鬼談百景 小野不由美著

お気に入り作家「小野不由美」さんによる百物語。

部屋主の独断ランク:C

独断ホラーランク:C

内容紹介のようなもの

掌編の名手としての技倆を遺憾なく発揮した恐怖の九十九話。

小野不由美が初めて手掛ける百物語怪談本。

読むほどに不穏な闇は深まり、恐怖がいや増す―

感想

まずまずでした。

お気に入りシリーズの「新耳袋」や「九十九怪談」と同じような構成の怪談集です。

基本的に同じ当たり外れがあったりするのもほぼ同じ感じです。

個人的には「どこの子」と「赤い女」という話が怖かったですね。

あと書いておくべきことがあるとするなら、同著者の「残穢」とかぶってる話もあったりするので、ファンなら両方とも読んでみるのも良いかと思います。

ちなみに「新耳袋」シリーズとか同じで、わざと丑三つ時に一気読みしてるのですが、読んでる途中は妙に涙が出て困りました。

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残穢 小野不由美著

お気に入り作家の小野不由美さんの久々の新作です。

部屋主の独断ランク:B

独断ホラーランク:C

あらすじらしきもの

畳を擦る音が聞こえる、

いるはずのない赤ん坊の泣き声がする、

何かが床下を這い回る気配がする―

この家はどこか可怪しい。

何の変哲もないマンションで起きる怪現象を調べるうち、浮き上がってきた「土地」を巡るある因縁。

怨みを伴う「死」は穢れとなる。

穢れは怪異となり、伝染し、拡大する。

感想

よかったです。

長編ではありますが、怪談を追っていくうちにどんどんつながっていくいくという連作短編的な構成は好物です。ちょっと長すぎる感はありますが。

実話怪談的に著書が怪談を追うという構成もリアルな感じがしてよかったですね。

そこに「平山夢明」とか「福澤徹三」とか、ホラー好きにはよく知ってる名前が出てくるのもリアルさが増してよかったですね。

ついつい「キター」と思ってしまうという感じもありましたし。

物語としては面白いですが、怖さはそれほどではなかったのが残念という印象です。

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悪霊だってヘイキ! 上下 小野不由美

ブログ友達の「陸抗」さんにかしていただきました。

アフィリエイト画面に繋がらないので割愛。

部屋主の独断ランク:C

あらすじらしきもの

リンが消え、綾子が消え、そして、ナルも消えた。

朽ち果てた校舎の中で、麻衣はひとりぼっち―ちがう、麻衣の手を握る小さな手が、ひとつ、ふたつ、・・・七つ!

心霊現象調査事務所の八人がやって来た廃校は、そこだけ時間が止まり、五年前のまま。

生徒も五年前のままで、自分たちの生命がなくなったことも知らず、仲間をふやし続けている。

メンバーを取り戻すため、闘う麻衣は、ひとり―ナルはいない。

感想

まずまず面白かったです。

漫画版はこの途中までなので、気になっていた続きが読めたのはありがたいです。

まず、校舎に閉じ込められて仲間たちが次々と消えて行く・・・こういう設定は大好きです。

一応(続きはあるけど)これで悪霊シリーズは完結なので、成長した麻衣が見られるのも楽しいところですね。

で、これまで謎につつまれてきたナルの秘密がわかるのも楽しいところ。

けっこう色々とこれまでの作品中に伏線が張られていたのが回収されるていくのもいいですね。

こういうところも好みです。

あと、相変わらずの読みやすさ。ここまで読みやすいのはすごいと思いますね。

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悪霊はひとりぼっち 小野不由美

ブログ友達の陸抗さんに貸してもらいました。

アフィリエイト画像はDVD版です。

ゴーストハント FILE6「禁じられた遊び」上巻 [DVD] DVD ゴーストハント FILE6「禁じられた遊び」上巻 [DVD]

販売元:エイベックス・トラックス
発売日:2007/06/27
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ゴーストハント FILE6「禁じられた遊び」下巻 [DVD] DVD ゴーストハント FILE6「禁じられた遊び」下巻 [DVD]

販売元:エイベックス・トラックス
発売日:2007/07/25
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部屋主の独断ランク:C

