厭な小説 京極夏彦著

お気に入り作家の京極夏彦さんの作品。

あんまり買う気はなかったのですが文庫化した際の表紙の気持ち悪さにつられて購入。

京極堂シリーズはノベルスでそろえてるので、どうせ並べるならノベルスサイズがよかったかなと、ちょっと後悔。

部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

「厭だ。厭だ。厭だ―」

同期深谷の呪詛のような繰り言。

パワハラ部長の亀井に対する愚痴を聞かされ、うんざりして帰宅した“私”を出迎えたのは見知らぬ子供だった。

巨大な顏。

山羊のような瞳。

左右に離れた眼。

見るからに不気味な子供がなぜ?

しかし、妻は自分たち以外に家には誰もいないと言う。

幻覚か?

だがそれが悪夢の日々のはじまりだった。

読書感想

タイトル通り、ただただ厭な気分になる小説です。

面白い面白くないではなくただただ厭な気分になる作品。

そういう意味ではすごいと思います。

連作短編という構図も素敵です。

おおきくつながってるわけではないですが、微妙にきっちり繋がってる繋がり具合がまた厭な気分を増幅されてくれますし、先の話の違和感が後の話でうまく解消(?)されるあたりがさすがに巧いですね。

ということで各話感想。

・厭な子供

ほんと厭な気分になります。

ホラー的な意味ではまずまず。

とにかくラストが厭。

あー、厭だ。

・厭な老人

汚い感じで厭。

生理的に厭。

あー、厭だ。

・厭な扉

この中でなんか浮いてる感じの作品。

狙ってるのか、どうなのか?

それがわからないのも厭。

あー、厭だ。

・厭な先祖

オーソドックスな厭さ。

あーんまり厭じゃないかな。

厭なことは厭ですが。

・厭な彼女

なんて厭な彼女だ…

これは新しいというかなんというか。

あー、厭だ。

・厭な家

こんな家には住めない。

という意味ではオーソドックスなのかな。

さほど厭でもないけど厭なことは厭。

・厭な小説

厭な話で厭な締め方。

なんという厭さだ…

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塗仏の宴 宴の始末 京極夏彦

読みました。

塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス) Book 塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)

著者:京極 夏彦
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

蓮台寺温泉で裸女を殺害して木に吊るすという殺人事件が発生します。

犯人は当時世間を騒がせてきた猟奇殺人事件に悉く関係のあった小説家「関口巽」。

しかし、自白はしているものの、その供述には曖昧な部分が多いため捜査陣は困惑してしまいます。

そんな警察当局をあざ笑うかのように、様々な新興宗教団体が伊豆に集結し事態はさらに混迷の一途を辿っていきます。

果たして関口は本当に殺人を犯したのか、そして各種信仰宗教団体がこぞってその目的としている伊豆山中にある村とそこで彼らを待つものとは・・・

部屋主の感想

まずまずですかね。

相変わらず伏線の回収やら薀蓄はすごいと思いますが、今回はいわゆるオチの部分がかなり早い段階で予想できてしまったのが残念といえば残念です(くんほう様に関してではなく物語の筋としての方ね)。

でもってキャラですが、「宴の支度」では登場しなかったこれまでの作品の方たちの登場は楽しかったです。

そしてあの新しいキャラ。こういう方は大好きです。

「魍魎の匣」に登場した「美馬坂」もよかったですが、彼をも一蹴してしまう、善悪の彼岸を超えてしまっているようなこういう人物に部屋主は非常に憧れてしまいます。

あと、「支度」編で退場してしまったあのお気に入りの人物が、何気に再登場してくれるとどこかで期待してたりでしたが・・・

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塗仏の宴 宴の支度 京極夏彦

読みました。

塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス) Book 塗仏の宴 宴の支度 (講談社ノベルス)

