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韓国人から見た北朝鮮 独裁国家のルーツ

先生の本棚からいただいてきた本「6冊目」です。

韓国人から見た北朝鮮―独裁国家のルーツ Book 韓国人から見た北朝鮮―独裁国家のルーツ

著者:呉 善花
販売元:PHP研究所
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部屋主の独断ランク:B

内容紹介のようなもの

日本の常識からは見えてこない、朝鮮民族のメンタリティや、北朝鮮をめぐる日韓の意識のズレを、韓国人である著者が論じています。

第一章 専制独裁主義のルーツは李朝にあり

一章では、李朝と北朝鮮の政治権力の酷似、親子三代に及ぶ罪、専制主義国家の政治を色濃く反映する社会主義国家システム、などについて書いてあります。

第二章 チェチュ思想のルーツは儒教だった

二章では、金正日を崇敬する倫理の根っこ、古代の天命思想と北朝鮮の家族国家感、儒教の社会主義版であるチェチュ思想、などについて書いてあります。

第三章 小中華思想と日本を見下す侮日観

三章では、朝鮮半島の命運を決定した地政学的条件と歴史的流れ、侮日観と征韓論の激突、戦後韓国の華夷思想、中華思想と自民族優越主義、などについて書いてあります。

第四章 大国への屈折-事大主義と中央集権主義

四章では、北朝鮮の事大主義、上昇志向の共通性と統一、強力な中央集権制、などについて書いてあります。

第五章 自民族優越主義という害毒

五章では、人種に近いイメージとしての民族、日本からは見えてこない北朝鮮と韓国の政治的エスノセントリズム、血の共通性と民族主義、などについて書いてあります。

第六章 父系血縁制と身分制

六章では、父系血縁主義の社会、貧困アジアの家族と社会と従軍慰安婦、すさまじい嘆き哀しみ方、死後の世界を説かない儒教、李朝そっくりの北朝鮮の身分制度、などについて書いてあります。

第七章 国民を愚かにする理念主義とハングル専用政策

七章では、一元性志向の朝鮮半島人と多元性志向の日本人、表面的な美しさの強調、儒教とマルクス主義に共通するエリート偏重、漢字廃止と国民の思考水準の低下、新聞すらまともに読めなくなってきている現実、抽象思考が苦手さ、などについて書いてあります。

部屋主の感想

面白かったです。あまり北朝鮮や韓国の思想に関する知識が部屋主にはなく他との比較が難しいので、この本の著者の考えを普遍化することはできませんが(というか簡単に普遍化できるものなんかあまりないと思いますが)、1つの考え方として実に興味深く読めました。

以前紹介した中国の本に書いてあった中国人の恨み方も半端じゃないですが、朝鮮の方々の恨みもかなりなものみたいですね。この辺を踏まえると現在の戦争責任問題も少しは理解ようになるかと思います。

部屋主個人としては、現状での政治的なカードして使われてるだけの感のある戦争責任については、どうにも建設的ではないと思っていますが、罪の概念がどうにも薄いように感じる日本人はこの辺りのことをもった考えてみた方がいいかと思います(戦争責任に限らずにね)。

あと、色んな比較が可能なのですが、中でも非常に嘆き哀しむというところが日本とは真逆で面白かったですね。こらえるのが美徳である日本と思いっきり哀しむのが美徳である朝鮮。やはり文化差は面白いです。

歴史はまた別の本を読んだのでそのときに感想を書くとして&エスノセントリズムやらなんやらは知ってましたしで、知らなかったことで書いておかねばと思うことといえば、ハングルの使用による知的レベルの低下ですね。

日本でもゆとり教育による弊害が起きている昨今ですが、韓国でもこんな理由で思考レベルがかなり低下しているようです。

著者は日本の漢字や平仮名を褒めてましたが、果たして今後どうなることやらと危惧しております。というか、危惧しているようなことにならないように、しっかりと生きていかねばと思いました。まさに「人の振り見て我が振り直せ」でしょうか。比較文化の醍醐味ですね。

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