« おいしく緑黄色野菜100 | トップページ | 堅あげポテト ブラックペッパー »

モノレールねこ

知人にプレゼントした本です。その人が喜びそうな内容かつ自分が読みたいと思った本をチョイスしました。どうやら気に入ってもらえたらしく貸してくれました。

部屋主は帯にあった「時をこえて届くあの頃からの贈りもの」というキャッチフレーズにやられてこの本を手に取りました。そういうのがツボなものでして。

モノレールねこ Book モノレールねこ

著者:加納 朋子
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

「モノレールねこ」

小学5年生「サトル」が家に帰ると不細工なデブネコが縁側で昼寝をしていました。以来デブネコはサトルの家にやってきてはくつろいで帰っていきます。そんなデブネコに愛着を持ち始めたある日、デブネコはネコ嫌いの母の怒りを買ってしまい、遠くに捨ててこられることになってしまいます。

けれど1週間後、デブネコは何食わぬ顔で帰ってきてたのです。しかも首に赤い首輪をつけて。それを見たサトルはいいことを思いつきました。そして、デブネコの首輪に手紙を挟んだのです。「ねこのなまえはなんですか?」と。

返事は「モノレールねこ」の一言だけでしたが、嬉しくなったサトルは次の手紙を出し、デブネコを通しての奇妙な文通がはじまったのです。相手は「タカキ」という隣町の小学5年生で、会ったこともないのにいつの間にか2人は親友のようになっていました。そして、サトルは「今度一緒に遊ぼう」と手紙を出したのですが・・・

「パズルの中の犬」

優しい夫と趣味であるパズルを楽しむことのできる素敵な環境で生活しているにもかかわらず、どこか寂しくて満たされない日々を送り、「待つ」ということがなぜか苦手な専業主婦の「私」は、フリーマーケットで老女から「白いパズル」を購入します。

3000ピースもあるのに何もプリントされていない真っ白なパズルに取り組みはじめた私は、それ以来誰もいないはずの空間なのに何かがいるような奇妙な感覚をおぼえはじめます。その正体がわかったのは白いパズルをつくっている最中でした。

なんと何も描かれていないはずのパズルの中に白い犬が現れたのです。しかし私は、優しい夫に迷惑をかけてはいけないと相談できず、あまり良い母親ではなかった母にも相談できませんでした。結局、叔母に会いにいった私は、偶然そこであの白い犬に見つけるのです。写真の中で微笑む3歳くらいの私の横で・・・

「マイ・フーリッシュ・アンクル」

中学生の「夏澄(カスミ)」は、部活の夏合宿中に先生から呼び出されます。海外旅行中のの家族(祖父・祖母・父・母)が宿泊していたホテルの火事で全員死んでしまったのです。

彼女に残されたのは、父の年の離れた弟「テツハル」でした。ただ、このテツハルは祖父母(彼から見ると両親)や父から甘やかされて育ったために、30歳になっても家でゴロゴロしてる上、1人では何もできない典型的なダメ人間なのです。

テツハルに腹を立てたり大喧嘩しながらも、どこか憎めずになんとか生活していたある日、水に濡れてくしゃくしゃになった一通の手紙が届きます。そこには・・・

「シンデレラのお城」

1人でいることに何の苦痛も覚えずに30代も半ばを過ぎた「スズ」は、周りのからの早く結婚しなさいといったたぐいの言葉にうんざりしていました。そして、同じようなことで苦労していてる今年40歳になった知人の「ミノ」とお互いの利害が一致し偽装結婚することになります。

ただ1つ奇妙なことは、ミノは10年前に事故でなくなった彼女「瑞樹」の幽霊と同居しているということです。とはいえ、スズには何もみえないので特に意識することもなく、傍からみると円満な夫婦生活が始まるのです。

スズ・ミノ・瑞樹の3人でディズニーランドのシンデレラ城を見に行ってたりしてしているうちに、スズにも瑞樹の存在がわかるようになりました。そして、瑞樹が子供を生んだことも知覚できるようになったのです。

