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ぼっけえ、きょうてえ 岩井志麻子

かなり久々に読んで見ました。

第6回日本ホラー小説大賞受賞作です。

なお「ぼっけえ、きょうてい」は岡山弁で「とても、怖い」という意味です。

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) Book ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)

著者:岩井 志麻子
販売元:角川書店
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部屋主の独断ランク:C

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

「ぼっけえ、きょうてい」

「きょうてえ夢を見る」、だから寝るまで身の上話をしてくれと頼む男。

そんな彼に女郎の「妾(わたし)」は「ますますええ夢は見られなくなるよ」と、自らの過去を語りはじめます。

「密告函」

明治後期、コレラが蔓延した岡山県下のとある村では「密告函」を設け、少しでも病の流行をおさせようとします。

函をチェックして密告か正しかったかの確認作業をすることになった「片山弘三」は、コレラの原因として村人から忌み嫌われている「お咲」の妖しい魅力にとりつかれ・・・

「あまぞわい」

「尼」と「海女」、2つの伝説が残る「あまぞわい」がある瀬戸内海の島に嫁いだ「ユミ」。

夫の「錦蔵」からは暴力をふるわれ村の女からは嫌われているユミは、いつのころからから尼と海女の亡霊に悩まされはじめます。

いつしか村最大の有力者である網本の息子と・・・

「依って件の如し」

女性が入ってはいけない魔物の通る道筋「ツキノワ」で、母が死んでいたため村八分になり貧しい生活を送っている「利吉」と「シズ」の年の離れた兄妹。

兄の利吉が清との戦争に志願兵として参加したため因業な知人に預けられることになったシズは牛と同じ生活をすることになります。

戦争も終わったある日、シズを預かっていた家族が惨殺され・・・

部屋主の感想

「ぼっけえ、きょうてい」の感想

面白かどうかは正直微妙だと思うのですが、岡山弁で娼婦がお客の耳元で話す感じの文章はさすが大賞をとるだけはあると思える見事さです。

でもって、彼女の口から語られる明治時代の地方事情。これがまたエグいの何のって。

特に堕胎のくだりにはやられました。まぁ、部屋主は男性なのですが逆にこういう女性特有のもの関して過剰に反応してしまうからかもですが。

独断ランクは限りなくAに近いBという感じで。

「密告函」の感想

うーん、いまいちですね。特に感想もない感じです。とりあえず女は怖いということくらいでしょうか。独断ランクはDで。

「あまぞわい」の感想

これもなんかイマイチですね。だからどないやねんといった感じで。独断ランクはDくらいが妥当ですかね。

「依って件の如し」の感想

うーん、なんというか面白いとは思わないのですが、妙に先が気になります。

嫌な感じはただよっているものの、怖いかとなるとさほどでもない感じですし。

とりあえず部屋主にはよくわからん話でした。なので独断ランクはCくらいで。

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コメント

うまいですよね〜岩井志摩子 怖いって言うより上手さが目立つと言うか 個人的に好きなのは、よって件の如しです これホラーじゃないですけどね 超エロティックで岩井志摩子全開な気がします

投稿: きりり | 2008年1月14日 (月) 12時30分

岩井志麻子さん、これしか読んだ事ないです。
表題作はやっぱりすごいと思いました。
岡山県ってこういうイメージ?

投稿: ちきちき | 2008年1月14日 (月) 18時46分

>きりりさん
いやほんと「ぼっけ、きょうてい」は
非常に巧みだと私も思いました。
「よって件の如し」はやはりホラーではないですよね^^
エロティックなのも特徴といえば特徴ですよね、岩井さんの^^

投稿: シン@部屋主 | 2008年1月15日 (火) 06時59分

>ちきちきさん
言われてみれば私もこれだけのような気がします。
とりあえず皆様表題作は見事という評価は
一致している作品ではありますね^^

投稿: シン@部屋主 | 2008年1月15日 (火) 07時01分

これ、新聞で紹介されててタイトルが
印象に残り、読んでみたかったんですよ。
4作の評価が割れてますね。
図書館にあれば読んでみようかなぁ。

投稿: あくびネコ | 2008年1月15日 (火) 13時56分

 そういえば、この方の本はまだ未読です。
 いつか読もうと思いつつ、なぜだかとんでいます。そのうち読もう読もうと思いつつ、です。夏に読んでみたい話ですね。

投稿: 樽井 | 2008年1月15日 (火) 23時30分

>あくびネコさん
このタイトルは一回聞くと確かに残りますよね。
個人的には表題作以外は全然だと思ってます。
ただ、表題作は読んでおくべきホラー小説のひとつだと思います。

投稿: シン@部屋主 | 2008年1月16日 (水) 02時44分

>樽井さん
樽井さんは未読でしたか。
有名な作品ですし、表題作は読む価値はあると思いますので、
是非とも夏の真夜中に楽しんでみてくださいな。

投稿: シン@部屋主 | 2008年1月16日 (水) 02時46分

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受信: 2008年1月14日 (月) 12時31分

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