« 雑記 | トップページ | 2014年の記録 »

新装版 わたしが・棄てた・女 遠藤周作著

たまには文学作品も。

会社の後輩にオススメ本を聞いたら紹介されたゆえ、これを機会ということで読んでみた。

部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

大学生の吉岡が二度目のデイトで躰を奪ってゴミのように棄てたミツは、無垢な田舎娘だった。

その後、吉岡は社長の姪との結婚を決め、孤独で貧乏な生活に耐えながら彼からの連絡を待ちつづけるミツは冷酷な運命に弄ばれていく。

読書感想

なかなかよかった。

が、何が良かったかと問われると何と答えて良いか微妙に困る。

帯などには「100万人が涙した究極の愛」などとあるし、実際に愛の物語なのだと思うのだが、素直に愛の物語と問われと全く違うと思う訳で。

単にホラーとかストーカーとかと感じる部分も大いにあるのがその理由だろう(時代背景的なものもあるかなとも思うが)。

となると部屋主的には「無垢」なというところがポイントになるのかなとは思うのだが、無垢と言えば無垢なのだが、なかなかに葛藤してる部分があったりで、決して無垢などではないかなと。

もちろんその葛藤の末に善き選択をするミツが素敵にみえるわけだが。

ラストの急展開に関しては、その前の神の否定を含めて、なんでそうなるのと目頭が熱くなってしまった。

これはないわ(というか止めてと思ってた結末)、と思いつつ、これでよかったとも思うわけで。

男側から見ると、彼の気持ちはわからないではないが、というか非常に理解できるのだが、なんとなくバチが当たってほしいなと思ってしまった。

まぁ彼も人間らしいといえば人間らしいから嫌いにはなれないわけだけどね。

最後にこれを読んでいて宮沢賢治の「デクノボー」をなんとなく思い出した。

部屋主も彼女のような生き方をしてみたいものだ。

|

« 雑記 | トップページ | 2014年の記録 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80175/57150388

この記事へのトラックバック一覧です: 新装版 わたしが・棄てた・女 遠藤周作著:

« 雑記 | トップページ | 2014年の記録 »