著者:京極 夏彦
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

昭和28年春。

小説家である「関口巽」は奇妙な取材依頼を受けます。

それは伊豆山中にあった集落が住人ごと忽然と消えてしまった村に関する調査でした。

消えた村へと赴く関口の前に現れた郷土史家と名乗る男は言います。

「世の中には不思議でないものなどないのです」と・・・

部屋主の感想

まずまずですかね。

これまでの作品の登場人物たちのその後などがわかって楽しかったです。

連作短編風となっているため物語全体の評価は次にもちこしといった感じでしょうか。

でもって、連作短編風なのでひとつひとつの話としてはつながっているものの、その物語だけである程度完結してるものもあり、その面白さはまぁまぁといった感じです。

とりあえず部屋主の好きなあのキャラが再登場、そして退場となったおかげで、後半は非常に一喜一憂しました。

あと、薀蓄ですがこれまでの作品の中でも一番多いような気がしました。いつもながら勉強になりました。

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絡新婦の理 京極夏彦

読みました。

「絡新婦」とかいて「じょろうぐも」と読みます、一応。

絡新婦の理 (講談社ノベルス) Book 絡新婦の理 (講談社ノベルス)

著者:京極 夏彦
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

「箱根連続僧侶殺害事件」が起こっているころ、刑事の「木場」は「平野」という連続殺人犯を捜査していました。

鑿で目を潰すことから「目潰し魔」と呼ばれる平野を追っていると、新しい容疑者として木場の友人である「川島」が捜査線上に上がります。

木場は個人的に問い質そうと川島の元を訪れますが、彼は木場を払いのけ逃走します。その時川島は木場に「蜘蛛に訊け」という言葉を残していきました。

全寮制の基督教系の中学校に通う「美由紀」は、親友の「小夜子」が恨みを晴らすために行っている「蜘蛛の僕」探しに付き添っていました。

それは学園の七不思議の一つで、自分に代わって恨みを晴らしてくれる存在とそれを呼び出す呪いの儀式といったものです。

しかし、噂だけだと思っていた「蜘蛛の僕」と呪いの儀式の噂を探っていると、別の七不思議に登場する「黒い聖母」が現れ、小夜子の望んだように実際の殺人事件が発生してしまいます。

一方、釣り堀を営む「伊佐間」が古美術商の「今川」を伴って偶然訪問することとなった地方の名門「織作」家。

蜘蛛の館」と呼ばれるその御殿で、彼らが亡くなった当主の残した遺物の鑑定をしようとしていると、時期当主である「是亮」が「絞殺魔」によって殺害されてしまうのです。

一見なんの関係もなく全く違う場所で次々と発生する事件ですが、凡ての裏には「絡新婦」の存在が見え隠れし・・・

部屋主の感想

抜群に面白かったです。

相変わらずのクオリティの高さに驚きます。これまでで一番面白かった「魍魎の匣」に勝るとも劣らない面白さを感じました。

毎回同じこと書いてる気がしますが、散りばめられた伏線が回収されていく様は見事としか言いようがありません。この快感を味わいたくて、京極氏の作品を読んでいるような気がします。

そして今作品は、部屋主好みのどんでん返しあり、最後の最後まで犯人がわからないという感じでミステリとして一級品だと思います。

もちろん部屋主もいったんはミスリードされましたが、最初の場面を思い出してなんとか犯人に辿り着くことができていました。しっかりと読んでいればきちんと犯人に行き着くのもとてもいいですね。

で、件の最初の場面についてですが、いきなり不確定性原理や量子論(シュレティンガーの猫あたりを噛み砕いて説明してある)を持ち込んでいるかつ幻想的な憑き物落しの場面から始まっているので、上記のように犯人探しの重要なヒントになるだけでなく、否が応でも先が気になって仕方がない構成となっています。

ちなみにこれを読んでる時は仕事が非常に忙しい時期だったのですが、睡眠時間を削って3日で読了してしまう程の面白さでした。

また、いつもながらの薀蓄も非常に面白かったです。

一応部屋主は文化人類学や民俗学も学んでいる人間なので(修士論文は分類的には宗教人類学かと)、この手の知識もありましたし、何の偏見もないのですが、人によっては現代人と感覚のずれている「性」についての記述が少々受け入れなれないかも知れませんが。

