の天然林が消失しています。

農地や牧草地への用途転換がその主な理由だそうです。

24:テニスコート5面分、1414㎡の土地が緑を取り戻そうとしています。

こうやって頑張ってくれてる人がいることを忘れずに、日本人は資源についてもっとしっかり考えなければですよね。

25:畳48枚分、78㎡の土地が中国で砂漠化し・・・

砂漠化の影響を受けているのは全世界の4分の1、人口の7分の1の人が影響を受けているそうです・・・

26:田んぼ2.3反分、2300㎡の耕地が減少し・・・

砂漠や土地の劣化が主な理由だそうです。人口は増え続けているのに耕地は減少・・・これが何をもたらすかはもう書く必要はないでしょう。

30:0.002種、7分に1種の生物が絶滅しています。

皆様がここまで読んでくれてるうちに1種の生物が絶滅してるくらいでしょうか・・・無力な自分に腹が立ちます。

31:320万円の軍事費が使われ・・・

「世界を変えるお金の使い方」でまた書きたいと思いますが。100円で救える命があること、100円が助けになる緑化運動があることを考えてほしいものです。

39:71gの金が採掘され、同時に130トンの岩石が捨てられています。

このように「物質が背後に背負っている量」を「エコ・リュックサック」と呼びます。普段はあまり意識してないと思いますが、ここを見ている皆様にはこの「エコ・リュックサック」について考えて欲ほしいです。

41:食料を輸入することで、2000㎥の日本の水を使わずに過ごし・・・

仮想水(ヴゃーチャル・ウォーター)」という考え方を知っていますか?これは日本が輸入している食料品を、国内で生産したとするならどれくらいの水が必要であるかを示すものです。

つまり、日本人は輸入を通じて他国の水に依存、というより搾取してるわけです。世界の水不足は決して他人事ではありません。それを考えて日々の生活をしなければと思います。

49:0.3人、4秒にひとりが飢えによって命を落とし・・・

今世界では8億人(そのうち児童は3億人)が飢えているそうです・・・まだまだ食べられるものを捨てる日本人はもっともっと食べ物について考えるべきでしょう。

50:5歳以下の子ども48人が汚染された水や食料で下痢になり・・・

毎年15億人(のべ人数かの言及はなし)が水質汚染や食料汚染により下痢になり、もとで300万人が死亡しているそうです。部屋主は院生時代、アフリカのこの手の調査の結果を教授の指令でまとめていたことがあるので、この手の話を聞くと他のどこよりも自分の無力さに凹んでしまいます・・・もっと頑張らねばです。

52:0.003個、5分に1個の地雷が撤去され・・・

このペースでは世界中の地雷を撤去するのに1000年はかかるそうです。人間は何をやってるんでしょうかねぇ・・・

53:米国の社会的責任投資残高が108万円増え・・・

社会的責任投資(Socially Responsible Investment:SRI)」とは、企業を財務評価だけでなく、倫理や環境対応を見て評価して行う投資のことです。

これ自体はいいことだと思いますが、だったらなぜ環境破壊やモラル低下が進んでる感じがするのでしょうか。なんか妙な気がします。不二家の事件のISOみたいに(なんでこのへんをマスコミは糾弾しないのだろう・・・)有名無実化してるのでしょうか・・・

あんまり長くなるのはあれなのでこれくらいで。

部屋主は母親がけっこうエコロジカルな人間だったことや、田舎なのでゴミの分別などがうるさいこと、自分が貧乏なことで、けっこうエコ的な人間だったりします。もう何年も食べてるものの半分以上は、いわゆるゴミですし、電気もガスも水もかなり節約してるし、色んなものの物持ちもいいですし。まぁ本はいっぱい買ってますのであれですが・・・

とりあえずこの本の内容はかなり薄いです。ですので、こういうことを知ってる人にはそれこそ紙の無駄使いかとは思います。

ただ、その分、こういうことに興味のない人に興味をもたせるのは調度よいかとも思います。わかりやすいですし、絵(絵というとちょっと違うかもですが)も部屋主個人としてはかなりいい感じですし。

問題提起としてのきっかけとなる本ですので、是非とも色んな人に手にとって欲しいとも思いますね。また後日紹介する予定の「世界を変えるお金の使い方」とセットで読んでほしいです。この本ではあまり触れられていない「どうすれば」という方法の例が「世界~」には色々示されてますので。

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環境問題のウソ

だらけきった半ヒキコモリ生活をしている部屋主ですがけっこう地球には優しくしようと思ってたりします。次の世代によい環境を残しておくのは先の世代の義務だと考えているからです。

環境問題のウソ Book 環境問題のウソ

著者:池田 清彦
販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:B

内容紹介的なもの&感想

環境問題をあつかった本は何冊か読んでるのですがどうも一般に流布してる知識はいまいち考えが足りないとかおかしいだとかいう内容のものが多いです(自分でそういう批判本を選んで買ってるから当然なのだけど)。

①地球温暖化問題②ダイオキシン問題③外来種問題④自然保護問題の4部構成となってます。

①については二酸化炭素と地球温暖化は関係ないのに、その規制をめぐり京都議定書に批准した日本はバカだという論調です。

まぁ確かに日本は変な条約を結んだもんだと思うしここにも無駄な税金がと思うと怒りが沸いてきますが、有害物質を同時に出す場合の二酸化炭素の排出は、温暖化とは無関係で何かしらの世界的規模での規制があっても悪くないと思ってたりすします。ただこの分野はあんまり詳しくないのでよく知ってる人が見てたらコメントでご指導していただけると幸いです。

②あまり聞かなくなったダイオキシンと毒性はさほどでもないのに国民の安全の名目で多額の税金が投入されたのは納得できんという話です。

ホントならこれまたふざけた話ですね。

③生物とは多様であるものだし環境というものは変化するものだから外来種が侵入しようがしまいが大した問題ではない、駆除に税金を使うのは無駄という内容です。

部屋主は積極的な侵入させるのはどうかと思うけどあとはしょうがないのでメリットやデメリットを考え行動しましょうというものなので著者と似てるかもです。

④自然保護は自然のためでなく人間のために行うもの、闇雲に税金をつぎこむのではなくもっと計画的にという論調です。

どうもこの著者とは考えてることが似てる気がしますね。

環境の本というより政府批判本のような気も・・・とりあえず図や絵もあり読みやすいので毎度通り普段こういうことを考えない人は読んでみてはいかがでしょうか。

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