生まれた子供の名前は「貴樹」、瑞樹は「スズにも関係のある名前よ」と言うのですがスズには覚えはあったけれども誰かまではわかりませんでした。翌日スズは貴樹のことを調べに実家に帰るのですが、そこで記憶の紐が解かれ・・・

「セイムタイム・ネクストイヤー」

30代も後半になってようやく授かった娘を、不治の病によってたった5歳でなくしてしまったことにより生きる気力を失ってしまった「女性」は、気晴らしに旅行でもという夫に、1人である場所へ行きたいと申し出ます。

それは娘の七五三の時に、めいっぱいのおめかしと贅沢をした思い出の詰まったホテルでした。そこで女性は娘のお気に入りの服を着た少女の後ろ姿を見つけ追いかけます。けれど少女に追いつくことはできませんでした。

その後、女性はホテルのバーテンダーから、このホテルが、年に一度だけ亡くなった人に再会できる「黄昏ホテル」と呼ばれるホテルであることを知るのです。しかも年に一度だけ現れるという死者の霊は毎年成長するというのです・・・

「ちょうちょう」

ラーメンオタクの「俺」は、有名ラーメン店「蝶々」を経営する叔父に2号店の店長をやらせてくれと願い出ます。叔父の店で2号店が開店になるまでみっちり修行した俺は、バイト募集でやってきた「鳥居恵」に恋をします。開店した2号店の売り上げも上々で、まさに人生順風満帆です。

けれど、チンピラがやってきて恵にからみはじめるのです。それをもう1人の店員で叔父の姪っ子に当たる「北岡蘭子」と止めるのですが、以来徐々に客足は遠のいていきました。原因はネット上の中傷誹謗です。

さらに叔父の片腕として働いていた「上田」がポッと出の若造に店長の座をとられたのを悔しがってることがわかり、俺は店を去ろうとするのですが・・・

「ポトスの樹」

ロクデナシの父親にずっと苦しめられてきた「俺」は、早く自立するために必死で勉強していい学校に行きいいところに就職しました。次に父親に会うのは葬式のときだなんて思いながら。

しかし彼は忘れていたのです。その前に結婚式があるというものを。婚約者は父親の極悪非道っぷりを聞いても笑っていられるほどのお嬢様です。これに困った彼はとっておきの話をします。それは、幼い頃、溺れて死にかかってるときに父に見捨てられたことでした。

すがの婚約者もこれにはまいりましたがそれはそれで結婚式には呼ぶことになりました。そして、彼に子供(父親にすれば孫)が生まれたころ、父が父のことについて語りはじめるのです。そこには彼の知らない驚きの事実が・・・

「バルタン最後の日」

公園の池に住む「ザリガニ」の俺は、「フータ」という小学生に釣られてしまい、彼に家に飼われることになります。最初は嫌がっていた「お母さん」が頑張ってくれたこともあり、なかなかに快適な生活を送っていました。

一見平和に見えるこの家族にも様々な悩みがあり、バルタンの脱皮をきっかけに、お母さんもは自分も脱皮すると変わりはじめました。フータもお父さんもなぜお母さんが脱皮したかわかってませんでしたが、全てを見ていたバルタンだけは理由を知っていました。そして・・・

部屋主の感想

「モノレールねこ」の感想

話自体はなんのヒネリもなく退屈なのですが、やはりこういう話には弱いです。何よりデブネコのふてぶてしさが可愛すぎます。まるで確信犯のように母に嫌がらせをしたりする当たりニヤニヤものです。そういう光景が用意に想像できます。

さらに、そういうモノレールねこに対するサトルの反応も小学5年生のようでいて、そのくせ妙にクール(シュールの方が正確かとも)で面白いです。

話は短いし部屋主の好きなどんでん返しもないですし、必ずしもハッピーな感じはしないけれども、それでも読むとほのぼのとした気持ちになれる良い物語かと思います。独断ランクはBですね。

「パズルの中の犬」の感想

面白い、面白くないと問われると、面白くはないと答えるでしょう。なせ犬が現れたなども明確ではなく推測しなければならないのもちょっとあれかと思います。でも好きです(部屋主がパズル好きってのもあるかもですが)。