不満点はといえばわかりにくい犯人の動機の問題と、あのお気に入りの人物(気弱な彼)の登場場面が少なかったあたりでしょうかね。やはり彼の人物が虐められてる場面はこの物語の花のひとつだと思いますゆえ。

あらゆるところに伏線という糸を張って、読者を蜘蛛の巣に誘い込んでしまうあたり、著者こそが真の「絡新婦」とも言えるかもしれません、男だけど。

この本の部屋主がグッときた台詞&格言

怖いのはお化けじゃねえ。悪漢でもねえ。人の心でもねど。恐がンのはお前、自分だ。恐がってる者は、傍から見りゃ滑稽なだけだぞ」by美由紀の祖父

確かに。と美由紀はそう思って踏みとどまるわけですが、確かに「確かに」な台詞かと思います。

自分が劣った人間だと思うのは楽なことです。それは普く言い訳に過ぎない。劣っているから仕方がない、出来ぬものは出来ぬ-弁解だ-」by京極堂

いつもながら京極堂の台詞はいいですね。自分でよく似たことを言った記憶があったりするのは自画自賛でしょうか。何にせよこれに続く「悪魔だ-弁がたつ」という台詞にもふきました。

繰り返しますがこの世に劣った人間などいないし異常の基準などと云うものもない。犯罪者を異常者として決めつけて理解の範疇から外してしまうような社会学者こそ糾弾されるべきです」by京極堂

いやもうまったくその通りかと。

目を背けて穢れとして祓い落してしまうから何も見えない。性や差別の問題をややこしくしているのはそうした意識です」by京極堂

これもまったくもってその通りかと。

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鉄鼠の檻 京極夏彦

読みました。

鉄鼠の檻 (講談社ノベルス) Book 鉄鼠の檻 (講談社ノベルス)

著者:京極 夏彦
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

拙僧が殺めたのだ

雪の積もった山道、全盲の按摩師「尾島」が撞木杖で突いていたもの対し、僧はそう言いました。

「拙僧は鼠だ」「彼の者は牛だ」「檻を破って逃げ出した」などと、よくわからない問答を続ける男が恐ろしくなった尾崎は雪道を一目散に逃げ出しました。

古物商の「今川」は、「久遠寺」という元医者が居候している山奥の宿で、さらに山奥にある「明慧寺」の商談相手から5日も待ちぼうけをくらっていました。

そこに、雑誌編集者の「中善寺敦子」が、同じく雑誌編集者の「鳥口」を連れてやってきます。

敦子の兄でおよそ知らないことないような男「京極堂」が知らないという「明慧寺」を取材するためです。

2人が宿に到着し少しした後、庭にさっきまでなかったはずの場所に、座禅を組んだ状態で凍りついた坊主の死体が突然出現し・・・

これが後に「箱根山連続僧侶殺害事件」と呼ばれる事件の始まりでした。

京極堂がその存在を知らなかった謎の寺「明慧寺」。

何かを隠して取材をしている敦子の同僚「飯窪」。

あってはならないものがあるかもしれない」といって土砂の中から発見された蔵の蔵書鑑定を頼まれた京極堂。

十何年もの間、山中を赤い振袖を着て気味の悪い歌を歌いながら彷徨い歩く年をとらない少女の存在。

そして京極堂すら落せない憑物とは・・・

部屋主の感想

実に面白かったです。

「姑獲鳥の夏」「狂骨の夢」と同じ、Aランクですがこの「鉄鼠の檻」の方が上ですね。ただ、「魍魎の匣」と比較すると少々落ちる感じではあります。

それはさておき相変わらずのクオリティの高さですね。散りばめられた伏線が回収されていく様は見事です。

ただ、ミステリとしては専門的な知識がなければ、犯人が誰がということや動機はともかく、なぜそうしたかは、あのページが挿入されねばわからないというあたりで減点してあります。

