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ツナグ 辻村深月著

映画化したってことで読んでみました。

辻村さんの作品も好きですし。

部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「ツナグ」。

突然死したアイドルの心が支えだったOL、年老いた母に癌告知できなかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…

ツナグの仲介のもと再開した生者と死者。

それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は何をもたらすのだろうか。

読書感想

よかったです。

じんわりくる感動系かつしっかり因果応報的な部分もあるというのは好きですね。

連絡短編になっているのも好物。

ということで各話感想。

・アイドルの心得

一発目がアイドルかよ、なんだかなぁ…

と思ったけどけっこうよかった。

・長男の心得

長男として通じる部分もあったが、だからどうした的な印象。

一言感想のひねくれ具合は素敵だったけど。

・親友の心得

因果応報。

それでよい。

・待ち人の心得

これはツボりました。

特にラスト3Pの大事な物入れの場面。

「―何にも残せなくて、ごめんね」

「どこがだよ」

ここのくだりがこの短編集の中で一番好きです。

あと、おせっかいするツナグ少年も○。

文句なく独断ランクはA。

・使者の心得

いやぁこうきたかという感じ。

連作短編のこういうところが大好き。

ツナグ少年自身の物語は、まぁそうだろうなと予想通りだったけど、それはそれでOK。

「目の前で人が不幸になるのを見てたまるか」

うん、こういうまっすぐさがよいね。

さて、映画もチェックかつ他作品も早く読みたいところですな。

抜粋

「謝るのって癖?

 そうするのが楽なのかもしんないけど、あんまよくないよ。

 謝っても解決しないこと世の中にはたくさんあるし

 甘ったれんな

 だいたい、周りの人暗くする、そういうの」

「会って、必要なことを伝えなかったせいで、

 一生、そのことを引きずらないきゃならなった人もいる

 それがどれだけつらいか」

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