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「痴呆老人」は何を見ているか 大井玄

読みました。

「痴呆老人」は何を見ているか (新潮新書 248) Book 「痴呆老人」は何を見ているか (新潮新書 248)

著者:大井 玄
販売元:新潮社
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部屋主の独断ランク:B

内容紹介のようなもの

「『私』とは何か?『世界』とは何か?人生の終末を迎え、痴呆状態にある老人たちを通して見えてくる、正常と異常のあいだ。そこに介在する文化と倫理の根源的差異をとらえ、人間がどのように現実を仮構しているのかを、医学・哲学の両義からあざやかに解き明かす。『つながり』から『自立』へ――、生物として生存戦略の一大転換期におかれた現代日本人の危うさを浮き彫りにする画期的論考」

第一章 わたしと認知症

第二章 「痴呆」と分化差

第三章 コミュニケーションという方法論

第四章 環境と認識をめぐって

第五章 「私」とは何か

第六章 「私」の人格

第七章 現代の社会と生存戦略

最終章 日本人の「私」

感想

非常に勉強になりました。

医学だけではなく「哲学」や「宗教学」といった、様々な側面から「痴呆老人」について書いてある良書かと思います

そしてそこが部屋主にとってはよかったです

後半は少々テーマからずれ過ぎている感じの部分もあるのだけれど(「苦痛の病気化」や「自立社会の呻き声」や「ひきこもりは『正義の芽』」についての考察のあたりは部屋主自身の考えと共通性が高かった)、それはそれで興味深かったですね。

認知症の高齢者を抱えている方や、親が少しそういう感じになってきているのでは・・・と悩んでおられる方は、一読していて損はないと思います。

抜粋

なぜ『痴呆』であるはずの人が、『正常』と思われていたのでしょうか。唯一可能な説明は、知力低下の有無にかかわらず、人間関係に応じて周囲の人たちの老人についての認識も変化する可能性がある、というものです

これがポイントなのかと思うのですよね。

話を通じさせる、ではなく、心を通わすのが、認知症の老人とのコミュニケーション(意思疎通)の極意である、とわたしは思っている

ふむ、確かに。認知症の老人と接しているとそう思ってしまいますね。

他にも色々と勉強になるところは多いのですが、全部抜粋していくと大変なことになるのでこのへんで。

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コメント

ウチの両親もすっかり高齢なので、
こういう話には興味があります。
痴呆や介護が必要なご老人を世話した
ことはまだないので、実際にそうなった時
どこまでできるか不安もありますね。

投稿: あくびネコ | 2008年4月30日 (水) 12時47分

先日テレビで、若い人の認知症が
増えてきたと知り、驚きました。
いつ自分が介護する立場になるのか、
介護される立場になるのか分かりませんが、
勉強しておかないといけないですね・・・

投稿: caren | 2008年4月30日 (水) 18時17分

 こんばんは。
 問題の75歳以上の後期高齢者医療の保険の話もそうですけれど、もう今迄の考え方とかイメージは一回全部捨てて一から枠組みを考えるべきときかなと思います。
 ワーキングプアとかの問題も含めて、国の形を本当に考え直すべき時だと思います。 

投稿: 樽井 | 2008年4月30日 (水) 19時33分

>あくびネコさん
最近その手の仕事をしているし、
祖母が認知症の症状でつい先日なくなって以来、
こういうことについて考え続けているのですが、
早い段階から死について考えておいた方が
色々とタメになると思います。

>carenさん
認知症の症状は早い人だと40台でもでるみたいですからね。
介護のことも含めてしっかり…
というか今後紹介していくであろう、
死について本も読んで、
死そのものについて日本人はもう少し考えた方が良いと
私は思っております。

>樽井さん
こんばんは。
後期高齢者もワーキングプアも、
年金やら税金やらその他もろもろの制度的なものを、
根本的に日本は改めた方がという案に賛成です。
個人的には老人が変わり、
次の世代のことを考えることあたりが、
その最初の一歩ではないかと思います。

投稿: シン@部屋主 | 2008年4月30日 (水) 22時56分

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