とはいえ今回はこの専門的な「禅」に関する薀蓄がたまらないです。非常に勉強になりました。

でもってこういうアプローチもあるのだなと、「禅」について色々と勉強をしてみたいとも思いました

とはいえ、この薀蓄のおかげで物語が長くなりすぎてる感じがかなりするってのもあったりしますが。

お次はキャラ。

相変わらず京極堂と関口のやりとりには笑いましたし、榎木津には笑わせてもらいました。

新キャラがこれまた魅力的だし、旧キャラが色々と出てくるのもシリーズファンとしては嬉しいところです。

「彼」が出てこないのが少々残念といえば残念ですが。

この本の部屋主のグッときた台詞

この世に科学で解明できないものなどないよ。ただ科学的思考と云うのは凡てが証明され、明白になっていない限り、結論をだしてはならないものだ。いずれ凡てが解明できると希望的観測を述べるならいいが、証明できぬ部分まで含めて解かったような顔をするのは驕りだからね。科学的思考に依って理解しようとするなら、現状判らないことは判らないままに棚に上げておくしかないのだと云う腹の括り方をしなければう嘘だ」by京極堂

人間には人間であるという限界があると思ってるので、なんでも科学で解明できるとは思ってませんが、その後は概ね同意です。

どんなに理解が及ばないからと云って、理解が及ばぬものを丸呑みにして理解したが如き気になっていても始まらないし、況してやそれを丸ごと否定してしまっては何も見えて来ないだろう」by関口

彼が徐々に成長しているのも本シリーズの魅力のひとつでしょうか。

他にも「禅」に関する含蓄のある良い台詞が多いのですが、抜粋するには長すぎるし、多すぎるし、前後の文脈や物語の流れというのも楽しんでほしいので、是非とも本書を読んでほしいですね。

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どすこい(安) 京極夏彦

読みました。

どすこい(安) Book どすこい(安)

著者:京極 夏彦
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:C

多少ネタばれ注意です。

あらすじらしきもの

「地響きがする―と思って戴きたい」から始まる、ベストセラー7作を「でぶ」一色で塗りつぶす連作短編です。

四十七人の力士

(池宮彰一郎著・四十七人の刺客)

パラサイト・デブ

(瀬名秀明著・パラサイト・イヴ)

すべてがデブになる

(森博嗣著・すべてがFになる)

土俵(リング)・でぶせん

(鈴木光司著・リング・らせん)

脂鬼

(小野不由美著・屍鬼)

理油

(宮部みゆき著・理由)

ウロボロスの基礎代謝

(竹本健治著・ウロボロスの基礎論)

部屋主の感想

面白いといえば面白いです。

くだらないといえばくだらないです(きっと著者はこういうのを狙ってるのでは思いますが)。

それにしてもよくまぁこう巧い事、有名作品を「でぶ」でパロれたなぁとも思います。

巧いといえば、何気に連作だったりしますし、コロコロと文体が変わったりするあたりも楽しめたりします。

とりあえず読んだことある作品のパロディの場合は、やはり知らない作品よりも楽しかったですね。

暇つぶしにゴロゴロと読むにはいいかも知れませんね。何気にけっこう笑えますし。

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狂骨の夢 京極夏彦

読了しました。

狂骨の夢 (講談社ノベルス) Book 狂骨の夢 (講談社ノベルス)

著者:京極 夏彦
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

戦中、「榎木津」の部下で、戦後も友人として付き合っている「釣り堀」を営む「伊佐間」は、趣味の釣りで行った「逗子」で「朱美」という女性に出会い、「髑髏」と「先夫を殺した」という告白話を聞くことになります。

同じく逗子で、「髑髏」と「信仰」について悩みながらも教会で牧師をしている「白石」と、教会に居候している元精神科医で「髑髏」が元凶で苦しんでいる「降旗」の元に、「朱美」という女性が訪れ、「髑髏の話」、「先夫を殺した話」、「蘇ってくる先夫を殺し続けている話」などを懺悔していきます。

一方、小説家の「関口」は、同じく小説家である「宇田川」の悩み相談を受けていました。宇田川の悩みは妻「朱美」の「髑髏」「先夫を殺した」「蘇ってくる先夫を殺し続けている」といった妄想についてでした。

