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蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション8

前に読みました。

蜘蛛男  江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫) Book 蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫)

著者:江戸川 乱歩
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
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部屋主の独断ランク:B

あらすじらしきもの

妹が失踪したと、絹枝という女性が犯罪学の権威・畔柳博士を訪ねてきた。

折りしも博士は、とある会社の怪しい従業員募集の新聞広告に犯罪の匂いを感じていた。

絹枝の話では、妹・芳枝はそこに応募したとしか考えられない。

博士の悪い予感は当たり、芳枝はすでに惨殺されていた。

好みの女性ばかりを狙う、卑劣な殺人鬼・蜘蛛男とは何者か?

そして彼の正体を暴き立ち向かう、明智小五郎の作戦とは?

感想

面白かったです。

こういう展開は好きですね。

蜘蛛男の嗜好も行動も好みですし。

「邪悪の美」。

共感できてしまう自分自身が恐いような嬉しいような。

これまでに読んだ他のいくつかの作品にも共通するけれど、作者の表現するこういう「美」的感覚はほんと好きです。

にしても蜘蛛男はいいキャラしてるなぁなどと思いながら読んでいたゆえ、ラストのがやっつけられるところは読んでて凹みますね。

でも、「邪悪の美」を理解した上でやっつける明智さんの悪者っぷり(?)も好きという。

抜粋

「我々は怪談を認めることは出来ません。

 摩訶不思議を信ずるわけには行きません。

 この世に『あえい得からざる事柄』は存在しないのです。

 若しその様に見せる出来事があったならば、その裏には必ず手品師の巧みな欺瞞が隠されていなければなりません」

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