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暴走老人 藤原智美

こういう老人が増えてきてるなと常々感じていますので読んでみました。

暴走老人! Book 暴走老人!

著者:藤原 智美
販売元:文藝春秋
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部屋主の独断ランク:B

内容紹介のようなもの

「『新』老人は若者よりもキレやすい

 現代社会に大量に生み出される孤独な老人たち

 <暴走>の底に隠されているものとは?」(帯より)

なぜ『新』老人は暴走するのか?

※ここ数年、高齢者の犯罪が急増している

※脳や整理では説明できない感情爆発の増加

※コンビニでたむろする孤独な年寄り

※バカ丁寧化する接客現場で何が起きているか

※過剰な「感情労働」を求める笑顔社会

序章 「なぜ『新』老人は暴走するのか」

第一章 「時間」

第二章 「空間」

第三章 「感情」

感想

まずまずといった感じでしょうか。

論理の流れは理解できるし、経験からも著者の主張が正しいのではないかとも思うのですが、いかせん実証的なデータ(そんなデータが存在するかどうかは別として)が非常に乏しいです。

なので、一考察と読むのがいいかと思います。そしてそう読むとけっこう興味深いかと。

部屋主個人としましては、「待つ」から「待たされるへのシフトあたりが面白かったです。

抜粋

激変する時代環境では過去の経験則はムダであるばかりか、社会適応への妨げになる

地域社会が力を失い家族にもまた個を支えていく磐石さを期待できない。さらに人間関係が情報化し変質していく現代にあって、経験則を大きなよりどころにする高齢者の『生』の基盤は脆弱である。老化は身体のハンディを生むが、それとともに内面の不適応も生み出す。その現実に目をむけずに、気のもち方や、心のあり方に問題を集約して、けっきょくは個の力量として片付けてしまう態度は、少しも建設的でないばかりか、的外れは指摘にすぎない

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コメント

やはり人は孤独だと感じると
暴走してしまうのでしょうか・・・

今でもこんなに核家族化が進んで、
近所の人とも接する事も減ってきて、
自分がおばあちゃんになった頃は
どんな風になってるんだろうと
ふと考えたりします・・・

投稿: カレン | 2008年8月 2日 (土) 14時40分

>カレンさん
孤独と感じるといった要素もありますが、
社会の構成要素が昔とだいぶ変わってしまったことが
あげられるかと思います。

自分の老後。
若いうちからしっかり考えておかないと
次の世代に多大な迷惑をかけてしまうと思います。
ゆえにこうやってブログでつぶやいてたりします。

投稿: シン@部屋主 | 2008年8月 2日 (土) 15時13分

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