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押入れのちよ 萩原浩

だいぶ前から気になってた作品が文庫になったので購入。

押入れのちよ (新潮文庫) Book 押入れのちよ (新潮文庫)

著者:荻原 浩
販売元:新潮社
発売日:2008/12/20
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部屋主の独断ランク:B

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

失業中のサラリーマン恵太が引っ越した先は、家賃3万3千円の超お得な格安アパート。

しかし一日目の夜玄関脇の押入れから「出て」きたのは、自称明治39年生まれの14歳、推定身長130cm後半の、かわいらしい女の子だった(表題作「押入れのちよ」)。

ままならない世の中で、必死に生きざるをえない人間(と幽霊)の可笑しみや哀しみを見事に描いた、全9作の傑作短編集。

感想

面白かったです。

ほぼ全ての作品が部屋主好みの軽いどんでん返しのようなものが用意されているのが良かったです。

文体はひょうきんな感じや重々しい雰囲気など、作品や場面によって使い分けられているのもポイント高しです(もちろん部屋主の印象ですが)。

でもって、だいたいの作品のラストがかなり好きなのが多いです。

終わりよければ全て良しということはないですが、そこを高く評価したいと思います。

「お母さまのロシアのスープ」

途中でオチがわかったのですが、これオチに持ってくるあたりに著者のセンスが光っているなと思いました。

変な人権団体から文句言われそうな気がし、別の意味で少し心配もありますが。

「コール」

これも好きですね。最近こういうのに弱いです。つい自分だったらと思うからでしょうか。

「押入れのちよ」

「とり憑かれたいお化けNO.1」と帯にありましたが、「ちよ」には確かにそういう可愛らしさがあります。

ただ、終わり方が少々気に入りません。

「老猫」

この短編集の中で一番のホラーという感じですが、こういう終わり方のホラーは嫌いです。

「殺意のレシピ」

これ好きです。

タイトルはこんな感じですがコメディ作品です。

で、電車の中で読んでたのですが、きっと口元がニヤニヤしていたと思います。

特にラスト2行がよかったですね。

「介護の鬼」

これにはしてやられたと思いました。

実は似たような感じのホラー小説を考えていたので。

「予期せぬ来訪者」

これまたコメディタッチの作品で、そのために油断していて、こうきたかと少ししてやられた感があります。

ラストのオチも好きですね。

「木下闇」

最初から最後までシリアスで、どこにでもある作品という感じがしないでもないです。

でも最後が気に入ってます。

「しんちゃんの電車」

これまた最近こういうのに弱いのですよね。

ついつい目頭が熱くなってしまいます。

でもってラストがよかったです。

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コメント

明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!!

タイトルが「殺意のレシピ」なのに、
内容がコメディってとこがおもしろいですね☆

投稿: カレン | 2009年1月 6日 (火) 17時50分

読んでみたくなりました~
見つけたら購入してみようかな(^ω^)

投稿: ゆり | 2009年1月 6日 (火) 22時35分

>カレンさん
あけましておめでとうございます^^
今年もヨロシクですm(__)m

この短編集はなかなかにいいですよ♪

>ゆりさん
女性向けの小説…とも思いましたが、
微妙なのもありますね(^^;

投稿: シン@部屋主 | 2009年1月 7日 (水) 20時35分

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