中でも主人公の「私」が言った「私がパズルのピースで必死に埋めていたのは、遠い昔の心の隙間だったのかも知れない」のところは妙に気に入っています。彼女が「恐れ」を振り払ったところも素敵です(部屋主にはまだまだできないことです)。

これも短い物語ですが、1人の女性が過去と向き合い未来へと踏み出した姿が描かれているよいお話だと思います。独断ランクはBですね。にしても久々にパズルがやりたくなりました(やるスペースが部屋にないけど・・・)。

「マイ・フーリッシュ・アンクル」の感想

家族をいっぺんに亡くし、役立たずでニートのオジサンと同居になるといった悲惨な話なのですが、それを感じさせないくらいに笑ってしまうという意味で面白いです。テツハルをリアルに想像するとキショいですがディフォルメするかかなり可愛らしいです。

そのオジにたいしての「夏澄」のシュールさがまたたまらんです。とはいえ、家族がいっぺんに死んでも泣きもしないのはどうなのかと思ってたら(部屋主なんか事故で死んだイトコを思い出して顔しかめながら読んでたので)、しっかり描いてくれてよかったです。

特に「私は、変えないことで護ろうとしていたのだ。とてもとても大切な、何かを。ここで前と同じように生活していたら、みんながひょっこり帰ってくるような気さえしていたのかもしれない」の部分はホロリときました。大切な人を何らかの形で失った人はみんなはこういう風な思考になるでしょうねぇ・・・ってことで独断ランクはAでいきたいと思います。

「シンデレラのお城」の感想

どうにも気に入りません。オカルティックな話は大好きですし、こういう話があってもいいとは思います。なのにこのラストはいただけません。全部が台無しな感じでした。

とはいえ、部屋主は結婚したくない派の人間なので、ここに登場する偽装結婚という着眼点は面白いと思いました。日本社会だとここで書かれているように結婚してない人は社会的に問題ありと思われたりしがだったり、血縁からのつきあげがうっとおしいのでこの発想で乗り切れるかもです。

あと、タイトル自体が物語の伏線となっている構図や、スズが結婚しなかった潜在的な理由なんかは部屋主もそう思ってる人間なので好きですね。なので独断ランクはCくらいにしたいと思います。

「セイムタイム・ネクストイヤー」の感想

どこかで同じような話を見たり読んだりした感じがするのですが、こういうのはツボです。ホロリときました。特にラストはベタだけどこれしかないという終わり方で満足しました。

特に「奇跡というものは、案外ちょくちょくと起こるものでございますよ・・・割合に身近なところで」はたまらんですね。グッときましたね。一見すると他力本願的な言葉ですが、この物語の文脈で使われるとそうでないあたりが素敵さをより一層強めます。

わずか16Pですがいいものはいいですね。独断ランクは文句なくAです。にしても「失われた思い出と追憶のための場所」、こんなホテルが本当にあれば流行するんだろうなぁ。

「ちょうちょう」の感想

いや~これもベタだけどいいお話ですね。ラーメン好きで単純な「俺」と、何気に優しくユーモアのある「蘭子」がいい味だしてますね。独断ランクはBです。

「ポトスの樹」の感想

物語的にはたいしたことはないのだけれど、父親のロクデナシっぷりが笑えます。ただどうにも好きになれないのは部屋主の家庭環境に問題があるからでしょうか。

それもあるでしょうが、おそらく普段悪いことをしてる人がちょっといいことをしたからといって、それが帳消しになるというわけでもなく、普段いい人間がしたときよりももてはやされる心理効果があるのが気に食わないのもありますね。

また、父の語った話にしても、関わってる人や状況がまったく違うので比較対象にはならないと思うし、冷静に対処すればどうとでもなることに、このシュールな「俺」が気づかないのもちょっといただけませんね。なので独断ランクはDくらいにしたいと思います。

「バルタン最後の日」の感想

いや~よかったです。まさかあんな展開になるとは。バルタンカッコよすぎです。特にあれに向かっていくあの場面の「冗談じゃない」からはじまる一連の台詞はたまらんですね。他にもあのクールさはたまらないです。うちにも是非とも欲しいと思ってしまいました。