そんな中、宇田川が殺され、容疑者として朱美が逮捕されるのですが・・・

部屋主の感想

面白かったです。

3作目の入っても相変わらずのクオリティの高さに驚きです。

今回は宗教と心理学がテーマのひとつとして物語に組み込まれているのですが、著者の知識の幅広さにビビりました。

すごいですね。

そして、ようやく京極氏の作品に慣れてきたのか、前2作と比較すると、かなり物語の筋や伏線はその都度に理解できましたし、どんでん返しの種もかなり早い段階から見抜けていました(今回はそんなに特殊な知識が必要でなかったのと、宗教学や心理学は部屋主はけっこう得意だったのが幸いしたのかもしれませんが)。

だからといって面白さはないかといえば全く逆で、自分の確信を確かめたいがために、いつにも増してページをめくる手が止まりませんでしたし、京極堂が「憑きモノ落とし」をするときはかなりドキドキしてました。

そういう意味では前作や前々作と比較すると物足りない感がありましたが、逆の意味で楽しい作品だったように思います。

でもって、相変わらずキャラが立っていて、笑わせてもくれます。

特に榎木津。ここまでチョロっと出てきてた伊佐間も飄々として面白いですが、彼の前では霞んでしまいますね。

ブログ友達の皆様はけっこう榎木津ファンが多いみたいですが、実は部屋主はさほど好きではありません(こんなキャラには逆立ちしてもなれそうにないからです)。

でも面白くて素敵なんですよね彼は。

どれくらいカッコいいかは↓で。

この本の部屋主のグッときた台詞

世界中の不幸と苦悩を纏めて背負ったような顔をして、そんなもの誰だって背負っているぞ!ちっとも偉くない。心の暗闇だが何だが知らないが、心に光度や照度があるか。明るい暗いで善し悪しが決まるのは電灯ぐらいだ」by榎木津

人は人を救えないとか嘯いているが、僕は泥鰌だって掬えるぞ」by榎木津

ここは吹きました。この場面、この状況でこうきたかと思いました。カッコよすぎです。この後にはあんなことまでいいますしね(笑)

ちなみに「嘯いて」は「うそぶいて」、「泥鰌」は「どじょう」、「掬う」は「すくう」と読みます。一応。

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魍魎の匣 京極夏彦

「姑獲鳥の夏」に続き2作目の京極本です。

魍魎の匣 (講談社ノベルス) Book 魍魎の匣 (講談社ノベルス)

著者:京極 夏彦
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

雑司が谷」の事件の後始末に追われていた刑事「木場」は、帰宅途中、電車自殺に遭遇します。

電車に飛び込み瀕死の重傷を負った美しい少女「加菜子」が運ばれた病院へ、彼女と一緒にいた少女「頼子」と連れて向かった木場は、加菜子の姉である密かに想いを寄せていた元女優「絹子」と運命的に出会います。

収容された病院では治療不可能だった加菜子は、治療のために専門の研究所へと運ばれていくのですが、そこは巨大な匣のような施設で・・・

雑誌編集者「鳥口」は小説家「関口」を誘い、匣に手足が詰められていた連続バラバラ殺人事件の取材をしていました。

さらに、ひょんなことから鳥口が入手した匣に魍魎を封じ込める民間宗教団体の信者リストには、殺されたと思われ人物の名前が高確率で記されており・・・

一方、探偵「榎木津」は父の知人からの依頼を聞いていました。日本有数の財閥の財産を相続する権利を持った少女の探してくれというものでした。

厳重な警察の監視と複数の関係者の見守る中、瀕死の重傷を負い動く事もできないはずなのに忽然と姿を消した少女の名は「加菜子」で・・・

部屋主の感想

非常に面白かったです。

とにかくびっくりするほど伏線が多いです。

わかりやすいのから、わかりにくいもの、すぐに回収されるものから、最後の最後まで回収されないものまで、種類は色々ですが全部しっかり回収されるあたりが見事です。

あれがこの伏線だったのかと色々と驚かせてもらいました。

ミステリの根幹ともいえる人体消失トリックや、ポイントとなる謎などはわかりやすいといえばわかりやすいけれど(こういうキショイ発想があっさり浮かぶあたり部屋主が変態だという可能性もありますが)、そこに至るまでの過程や、その発想などが実に素晴らしいです。

