« どん兵衛 杵つきもちうどん | トップページ | 讃岐加ト吉 肉うどん »

ルワンダ大虐殺 世界で一番悲しい光景を見た青年の手記

ココログのメンテナンスで色々できなくなってましたすみません。

本紹介の記事をやらなければということで今年一発目の本紹介はこれでいきたいと思いそろそろます。読めばテンション下がること間違いなしですが、人間とはここまで残虐になれるものだという目を背けてはいけない姿がここにあります。

今回は伝えたいことやグッときたテキストが多いので(グッときたテキストの質が漫画紹介などの時とはまるで違うことはいうまでもないですよね)、各章の紹介の後に記載してみました。

ルワンダ大虐殺 〜世界で一番悲しい光景を見た青年の手記〜 Book ルワンダ大虐殺 〜世界で一番悲しい光景を見た青年の手記〜

著者:レヴェリアン・ルラングァ
販売元:晋遊舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

部屋主の独断ランク:A

内容紹介のようなもの

1994年、20世紀最後の「ジェノサイド(フツ族がツチ族を)」が行われた「ルワンダ(アフリカ)」で、たった15歳という年齢で自分の目の前で知人たちに43人の家族を皆殺しにされ、自らも片腕を切られ、片目を抉られ、鼻を削がれ、肩を砕かれ、それでもなお生き延びた著者が語る驚愕の真実・・・

第1章「三つのキーワード」

ジェノサイド(ある国民・民族・人種・信者の全員もしくは一部を殺戮する意図をもって行う行為)」・「マチューテ(南米で用いられる伐採用の刀)」・「憎悪」という大虐殺を語る上で語れない要素について解説しながら、簡単に大虐殺の概要について説明してあります。

無関心・卑劣・偽善から、国際社会はルワンダで新たな虐殺が行われるのを止めようとはしなかった

この虐殺は、政府首脳が決定した政治的行為であり、フツ族の人口の相当数が実際に手を下したということである。つまりこの政策の立案者は、こうした展開になるように意図してあらゆる司法的追及から逃れようとしたのだ、そのためには民衆をできるだけ多く巻き込む必要があった。彼らの言うとおり『全人民を裁判にかけることなどできやしない』のだから

第2章「幸せな日々」

著者が生まれる前(正確には母のお腹の中にいた)に撮影された父・母・叔父をはじめとしたツチ族とフツ族人間(計15人)が仲良く写っている結婚式の写真についての想いについて書いてあります。

今日を楽しみ、結婚式を祈っていた人々が隣近所の人たちや、お祝いを言ってくれた人たちに切り刻まれたのだ

第3章「順境にあっても逆境にあっても」

ルワンダの歴史(巻末に年表あり)や人口構成(フツ族85%、ツチ族14%、トゥワ族(ピグミー系)1%)、大虐殺を生き残った人間の多数が殺戮後におこなわれた裁判で虐殺者側に不利な証言をしたために殺害されたこと、などについて書いてあります。

第4章「楽園から地獄へ」

著者は子供心にルワンダは3つの民族が共存している良い国だと思っていたこと(実際にはまったく違うが普通にフツ族の子供たちと遊んだりしていたのでそう思っていた)、実際はキヴ湖を巡るフランスとイギリスの利権争いがあり支配の都合上民族を分離しその対立を煽ったこと、それをベルギー政府が利用したこと、などについて書いてあります。

第5章「死の園」

ついにはじまった虐殺の直後、家族同然だった教会の司祭や修道女が去ってしまったこと、ツチ族が逃げ込んだ丘にある教会には逃げ場がなかったこと(武器どころか隠れ場所すらなかった)、プロの殺し屋集団(フツ族の民兵組織)がやってきて、ツチ族狩りをはじめたこと、などについて書いてあります。

私はほんの15歳の子供だというのに、間もなく死ぬ運命にあった。一緒にサッカーをし、一緒にミサの侍者を努め、一緒に牛の番をした友人の父親に殺されるのだ

第6章「母の赤いスカート」

著者とその家族43人が隠れていた教会近くの番小屋にもついにフツ族がやってきたこと、やってきたのが知人だった「シボマナ」という男だったこと、家族たちが次々に殺害されていったこと、フツ族の男たちの妻やその娘たちが死体から金品を強奪していったこと、著者がおこずかいを貯めて母にプレゼントした赤いスカートを奪って裸にして辱めてから殺害したこと、この瞬間に著者の中の信仰が死んだこと(ルワンダは敬虔なキリスト教徒の国)、などについて書かれています。

「三日間飲まず食わずだったが、そんなことはどうでもよかった。もうすぐ死ぬというときに、喉の渇きもなにもない」

「シボマナは素早い動作で伯父の首を切り落とす。ホースから水が噴き出すように、血しぶきが笛の音のような音を立てて鉄板屋根までほとばしった」

「シボマナはマチューテの一撃で子供を黙らせる。キャベツを割るような音と共に、子供の頭蓋骨が割れる」

「シボマナはたっぷり時間をかけて母の腹を切り裂く。その時、母がこうつぶやくのが聞こえた。『お父さん、お母さん、私はなんのために生まれてきたの』」

第7章「牛には止めを刺すが、ツチ族には止めを刺さない」

ほんの1・2分の間に家族のほとんどが殺されてしまったこと、サッカー場だったところが広大な殺戮の場所となり何千という死体で埋まっていたこと、弾代を払うから銃で一思いに殺してくれと懇願した伯父とそれすら拒んだフツ族の男たち、それをみて笑っていたフツ族の女性たち、そして著者が隠れていた番小屋に火を放ったこと、著者がゆっくり焼かれるよりもすっぱり切り裂かれる方を選び外に出たこと、などについて書いてあります。

