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Fate/Zero 1 第四次聖杯戦争秘話 虚淵玄著

PS2のゲーム「Fate staynight」が非常に面白かったので、その前日譚にあたるこちらも購入です。

表紙はセイバー、アイリスフィール、切嗣です。

Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫) Book Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)

著者:虚淵 玄,武内 崇
販売元:講談社
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部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

あらゆる“奇跡”を叶える『聖杯』の力を巡って、7人の魔術師が7人の英霊を召喚して覇を競い合う究極の決闘劇…聖杯戦争。

「第四次聖杯戦争」の真相の全てが今語られる。

これは始まりに至る物語―

感想

面白かったです。

正直、作者が奈須きのこ氏から、聞いたこともない虚淵玄氏という人になってたんで、最初は読むのをかなり悩んでたんですよね。

でも、もともとそういう文体なのか、作品にあわせてこういう文体にしてるのかはわかりませんが、違和感なく読めた感じです。

特に導入部の表現は実に好みです。

最初の3Pで見事に惹き込まれましたね。

以下抜粋。

「とある男の話をしよう

 誰よりも理想に燃え、

 それ故に絶望していた男の物語を

 その男の夢は初々しかった

 この世の誰もが幸せであってほしい、と、

 そう願ってやまなかっただけ

 すべての少年が一度は胸に抱き

 だが現実の非情さを知るうちに諦め

 捨てていく幼稚な理想

 どんな幸福にも代価となる犠牲があるものと―

 その程度の理は、

 どんな子供も大人になるまでのうちに弁える

 だがその男は違った

 (中略)

 だが彼は、気付くのが遅すぎた

 すべての人を等しく公平に尊ぶならば

 それは誰一人として愛さないのと同じこと

 (中略)

 誰かを愛した上で

 なおその命を他者と等価のものとして

 平等に尊び、平等に諦める

 いつでも彼は大切な人を

 出会いながらに喪っているようなものだった

 そして今

 男は最大の罰を科されている」

というような感じです。

部屋主のような中二病にはたまらない始まりでしたね。

まだオープニングですが、これからどうなっていくのかが楽しみという期待を、実に大きく膨らませてくれました。

今後に期待です。

ということで各場面感想。

まずは雁夜の決戦に臨む決意の場面。

「断じて許せなかった

 二度も過ちを重ねた自分を

 そんな自分を罰するために

 決別した過去の場所へと戻ってきた

 そこにはきっと ただひとつ 償いの術がある

 かつて自分が背を向けた世界

 我が身可愛さに逃げ出した運命

 だが今なら対決できる

 この世でただ一人

 悲しませたくなかった女性を想うなら―」

こういう後悔から償いという流れは好きです。

文章も好みでしたし。

次は切嗣とイリヤ。

「すべてを救う

 そのために全てを捨てる

 そう誓った男にとって 情愛は茨の棘でしかない

 誰かを愛するたびに その愛を失う覚悟を

 心に秘め続けなければならないという呪い

 それが理想の代価に背負った宿命だった」

ここも好きです。

もうすぐアニメ化や漫画化もするみたいゆえ、そっちもチェックする予定でございます。

抜粋

「まだ人生の喜びを知らぬが故に諦められる

 未来の意味を解さぬが故に絶望できる」

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コメント

まどか☆マギカの脚本も書かれてる方なので、その繋がりで購入したと思ってました。

投稿: 陸抗 | 2011年6月12日 (日) 12時00分

>陸抗さん
脚本の件も実は1週間ほど前に知った感じです(苦笑)
いやぁ、実にいいですね、虚淵玄さん^^

投稿: シン@部屋主 | 2011年6月13日 (月) 02時26分

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