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厭な小説 京極夏彦著

お気に入り作家の京極夏彦さんの作品。

あんまり買う気はなかったのですが文庫化した際の表紙の気持ち悪さにつられて購入。

京極堂シリーズはノベルスでそろえてるので、どうせ並べるならノベルスサイズがよかったかなと、ちょっと後悔。

部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

「厭だ。厭だ。厭だ―」

同期深谷の呪詛のような繰り言。

パワハラ部長の亀井に対する愚痴を聞かされ、うんざりして帰宅した“私”を出迎えたのは見知らぬ子供だった。

巨大な顏。

山羊のような瞳。

左右に離れた眼。

見るからに不気味な子供がなぜ?

しかし、妻は自分たち以外に家には誰もいないと言う。

幻覚か?

だがそれが悪夢の日々のはじまりだった。

読書感想

タイトル通り、ただただ厭な気分になる小説です。

面白い面白くないではなくただただ厭な気分になる作品。

そういう意味ではすごいと思います。

連作短編という構図も素敵です。

おおきくつながってるわけではないですが、微妙にきっちり繋がってる繋がり具合がまた厭な気分を増幅されてくれますし、先の話の違和感が後の話でうまく解消(?)されるあたりがさすがに巧いですね。

ということで各話感想。

・厭な子供

ほんと厭な気分になります。

ホラー的な意味ではまずまず。

とにかくラストが厭。

あー、厭だ。

・厭な老人

汚い感じで厭。

生理的に厭。

あー、厭だ。

・厭な扉

この中でなんか浮いてる感じの作品。

狙ってるのか、どうなのか?

それがわからないのも厭。

あー、厭だ。

・厭な先祖

オーソドックスな厭さ。

あーんまり厭じゃないかな。

厭なことは厭ですが。

・厭な彼女

なんて厭な彼女だ…

これは新しいというかなんというか。

あー、厭だ。

・厭な家

こんな家には住めない。

という意味ではオーソドックスなのかな。

さほど厭でもないけど厭なことは厭。

・厭な小説

厭な話で厭な締め方。

なんという厭さだ…

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