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芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション2

読みました。

芋虫  江戸川乱歩ベストセレクション2 (角川ホラー文庫 え 1-2 江戸川乱歩ベストセレクション 2) Book 芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション2 (角川ホラー文庫 え 1-2 江戸川乱歩ベストセレクション 2)

著者:江戸川 乱歩
販売元:角川グループパブリッシング
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部屋主の独断ランク:B

あらすじらしきもの

「時子の夫は、奇跡的に命が助かった元軍人。両手両足を失い。聞くことも話すこともできず。風呂敷包みから傷痕だらけの顔だけを出したようないでたちだ。

外では献身的な妻を演じながら、時子は夫を“無力な生き物”として扱い、弄んでいた。ある夜、夫を見つめているうちに、時子は秘めた暗い感情を爆発させ・・・」

・芋虫

・指

・火星の運河

・白昼夢

・踊る一寸法師

・夢遊病者の死

・双生児―ある死刑囚が教誨師にうちあけた話

・赤い部屋

・人でなしの恋

感想

面白かったです。

「1」同様、幻想的な雰囲気であったり、嫌な感じであったり、ミステリ的な要素であったりが、短編であるにも関わらず見事に表現されています。

どれもこれも実に巧みです。

次巻も楽しみ。

あと、解説がお気に入り作家の一人である「三津田信三」氏、表紙がまたお気に入り絵師の「田島昭宇」氏であるのが非常に嬉しいです。

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コメント

私も江戸川乱歩は、大昔に学校の図書館で
少し読んだだけなので、シンさんの感想を
見てたらまた読みたくなってきました^ ^

投稿: あくびネコ | 2008年8月 6日 (水) 11時43分

>あくびネコさん
あくびネコさんも同じような感じでございましたか。
久々に読んでみるととてもいいですよ。
素晴らしい作品群です☆

投稿: シン@部屋主 | 2008年8月 6日 (水) 18時51分

芋虫…カフカの虫や、ジョニーは戦場に行ったなどが、頭を過ぎりながらも、時子の心持が分る年になったんだな~と感慨に耽ってしまいました。
若かりし頃の友人に、彼女と分かれる位ならと彼氏が焼身自殺を謀った人と尚付き合ってる女性がいたのですが、頭からザンブと灯油を被った上で火を放った訳ですから、頭部はおろか上半身は全てケロイド状になっていて直視するのも難しいほどでしたが、今思えば、彼女こそ時子だったのではあるまいかと…。
指…子供の頃、学校の図書室で「生きている首」と言う本を借りて読んだ頃を思い出しました。
火星の運河…森の中の夢って、そう言えば見たこと無いな~。
白昼夢…私もこれ好きです。いつだかも場所すらも忘れてしまいましたが、どこかの国の男性が、亡き妻を愛するあまり棺に入れる事すら拒み続け、亡骸は屍蝋となってまるで生きている様だって事で、いつしかなんとかの乙女とか名前が付いて礼拝されているのをニュースで見た記憶まで呼び覚まされました。
踊る一寸法師…一寸法師の禄さんはお花がきっと好きだったんでしょうね~。きっと好きで好きで、だから憎くて憎くて…。サロメの様に、恋しいけど憎い人の首を貰ったんでしょうね~。
夢遊病者の死…なんて言うか、一言で言うと「胸糞が悪くなる」作品でした。
赤い部屋…とどのつまり、退屈しのぎはつまらない事で幕を引くものって感じでしょうか。
人でなしの恋…恋と言うものは、真に持って御し難いものだと気付かされます。

投稿: ちいこ | 2008年8月 7日 (木) 22時48分

>>ちいこさん
>芋虫
そんなすさまじい経験をお持ちの友人がおありとは。
最近介護系の職場で働いているせいか、
身体的に芋虫で精神は人間なのと、
認知症となって精神の方がやられてしまうのと、
などと考えてしまいます。

>指
この短い中でよくぞですよね。

>火星の運河
これは正直いまいちでした。

>白昼夢
私もそれに良く似た話は聞いたことあるような気がします。

>一寸法師
確かにサロメのようにかもしれませんね。

>夢遊病者の死
胸糞は悪くなりませんでしたが、
面白いかと問われるとさほどでもですね。

>赤い部屋
可能性の殺人の嚆矢みたいな作品だそうですね。

>人でなしの恋
私も人でなしなのでこういう道に走ろうかと(苦笑)

投稿: シン@部屋主 | 2008年8月 8日 (金) 18時45分

私もよく考えます。少なくとも自分で自分が認識出来なくなったら、自分勝手かもしれないけど、尊厳死を望みます。
管に繋がれて生き永らえる肉塊になったなら、やはり延命治療は拒否します。
私の姉に言わせると、ボケちゃった方が周りの人より幸せだろうと思うよですって。
言葉を話せぬ赤ちゃんと、認知症の老人の本音は絶対分らないもの。
私は仮に幸せだとしても、自分の始末は自分でつけたいですね。

私もシンさんに負けず劣らず人でなしなので、言えない恋をよくしちゃいます。(苦笑)

投稿: ちいこ | 2008年8月 8日 (金) 19時19分

>ちいこさん
尊厳死、安楽死、満足死、そして自死。
最近その手の仕事をしており、
その手の本を読んでおりますので、
常にそういうことばかり考えております。
私も自分の始末は自分でつけたいので、
今のところは自死を選びたいと考えております。
ただそれは社会的に許されてないのが残念です。
そうすれば色々な問題が多少マシになりますので、
そういう社会を少しずつ変えていければと
最近は思っています。

投稿: シン@部屋主 | 2008年8月 9日 (土) 21時51分

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