« 博多通りもん | トップページ | まるでバナナパン »

病院で死ぬということ 山崎章郎

読みました。

病院で死ぬということ (文春文庫) Book 病院で死ぬということ (文春文庫)

著者:山崎 章郎
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:B

内容紹介のようなもの

「医師である著者は、末期ガンの患者たちの闘病と死に立ち合って思った。一般の病院は、人が死んでゆくにふさわしい所だろうか。医療者にまかせるのではなく、自分自身の意思と選択で決める自分の死を迎えるには、どうしたらいいのか・・・これは患者と理解し合いその人の魂に聴診器をあてた医師の厳粛な記録」(裏表紙より)

感想

20年近く前の本だけど、今読んでみても実に興味深かったです。

実際に家族の死に立ち会う回数はそんなに多くはないから、私のような一般人は情報が少ないので、なんとも比較評価などをすることができないのだけれど、色々と考えさせられました。

上記のような理由で正直なところ何が真実であるかはわからないけれど、読むことにより確実に選択肢が広がると思われます。

また、これを読んだ後に、少しでも比較する情報が欲しいと考え、最近書かれた同じような本を読んだところ(また後日紹介するつもり)、内容が似通っていることに驚きました。

色々と思うところはあるものの、日本人はもっと「死」について考えておかねばならないと思う今日この頃です。

またこれからチビチビ語っていければと思います。

抜粋

「意味のない行為を、臨死患者に無理強いする――このような状況での蘇生術は人間の尊厳をおかす行為であるとも言える。だから、もし、自分の最後のときには、『人間としての尊厳に満ちた死を迎えたい』と望む人々に、僕は次のように提案したい。『自分の死が確実になったときには、“決して意味のない蘇生術はしないで、静かに死なせてくれ”と、必ず家族に医師に伝えておきましょう』と」

「このような悲惨な状況になぜ、患者や家族の不満が爆発しないのかといえば、ほとんどの末期ガン患者は自分の実情を知らずに闘病し、家族も医療者も患者に真実を伝えないことを当然としているからなのだ。これらのことを当然としている日本人の価値観が変わらなければ、この日本の医療現場の現状が、そう簡単に変わるとは思えない。だが変わらない限り、普通の病院は、自分の真実を知ったうえで、自分なりの人生を生き抜きたいと考えいる自立的な人たちにとっては、最悪の場所であり続けるだろう」

人気blogランキングへ←ポチっと応援お願いしますm(__)m

にほんブログ村 本ブログへ←こちらもポチっと応援お願いしますm(_ _)m

|

« 博多通りもん | トップページ | まるでバナナパン »

コメント

「延命治療をしてまで、生きたくないね」と、家族と話をしたことは何度かあります。
病院の都合ではなく、本人の意思を尊重してもらいたいですが・・・。
オブラートに包み隠さず伝えられたとき、真っ向から受け止めるだけの自信もないので、考えてしまいます(><)

投稿: 陸抗 | 2008年5月19日 (月) 15時02分

一度読んでみたいと思っている本です。
自分の最後は自分で決めたい・・・
と思っているのですが、現実は難しそうですよね。
(自分の精神面も含めて・・・(^^ゞ )

難しい問題ですが、ちゃんと考えておかなきゃ
いけないですよね・・・

投稿: caren | 2008年5月19日 (月) 16時30分

苦手です。夢見るんです。
生き死にを考えることは、大切なことのように思いますが、どうしても腰がひけちゃいます。

投稿: ちきちき | 2008年5月19日 (月) 22時10分

>陸抗さん
話し合ったことがあるとは素晴らしいですね。
病院の都合もありますが、
家族の都合も厳しいものがあるように思います。
元気で頭がしっかりしてるうちに家族会議をしておく。
自分の意志をしっかりと決めておく。
これに限ると思います。

投稿: シン@部屋主 | 2008年5月19日 (月) 22時31分

>carenさん
死に関する本はあと数冊紹介するつもりですので、
それらを合わせて読んでみることをオススメします。
少なくとも選択肢が増えるかと思いますので。

投稿: シン@部屋主 | 2008年5月19日 (月) 22時34分

>ちきちきさん
苦手だから考えない、
というのも一つの道かとは思います。
死はその人のものなので、
他人が口を出すことではないと思いますし。
ただ、あまり考えていないと、
もしその時が来たときに困ることになる、
というような感じの論旨の本でございますので、
むしろ苦手な方にこそ読んで欲しい本かと思います。
個人的にはまた後日紹介する死学の方が、
これの発展形のような感じでオススメです。

投稿: シン@部屋主 | 2008年5月19日 (月) 22時38分

自分は、末期医療自体をして欲しくないなぁと思います。前にちょっと病気になったときもそう思って、あわててドナーカードとかに記録しました。
 視力も2.0あるし、タバコは吸わないから肺はきれいだろうし、お酒もそんなに飲まないから肝臓もきれいだろうし、役立つとこはいろいろあるだろうしとか思って、でも年とともに死んでからいろいろ刻まれるのがなんだか嫌な気になってきたり、、、死生観や死に際しての感覚は年代とともに変わって行くのかもしれないとふと思いました。

投稿: 樽井 | 2008年5月19日 (月) 23時35分

この本は、私も読んでみたいと思ってました。
もうずいぶん前ですが、結婚前にダンナと
ドナーカードを書きながら、
無理な延命治療では生きたくないねと
話した事があります。
今、両親から同じ言葉を聞き、やはり
人間らしく生きて死ぬという意味を
しっかり考えねば・・・と感じましたね。

投稿: あくびネコ | 2008年5月20日 (火) 09時44分

>樽井さん
自分はしてほしくないと思っていても、
家族がどうなのかとなると話が違ってきます。
リアルな知人で自分はしてほしくないけれど、
家族がそうなった場合治療してもらう、
それが人の道だと矛盾した事を言って憚らない人がいました。
そういう場合があるので、
元気なうちにしっかりと考え自分の意志を家族に伝え、
それを了解してもらっておく必要があるかと思います。

投稿: シン@部屋主 | 2008年5月20日 (火) 21時13分

>あくびネコさん
あくびさんはしっかりと考えているみたいですね。
後はもっと色々と情報を獲得して、
その考えをより深くすることだと思います。
死に関しては私たちのような一般人は、
そんなに触れる機会がないので、
こういう本を読んでみるといった方法になるかと思いますので。

投稿: シン@部屋主 | 2008年5月20日 (火) 21時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 病院で死ぬということ 山崎章郎:

« 博多通りもん | トップページ | まるでバナナパン »