バラバラになった人体が匣に入ってるなど、色々と猟奇的な(部屋主は大好きなわけですが)ところがいっぱいあるわけですが、それが暗くなりすぎないあたりのバランスも見事ですね。

メインの「関口」、「榎木津」、「京極堂」のやりとりが実に笑わせてくれます。さらに新キャラの「鳥口」などもいいキャラしてます。

関口が「猿」、鳥口が「鳥」、「福本」が「犬」と、これでお供が三匹そろったなと一人でニヤニヤしてました。

とはいえ、キャラクターなら今回は木場がメインといった感じでしょうか。

部屋主は基本的に「京極堂」のような感情を見せない知的で冷静なキャラが好きなのですが、それと対極にいる直情的な木場のようなキャラも実は嫌いではなかったりします。

ある意味でこういう直情さに対しても憧れがありますね。

そして前作同様書いておかねばならないのが、京極堂の考え方のバランスとカッコよさですかね。今回も多少の違いはありますが(糾弾したれ派なので)、占いなどへのスタンスが部屋主自身と被る部分が多いので、そういう風に感じるのかも知れませんが。

彼の薀蓄は非常に勉強になりますし、「魍魎」と物語の絡みもため息が出るほど巧いなぁと思いました。

さらにキャラといえばこれまた今回登場の「美馬坂」教授がいいですね。こういう方面にイッちゃってるキャラも大好きです、というかこれまたある種の憧れがあります。

美馬坂と京極堂のやり取りは実によかったですね。とくに最後の方のは。

1作目も面白かったけれど、さらにそれを上回る面白さの続編を書いてくれるとは京極氏に感謝ですね。

次にも期待です。

この本の部屋主が好きな台詞

「一般に考えられている所謂心霊術なんて奴は、以前と変わらず、いや以前以上に阿呆だと思っているよ。しかしね。否定することと仕組みを知っていることは別だよ。また好き嫌いとできできないも別さ」by京極堂

こういう考え方が自分と似ているので好きなのですよね。

責任をとらないのなら未来予知はしてはならないのだ」by京極堂

いやはやまったくもってその通りかと。

ひらすら現世利益を求める愚民の前には、どのように崇高な教義理論も無力なのだ。難解な教えは勿論、時間のかかる修法も、ましてや修行なんてぇものが通用するはずもない。明日から、今から実践できて、即効性のあるような簡単な理屈―横丁のおばはんのお説教のようなのが一番効く。あとはそれにほんのちょっと香辛料を利かせてやれば良い。有り難くて、少しばかり抹香臭いヤツをね。一番効くのはオカルトの香りだったりする」by京極堂

TVで流行ってる江○某や細○某やの信者たちに聞かせてあげたいところですね。こういうものへの対応が部屋主と京極堂の考え方の違いだったりしますが。

「動機とは世間を納得させるためにあるだけのものに過ぎない。犯罪など、こと殺人などは遍く痙攣的なものなんだ。真実しやかにありがちな動機を並べ立てて、したり顔で犯罪に解説を加えるような行為は愚かなことだ。それがありがちであればある程犯罪は信憑性を増し、深刻であればある程世間は納得する。そんなのは幻想に過ぎない。世間の人間は、犯罪者は特殊な環境の中でこそ、特殊な精神状態でこそ、その非道な行いをなし得たのだと、何としても思いたいのだ。つまり犯罪を自分たちの日常から切り離して、犯罪者とは無縁であることを遠まわしに証明しているだけだ。だからこそ、その理由は解かり易い程良く、かつ日常生活と無縁であればある程良い」by京極堂

「そして、本人にも、周囲にも、どうしても納得できる動機が発見できなかった場合は、例の社会的責任能力のない状態、と云う判断がなされるのさ。これは逃げだよ。訳の分らないものは皆、精神病だとか神経症だとか、そういう暗箱にぶち込んでしまえばいいと云う、お得意のご都合主義だ。投棄される先に選ばれた神経症や精神病はいい迷惑だ。そのうえそう云うラベルだけで貼って、その場合は無罪放免だ。社会的には排除しておいて、野に放つ。犯罪者は差別し、なおかつ犯罪は野放しにする。本末転倒じゃないか、馬鹿馬鹿しい」by京極堂