でもって、バルタンのおかげで変わった家族がどうなるかが描かれていればとも思う一方で、あの終わり方がベストのような気もしないでもなどと思ってたりです。

とにかくバルタンの男っぷりとそのシュールさに敬意を表して、独断ランクはAでいきたいと思います。そういやだいぶ前に読んだので内容わすれましたが、「我輩は猫である」もこんな感じじゃなかったかな。

あと、表紙や、それぞれの物語の扉絵が素敵です。どうやら菊池健さんという人が書いてるそうなのですが気に入りました。

人気blogランキングへ←ポチっと応援お願いしますm(__)m

にほんブログ村 本ブログへ←こちらもポチっと応援お願いしますm(_ _)m

|

« おいしく緑黄色野菜100 | トップページ | 堅あげポテト ブラックペッパー »

コメント

自分の所で散々猫の話書きましたが、
こちらでもまた猫の話題でうれしいです。
(自分のとこは楽しい話題じゃありませんが)
ちょっと不思議な感じの本ですね。
表紙の猫もいい感じ。読んでみたいです♪

投稿: あくびネコ | 2007年1月26日 (金) 20時14分

シンさん、こんばんは。
お友達に上げた本を貸してもらうって、なんかいいですね~。
あらすじとか感想が細かくて、ふんふんと思い出しながら読んでました。
シンさんがAランクつけてはるやつは特に好きだったやつかもで、嬉しかったです。

出てくる生き物がいいですよね。猫とか。でもやっぱりバルタンかな。私も内容はあんまり覚えてないけど「我輩は猫~」を想像してしまいました。

投稿: ちきちき | 2007年1月26日 (金) 21時25分

シンさん、こんばんは!
詳しいレビュー&感想で、本の内容を詳しく思い出せました♪
感想の中で引用されている文章、私もグッときたんです~
そして、バルタン最高!よくやった!!ですよね~(^o^)/

投稿: エビノート | 2007年1月26日 (金) 22時05分

>あくびネコさん
ネコの本は表題作の一本だけですが
ほぼ全部ハートフルな内容となっておりますので
楽しめると思いますですよ(^-^)

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月27日 (土) 01時06分

>ちきちきさん
こんばんは。
ここまでの流れは計算通りだったりです★
なんてブラックな私(-_-;)
にしても感想が同じ感じとは嬉しいですね♪
私は「セイムタイム・ネクストイヤー」が一番好みです^^
でもってバルタンは2番目ですね。

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月27日 (土) 01時11分

>エビノートさん
こんばんは^^
あそこの文章はいいですよねぇ。
そういってもらえるとありがたりです♪
でもって、バルタンの勇気を見習いたいものです☆

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月27日 (土) 01時12分

面白そうだなあと思いました(>・v・<)
何冊か組でうられているものなのでしょうか?

投稿: みみこ | 2007年1月27日 (土) 11時39分

おじゃまです。
加納さんは小説は読んだ事がないんですけど、
『ガラスの麒麟』って漫画化されたのを読んだ事があります。
繊細な心理描写が上手いなぁって思いましたっけ
そのうちうちでもUPしようかと・・・

シンさんご紹介のこの本の話も繊細な感じがしますね。
それに淡いあの表紙、おまけに猫ですし、いいですねぇ~^^b

投稿: たまの猫 | 2007年1月27日 (土) 18時46分

>みみこちゃん
これはオススメです^^
何冊かの組ではなく短編集なのですよ。
なのでみみこちゃんみたいに時間がなくても
なにかの合間にちょっとづつ読めるかと☆

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月28日 (日) 01時45分

>たまの猫さん
ガラスの麒麟の心象描写はお見事でしたよね。
私もなかなか気に入っています。
ただ個人的にはこっちの方が好きですね。
この本は実にほのぼのできるので
よかったら読んで見てくださいね^^