あらすじらしきもの

あたしが、「心霊現象調査事務所」でアルバイトをしているのは、所長のなるがカッコいいからではない。

だって、彼の性格の悪さは、今回の調査で決定的なものとなった。

―緑陵学園。麻衣の目の前で鬼火が次々と人魂を食べていく。やがて最も邪悪な霊が巨大な鬼火となって人を殺す・・・

感想

基本的には先日の「悪霊がいっぱい」と同じ感想ですね。

異常なまでの読みやすさ。

内容に関してはこれまた漫画版が忠実だったゆえ違和感は感じず。

とりあえずラストのナルの冷たさの意味はわけがわからない。

とりあえず説明はすればいいのにと。

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悪霊がいっぱい 小野不由美

ブログ友達の陸抗さんに貸してもらいました。

アフィリエイトはDVD版です。

ゴーストハント FILE1「悪霊がいっぱい!?」 [DVD] DVD ゴーストハント FILE1「悪霊がいっぱい!?」 [DVD]

販売元:エイベックス・トラックス
発売日:2007/01/24
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部屋主の独断ランク:C

あらすじらしきもの

どこの学校にだって怪談の一つや二つはある。でも、あたしが通ってる高校のはとびきりよ。

旧校舎を取り壊そうとすると、機械は壊れる、人は死ぬ、お化けはでる…思いあまった校長先生、ついに霊能者に助けを求めたの。

で、やってきたのが、性格悪くてナルシストのゴースト・ハンター、ナル君。

なぜか助手をつとめることになったあたしの前でも怪現象が続発。つきとめられた意外な正体!これがあたしとナルの恋の始まり!?

感想

ゴーストハントシリーズは漫画版から入ったので色んな意味で驚きました。

まずは文体。

小野さんの作品はまず「屍鬼」「十二国記」と読んでいたので、主人公麻衣の一人称から語られる軽い文体にびっくりでした。

でもって異常なほど読みやすかったです・

次は挿絵。

絵が古いのは仕方ないとして・・・漫画版とのぼーさんの外見にもびっくり。誰これ?って感じでした。

内容に関しては漫画版が原作に忠実だったためか、特に違和感は感じずで、普通でした。

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十二国記 9 華胥の幽夢 小野不由美

読みました。

華胥の幽夢(ゆめ)―十二国記 (講談社文庫) Book 華胥の幽夢(ゆめ)―十二国記 (講談社文庫)

著者:小野 不由美
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:

あらすじらしきもの

戴国王「驍宗」の命で漣国へ赴いた秦麒を待っていたのは。

芳国王「仲韃」への大逆の張本人「月渓」に慶国王「陽子」から届けられた親書とは。

才国の宝重華胥華朶に託された理想の国への憧憬の行方は。

そして、「陽子」、「楽俊」、十二国はいま―。

・冬栄

・乗月

・書簡

・華胥

・帰山

感想

これまたいつもどおりよかったです。

その後やその前の登場人物たちの姿が描かれているのは、シリーズファンとしては嬉しい限りですね。

でもってこれまたいつもどおり考えさせられる箇所も多かったです。

「華胥」のそれぞれの「理想の国」や「罪の自覚」や「人を責めること」あたりについては、実に色々と考えさせれました。こういう命題はほんと悩ましいです。

また、下で抜粋してますが、「乗月」に出てくる「正義」や「罪」についての場面、「書簡」の「空元気」の場面あたりは非常に好きですね。

これで十二国記シリーズは一応出てる分は全部読んだことになると思うのですが、まだ完結してないので、今後にも期待したいと思います。

抜粋

「人は変わることができるんです―幸いなことに」

よく、そんなつもりじゃなかった、とか、そんな大事だとは思わなかった、と私たちは言うわけですけど、罪の重さを知らずにいること自体、それがひとつの罪なんじゃないかな。罪の重さを分からないで罪を犯すことは、二重の罪なのかもしれません

確かに罪は罪なのでしょう。ですが、罪を遠ざけるのも道、罪を悔いて正すことも道でございましょう

人を諫めることは難しい。~だが、諫言が無意味だとは思いたくはなかった。諫めるための言葉には、諫める相手への期待と情愛が語るまでもなく含まれている

犯した罪が消え去ることはないが、本人の自覚と悔いによって許されることもあるのだと思っていたかったのかも

平気だってことはない―絶対に。慣れてるってこともないと思う。辛いことに慣れる人間なんて、やっぱりいないと思うから。訊けば、慣れっこだから平気だ、と言うのかもしれないけど、平気なはずなんてないよ。辛く感じないんじゃない、辛い気分を乗り越える方法を知ってるだけだのことだと思う