「行き過ぎた動機の詮索は偏見差別と変わりないと云いたいんだ。犯罪と云う忌まわしいケガレを、日常から<排除>しようとする行為に他ならないからだ」by京極堂

ですね。時代設定は戦後ですがまるで現在の社会情勢について突っ込んでるようです。

もっともらしくて解かりやすいし、また解かったような気になるが、これは間違いだ。今の僕の話こそ、動機などと云うものはどうにでもでっち上げられると云う証拠なんだ」by京極堂

この当たりも是非とも本書で確認してほしいところですね。

満足とは如何なる時も自己満足だ。それ以外に満たされることなどない」by京極堂

これまたまったくもってその通りかと。カッコいいです。この当たりのやりとりも非常に面白くて好きです。

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姑獲鳥の夏

作品数が多いので未読だったのですが、ついに手を出してしまいました。

姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) Book 姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)

著者:京極 夏彦
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

昭和20年代後半、雑司が谷にある老舗の病院にちての奇妙な噂が流れていました。

噂は病院院長の娘が妊娠20ヶ月を迎えてもいまだに出産せずにいること、そしてそれは、彼女の失踪した夫の呪いが原因だというような内容でした。

またその病院では新生児が消えるという奇妙な事件が発生しており、警察が介入しようとするも、被害者が訴えを取り下げたため、事件の真相は闇の中へと消えているいう過去もありました。

その噂に興味をもっている物書きである「関口」は、古本屋の主で友人の「京極堂」と話し、その消えた男が先輩の「藤牧」であると知り、友人の探偵「榎木津」を訪問します。

偶然そこには噂の元である病院の娘で、噂の女性の姉にあたる「久遠寺涼子」が事件解決の依頼にやってきており・・・

部屋主の感想

面白かったです。

色々と張られた伏線が回収されていく様は見事です。やはりミステリ作品はこうでなくちゃと思いました。

ただ、事件そのものは結構チャチな感じだけれど(物語の展開自体はけっこう簡単に読めるのが非常に残念)、それを京極氏の巧みな文章力(これがデビュー作というのですから驚きです)と学問的薀蓄と発想、魅力溢れるキャラクターたち(京極堂のカッコよさ、榎木津の面白さ、関口のへタレ具合など)が優秀な作品に押し上げているように思われます。

特に、「不確定性原理」や「脳の構造」といった科学的知識を踏まえた上で、いわゆる「妖怪」や「霊」といったものや「民俗学」的なものとの繋がりを巧みに描き出す著者の力量は素晴らしいと思いました。

ただ、部屋主は京極氏の作品をもっとホラー的な恐ろしい物語と想像していたのですが、けっこうマイルドだったので、怖さを求める部屋主としては少々残念でなりませんでした。まぁ、これはただの勘違いだったわけですが。

ちなみに部屋主は、京極堂の考え方が自分と似ているのに驚きを憶えつつ(なのでちょっと評価は高めです)、彼のように色んな知識を蓄え、かつ頭の回転が異常に早い人間になりたいものだと強く思いました。

この本から部屋主が選ぶ格言

だいたいこの世の中には、あるべくしてあるものしかないし、起こるべくして起こることしか起こらないのだ。自分たちの知っている、ほんの僅かな常識だの経験だのの範疇で宇宙の凡てを解ったかのような勘違いをしているから、ちょっと常識に外れたことや経験したことがない事件に出くわすと、皆口を揃えてヤレ不思議だの、ソレ奇態だのと騒ぐことになる。だいたい自分達の素性も成り立ちも考えたことのないような者に、世の中のことなんかが解ってたまるかい」by京極堂

自戒します。

書物の持つ価値は歴史的遺物としての価値や骨董品的価値だけではありません。読む者にそれを読み解く力さえあれば、たとえ何百年経とうと昨日書かれたもののように価値を生み出すのです」by京極堂

ゆえに書物は素晴らしいのかと。

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