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月28日 (日) 01時48分

加納朋子さんの著作は気になりつつも未読です。
シンさんのレビュー読んで『モノレールねこ』に
興味がわきましたので
この作品から読んでみます。

加納朋子さんはぼくの好きな北村薫に近い雰囲気と
聞いていますので楽しみです。

投稿: 月下 燕 | 2007年1月28日 (日) 11時29分

>月下燕さん
加納さんの作品はこのブログでも以前に紹介した
「ガラスの麒麟」に続き2作目ですが
両者ともなかなかに秀逸な作品だと思います。
良かったらご購入くださいませですm(__)m
北村薫さんの方を私は読んだことがないのでなんともですが
近い雰囲気だとするなら私も読んでみたいですね^^

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月28日 (日) 15時38分

こんばんは!
コメント&TBありがとうございました。
早速私からもさせていただきました。

いや~、バルタン最高でした!
まさかあんな展開になるなんて、釣られた時点では全く想像できませんでしたよ。
バルタンの男気に乾杯!^^

そして表紙がすっごく好みで。
私は図書館で借りたのですが、これは買いかな、と思っております。

投稿: くろ | 2007年3月 2日 (金) 20時51分

>くろさん
いえいえ、こちらこそTB&コメント感謝です。
バルタンはやはりいいですよね(人´∀`).☆.。.:*
男前すぎです。
私もこんな男になりたいと思っています!
この表紙は私も大好きです。
知人にプレゼントするために購入したのですが
私も密かに購入しようかと思ってたりします。
その知人とのつながりにもなりますし。

投稿: シン@部屋主 | 2007年3月 2日 (金) 21時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80175/5016580

この記事へのトラックバック一覧です: モノレールねこ:

» モノレール猫 [ぼちぼち。]
『モノレールねこ』加納朋子(文藝春秋) 時をこえて届くあの頃からの贈りもの。儚いけれど、揺るぎない―「家族」という絆。デブねこの赤い首輪にはさんだ手紙がつなぐ、ぼくとタカキの友情(「モノレールねこ」)。夫を待つ時間に取り組んだ白いパズルの中に、犬の気配が(「パズルの中の犬」)。家族をいっぺんに失った中学生の私と、ダメ叔父さんの二人暮らし(「マイ・フーリッシュ・アンクル」)。私と偽装結婚したミノさんは、死んだ婚約者がそばにいると信じていた(「シンデレラのお城」)。ロクデナシのクソオヤジに苦し... [続きを読む]

受信: 2007年1月26日 (金) 21時26分

» モノレールねこ 〔加納朋子〕 [まったり読書日記]
モノレールねこ ≪内容≫ 小学生の僕は、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。 ある日ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えたが…。 表題作ほか、「パズルの中の犬」「シンデレラのお城」など全8編を収録。 (MARCデータベースより)... [続きを読む]

受信: 2007年1月26日 (金) 21時57分

» モノレールねこ(加納朋子、文藝春秋) [にゃんこと歩く。-読書日記-]
なんといっても、まずはこの表紙! ほんわりした色使いでどーんと描かれている猫、ふくふくしたやわらかそうな体つきに、細目のなんともいい顔していませんか? 突然、ぼくの前に現れたねこ。悠々とうちの中にまで侵入し、お母さんに悲鳴をあげさせるそいつは、デブで、不細工なノラ。しかしある日、そいつは赤い首輪をつけてきた。ぼくは、思いついて、首輪の中に手紙をしのばせる・・・。ねこを介して行われる文通を描い... [続きを読む]

受信: 2007年3月 2日 (金) 20時36分

» 『モノレールねこ』加納朋子 [ほんだらけ]
モノレールねこ 加納 朋子 2006/11/30発行 文藝春秋 P.268 ¥1,600 ★★★★★わずか一日の逢瀬のために、私は一年の残り三百六十四日を生きていた。そしてわずか一日の喜びが、残りの三百六十四日を輝かせていた。〜『セイムタイム・ネクストイヤー』より〜 小学生の「ぼく」が母親に隠れ、時々こっそり食べ物を与えていた、おデブな野良ねこが、ある日新しい赤い首輪をつけてやってきた。 ぼくが手紙を首輪にはさんでみると、返事がくるようになり、しばらくの間「ぼく」と「タカキ」のデブ猫を媒... [続きを読む]

受信: 2007年3月 3日 (土) 00時06分

« おいしく緑黄色野菜100 | トップページ | 堅あげポテト ブラックペッパー »