上手くやってるって聞くと、そうか、じゃあ私も頑張らないとな、と思えるんだ。本当に順風満帆なはずなんて分かっているからこそ、それでも平気だって言って、しゃんと背筋を伸ばしている様子を見ていると、私もしゃんとしよう、元気を出して頑張ろうって気になる

大丈夫だ―少なくとも大丈夫だよ、って言えるくらいには問題ない。だから大丈夫だって言うし、そう言ってると自分でも乗り越えられるような気がするんだ。きっとこれって空元気なんだけど、空元気だっていいだろう?別にそう振舞うことを強制されて無理してるわけじゃないんだし。強がりだろうと背伸びだろうと、元気でいたいんだから

そうじゃないわ。捨てたりしない人間でありたいのよ。投げ捨てれば絶対に後悔するわ。とても自分が嫌になると思うの。そんな人間になってしまうことは嫌なの

罪に誘惑を感じる人が、罪を断固そして遠ざけていられる、そのことのほうが何十倍も立派なことなんですよ

人を責め、非難することは、何かを成すことではない

人を責めることは誰にでもできることです。でも、ただ責めるだけで正しい道を教えてあげられないのなら、それは何も生まない。正すことは、何かを成すことだけど、非難することは何かを成すことじゃない

人を責めることは容易いことなんですよね。特に私たちみたいに、高い理想を掲げて人を責めることは、本当に簡単なことです。でも私たちは、その理想が本当に実現可能なのか、真にあるべき姿なのかをゆっくり腰を据えて考えてみたことがなかった気がするんです

分かっていなかったことを恥じる必要はないのだと思うのです。恥ずべきこと―後悔すべきことがあるとすればただひとつ、それは確信を疑わなかった、ということです

疑いを抱きましたね。自分たちが無知なのではないか、過つのではないかと分かりましたね?ならば、それを正すことができます―

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十二国記 8 黄昏の岸 暁の天 小野不由美

読みました。

黄昏の岸 暁の天―十二国記 (講談社文庫) Book 黄昏の岸 暁の天―十二国記 (講談社文庫)

著者:小野 不由美
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:B

あらすじらしきもの

登極から半年、戴国再興に燃える秦王「驍宗」。

反乱鎮圧のため自ら文州に赴いた王の悲報に、留守を預かる幼い「秦麒」は衝撃をうけ、大鳴動とともに忽然と姿を消した。

王と麒麟を突然失い、偽王の圧制がはじまった戴―。

その行く末を案じ将軍「李斎」は命をかけて景王「陽子」に会うため空を翔けるが…

感想

なかなかに良かったです。

いつもながら色々と考えさせられる場面も多く、「内実」についての「陽子」と「李斎」のやりとりあたりなんかが好みです。

でもって、上の内実のところと絡まって、最後の方で謀反を行った部下の言い分にも一理あると凹む「陽子」を論理的に諭す「浩瀚」が渋いです。

一見冷たい風に見えても、こういう論理でもって人を諭せる人間になりたいものですね。

もちろん、物語的にもなかなかに面白かったです。

ただ、3巻と同じく「魔性の子」とリンクしており、着地点がわかっているのがいまいちでしたね。

中には「ベルセルク」のようにそれが面白いような作品もあるのですが、これはそんな感じではなかったです。

抜粋

「期待が裏切られることは辛い。それが心の底からの望みであるだけ、得られなかったときの絶望は深い」

「結局のところ、その人物の為人の問題ではございますよ。そしてそれは、その者がいかに振る舞い、生きているかにかかっているのです。常にそれを問われている。必ず誰かが見ているのですから。そして信ずるに足るものであれば、喜んでその行為に報います」

「そもそも自らの手で支えることのできるものを我と呼ぶのではないんでしょうか」

「・・・まずは自分からなんだよな」

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十二国記 7 図南の翼 小野不由美

読みました。

図南の翼 十二国記 講談社文庫 Book 図南の翼 十二国記 講談社文庫

著者:小野 不由美
販売元:講談社
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部屋主の独断ランク:

