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リベルタスの寓話 島田荘司著

表紙と民族紛争に絡む猟奇殺人ということで購入しました。

リベルタスの寓話 (講談社文庫) Book リベルタスの寓話 (講談社文庫)

著者:島田 荘司
販売元:講談社
発売日:2011/08/12
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部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

ボスニア・ヘルツェゴヴィナで、酸鼻を極める切り裂き事件が起きた。

心臓以外のすべての臓器が取り出され、電球や飯盒の蓋などが詰め込まれていたのだ。

殺害の容疑者にはしかし、絶対のアリバイがあった。

RPG世界の闇とこの事件が交差する謎に、天才・御手洗が挑む。

収録

・リベルタスの寓話 前編

・クロアチア人の手

・リベルタスの寓話 後編

感想

なかなかよかったです。

特に民族紛争を事件の背景に据えているあたりが、戦争・紛争を研究していた身としては妙に嬉しかったりします(無関心が一番ダメなので、まずは知ってもらうことから)。

あと、昔では使えないトリックのキモが良い感じでした。

・リベルタスの寓話の感想

トリックのキモとなる部分を知ってるか知ってないかが、勝負の分かれ目ですかね。

部屋主はたまたまその事実を知っていたから解けたものの、知らない人には解けないというタイプのミステリですので、そのことに関してはどうだろうとは思います。

とはいえ、殺害方法やそこの演出は非常に好みです。

是非ともリアルで映像化を!と思うものの、まず規制にひっかかるから無理だと思う次第ですが。

あとRMTとの組み合わせに関しては、作品の他の部分とマッチしないので(重い話の中でそこだけが浮いている感じ)、別の作品で改めて取り上げてほしいかったですね。

・クロアチア人の手の感想

悪くないですがさほどでもないと。

トリックのキモがそこしかないのと、それに使えるアイテムがソレしかないので、

まぁソレに気づけるかどうかがポイントになるのだとは思いますが、かなりわかりやすくというかわかりやす過ぎるほどにヒントがあるのが、ちょっと優しすぎるかなと。

抜粋

「すべては論理だ

 世界は論理でできあがっている

 これの必要な部分をことごとく発見し言葉に置き換えるんだ

 そうすれば必ず解答は導かれる」

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