あらすじらしきもの

何不自由なく豪商の娘として育った少女・「珠晶」は先王の歿後、荒廃した恭国を憂い水から王となるため蓬山を目指す。

侍女の衣を失敬し家を抜け出したものの、騎獣をだましとられ、苦難の末にたどり着いた蓬山には自らを恃む人が溢れていた。

だが、最後に麒麟が跪いたのは…

感想

実に面白かったです。

「珠晶」の意地っ張りで生意気、それでいて真っ直ぐに多くの人を想う心、そして頑張って成長していく姿が実に良いです。

特に後半の妖魔と一人で戦おうとするその心意気の清さには胸がうたれました。カッコよすぎです。

さらに

必要なことをきちんとやってくれる人がいないから、こんなに小さいあたしが色々と考えないといけないのよ

という台詞と、最後の方で明かされる彼女が王を目指した理由には(「義務だと思ったからよ!」とを含む愚痴を言う資格についての2つ場面)、涙が溢れそうになりました。

今の子供たちにこんなことを言われないようにしっかり頑張らねばと思いいました。

というか私も本来ならここで紹介してる堅苦しい本なんか、あまり反応もないし、読めば読むほど辛くてしんどくなりますしでホントは読みたくなかったりするのですが、彼女と同じように考えてやってる部分が強かったものでして。

ナルシスティックな快感が混じってるのが恥ずかしい限りなのですが。

そんな愚痴はさておき、物語としてもなかなかに面白いです。

まさかあそこであの人物が登場するとは完全に予想外だったりで、その衝撃にしてやられたりですしで。

こういう壮大な時間のスケールがある物語の良いところですね。

もちろん上下で抜粋してあるように、これまで同様色々と考えさせられる言葉もたっぷりです。

抜粋

「他者に敬意を抱くことができない者は、決して他者から敬意を抱かれるようにはならない」

自分の得たい答えを探すために考えるのじゃ、意味がない

・・・でないから分からない。これは理解を拒絶する言葉だ。説明されなければ、理解できるももできないもない。~何事につけても、自分の身に起こってみなければ、理解できないものというのはあるからね。それは事実だけれども、同時に理解を拒絶する言葉でもある。理解を拒絶するくせに、理解できない相手を責める言葉だ

「目の前にいる困った人を見捨てることが酷いことなんだったら、目の前にいる人が障害困ることを承知で何かをねだるのも、同じくらい酷いということになりはしない?」

「あたしに言わせれば、身近な場所で人がどんどん死んでいるのに、他人事の顔をしてられる人のほうがよほど世間知らずよ。死ぬってことも辛いってことも、ぜんぜん本当に分かってないんだわ」

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十二国記 6 風の万里 黎明の空 下 小野不由美

読みました。

風の万里 黎明の空〈下〉―十二国記 (講談社文庫) Book 風の万里 黎明の空〈下〉―十二国記 (講談社文庫)

著者:小野 不由美
販売元:講談社
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部屋主の独断ランク:

あらすじらしきもの

思うままにならない三匹のけだものを前に自らの至らなさを嘆く景王・「陽子」の傍らにはいつしか「祥瓊」「鈴」の二人の姿があった。

〝景王に会いたくて、あなたは人人の希望の全てなのだから〟「陽子」は水禺刀を手に戦いを挑む。

慶国を、民を守るために。

感想

実に面白かったです。

前回の感想にも書きましたが、3人の少女がいつ、どのような形で出会うが非常に楽しみで物語としても非常に面白く、下で抜粋するように非常に考えさせられる内容にもなっております。

例えば、「楽俊」と「祥慶」の会話の抜粋ですが、

人と人の間には、立ってる場所の距離の分しか隔たりはねぇんだ」あたりは考えさせられましたね。

で、確かにその通りなのだけど、近くにいても「けっこう距離があったりするのが人間の難しいところでして。

と、2巻のところの感想で書いたところと対応してるわけですが、こういうところは続きもののいいところですよね。

他には、「清秀」の復讐を誓う「鈴」と、彼女をなだめる「夕暉」兄弟のところも考えさせらるますね。

復讐と許し。難しいテーマです。

「陽子」だと、

「戦うということは、すなわち敵を殺すということだった。怯めば支援してくれる人々が死ぬ。己の手を血で汚すことを恐れて、守ってくれる人々の背後に隠れていることはできなかった」

「どうせ玉座などというものは、血で購うものなのだ」

「ならばせめて卑怯者にならないでいるほうがいい」

という台詞が出る場面で、戦うということについて、人の上に立つということについて色々と考えさせられました。

そんなこんなで、三者が三様の成長を遂げ邂逅する場面はものすごく好きです。

でもって、その三人が協力しての戦闘とその後の「陽子」の初勅がまた気持ちよいです。

やはり物語の締めはこういうのでなくちゃねです。

あと、やはりジジィキャラ・「遠甫」は好きです。

わしは道を貫いたつもりじゃった。だが、道とは他者の命を犠牲にするものではあるまい。ならば、わしの貫いたものはなんだったのじゃろうな。・・・この歳になってもまだこうして迷う

いくつになっても迷い考える。その姿勢がほんと好きです。

抜粋

前を向いて歩いていないと、穴の中に落ちてしまうよ。自分に対する哀れみの中に

人間って、不幸の競争をしてしまうわね。 本当は死んでしまった人が一番可哀相なのに、 誰かを哀れむと負けたような気がしてしまうの。 自分が一番可哀相だって思うのは、 自分が一番幸せだって思うことと同じくらい気持ちいいことなのかもしれない。自分を哀れんで、他人を怨んで、本当に一番やらなきゃいけないことから逃げてしまう

「目の前に見える不幸な人だけ助けようなんて言いぐさが、王として噴飯ものの話だってことは分かってる。~でも、目の前で苦しんでいる人がいて、どうして放置できるんだ?」

「他者に頭を下げさせて、それで己の地位を確認しなければ安心できない者のことなど、私は知らない」

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十二国記 5 風の万里 黎明の空 上 小野不由美

読みました。

風の万里 黎明の空〈上〉―十二国記 (講談社文庫) Book 風の万里 黎明の空〈上〉―十二国記 (講談社文庫)

著者:小野 不由美
販売元:講談社
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部屋主の独断ランク:

あらすじらしきもの

天命により慶の国、景王となった「陽子」は民の実情を知るために街へ出た。

目前で両親を殺され芳国公主の座を乳母された「祥瓊」は、父王の非道を知り自らを恥じていた。

蓬莱から才国に流されてきた「鈴」は華軒に轢き殺された友・「清秀」の敵討ちを誓った。

それぞれの苦難を抱いて三少女はやがて運命の邂逅の時を迎える―。

感想

非常に良かったですね。

十二国記シリーズの中でこの「風の万里 黎明の空」が今のところ一番好きです。

ろくでもない「祥瓊」と「鈴」が、旅をし、人と出会いながら徐々に成長していく様を見るのは楽しかったです。

部屋主としましては、「清秀」と「鈴」の出会いとやり取りが非常に好きです。

しょせん人間なんて、自分が一番、自分に甘い生き物だろう? その自分ですらさあ、好きになれないような人間を、 他人に好きになってもらうなんての、 ものすげー厚かましくないか?

実に痛いところをついてくれます。

自分が大嫌いだから好きになるよう努力する。 努力すればするほど自分の粗が見えてますます自分が嫌いになる。どうしたものですかね。

さらに、

人が泣くのには二つあるんだな、って。 自分がかわいそうで泣くのと、ただもう悲しいのと。 自分がかわいそうで泣く涙はさ、子供の涙だよな。 誰かなんとかしてくれって、涙だから

部屋主は自分があわれでどうしようもない人間ゆえ、 これまた痛いところをです。

とはいは自分の力ではどうしようもない。 そんな時はどうすればいいのでしょうかね。 どれだけ頑張っても時間を撒き戻したりすることは不可能なのですからね。

むむむです。

でもって、久々登場の「楽俊」が実に渋いです。

知ってなきゃけなかったんだ。公主の祥瓊より、おいらのほうが芳に詳しい。それって襤褸を着るよりも恥ずかしいことだって、分かってるか?

さすがですね。ちゃんと知る努力をせねばと再確認しました。

また、彼女たちがいつどんな場面でどのようにして出会うかを想像すると、ページをめくる手が止まらなくなりますね。

抜粋

言葉が通じるからといって、互いの考えていることが分かるというものでもないのです

確かに。

人が幸せであるのは、その人が恵まれているからではなく、ただその人の心のありようが幸せだからなのです

これがなかなかに難しいのですよね。

その責任に気づかなかった。その責任を果たさなかった。野良仕事は辛い、掃除は辛い、嫌だ嫌だって駄々をこねて逃げ出す人間を許すことはね、そういう仕事をきちんと果たしている人に対する侮辱なの。同じように朝から晩まで働いて、盗みも逃げ出しもしない人と同じように扱ったら、まっとうな人たちの誠意はどこへ行けばいいの?

ほんとその通りかと。

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