私の頭蓋骨に向けて刃を振り下ろしたシモン・シボマナの黒い瞳を、決してわすれない~このとき私は、悪魔がこの世に存在することを知った

女性の生殖器官-腹部や膣-に対して、フツ族の殺戮者たちは特別念入りに攻撃を加えている。特には、暴行を加えた後で、世紀を瓶に突っ込んで割るような暴虐にまで及んだ。これはジェノサイドの性格をよく表す特徴の一つである。ある民族を根絶やしにするためには、子孫を残す女性たちを第一に滅ぼさなければならないからだ

「殺戮者たちが、赤ん坊を負ぶって逃げる女を捕まえている。女はま横倒しにされ、まずくるぶしを、次に頭を切り裂かれた(フツ族はツチ族が自分たちより背が高いことを責めるかのように、ツチ族の人間を『短く切り詰め』て『標準体型に戻す』ことにいじの悪い楽しみを見出していた)。赤ん坊の方は、1人の男がつかんで私の隠れている番小屋にまでやってきて、レンガ壁に投げつけて頭蓋骨を割った」

第8章「殺戮者たちよ、私に救いの一撃を」

外にでたところでシボマナたちが笑いながら著者の鼻を削ぎ肩を砕き目を抉ったこと、著者自身も一思いに殺してくれと頼んだこと、ぼろぼろの著者の見てフツ族たちは楽しみ殺すことは決してしなかったこと、などについて書いてあります。

「私は、焼けた肉が放つ耐えられないほどつんとくる臭いにむせ返りながら、くすぶっている残骸の方へ這っていった。死体を見分けることなどできなかった。どれも真っ黒焦げなのだ。最愛の家族のもので残っているものといえば、歯だけだった。何十というあごがこちらを見て、微笑んでいるようだ」

「フツ族の娘たちが死体を縫うように丘を走り回りながら、喉の渇きに苦しむ人々に水を分け与えている。これは罠だ。死にかかっている者が水を所望すると、娘たちはそれを民兵に報せる。すると民兵が止めを刺しにくるのだ

僕を殺してくれ!殺してくれ、お願いだから!

「ゴキブリが泥の中を這い回る姿を眺めているのは、彼らにしてみればぞくぞくするほど楽しい光景に違いない。それを終わらせるなんて勿体ない。~私に止めをさしてくれる者はいない。それどころか私の苦しみを賭けの対象にして楽しんでいる。私があとどれくらい生きられるか賭けようというのだ

「生き残った者の証言によると、殺戮者たちは、赤ん坊二人を教会の薔薇色の壁にぶつけて頭蓋骨を割った後、子供の血の海に母親の顔を浸してから、母親を殺したという

「ジェノサイドが終わった後、教会に戻ってきた修道女たちが、ジャヴェル水をたっぷり使って教会を徹底的に拭き清めたおかげで、今では以前と同じようにミサが執り行われるようになった。最前列には昨日まで殺戮を繰り返してきたものたちが陣取っている。彼らは神に赦しを求めることさえしない。ツチ族を殺すのは罪ではないとでも言わんばかりに。すでに神の赦しは疑いないらしく、満足そうな顔付きで、誰もが何も起こっていないようなふりをしている」

第9章「暗闇の三日間」

腐乱した死体にまみれて著者が死を待っていると国際赤十字委員会のトラクターがやってきて死体のに土をかけはじめたこと、これで窒息できると思ったところを救われたこと、隣国で訓練を積み重ねたRPF(ルワンダ愛国戦線。ツチ族。無敵の軍隊と呼ばれている)がやってきてジェノサイドが終焉したこと、巨大な孤児院で療養するようになったこと、良い神父に出会いジュネーブに行くことになったこと、などについて書いてあります。

第10章「ムギナへ帰る」

スイスで優しくされたこと(何度も外科手術を受けさせてもらったことや学校に通わせてもらったことなど)、ルワンダでのうのうと暮らしている虐殺者を告発するために帰国したこと、瓦礫となっていた生まれ育った家で父の妹と再会したこと、などについて書いてあります。

「周りの人々は思いやりにあふれているけれども、底なしの井戸を満たすことはできない」

第11章「つきまとう殺戮者」

釈明を求める生き残りなど邪魔なだけという雰囲気の中、地元の名士となっているしぼマナを訴えたこと、シボマナは全てを否定したこと、シボマナの殺人を証明する証人がなかったこと、騒ぎを聞きつけてやってきたツチ族の兵士のおかげでシボマナはとりあえず拘留されたこと、その後脅迫され殺されかかり身を隠したこと、隠遁先の学校にはフツ族がいたので荒れていたこと、色んな人の優しさに触れて真面目に勉強しようと決めたこと、シボマナがたった2年で釈放されたこと、著者の首に賞金がかかったこと、元RPF代表の大統領はツチ族に対し和解していこうと言っていること、そして著者はスイスへ戻ったこと、などについて書いてあります。

「フツ族の多くは勤勉でくそ真面目で従順だった。そんな彼らが、命令に従って、民族浄化という社会的義務に従って、殺戮という仕事を素直に遂行したのだ」

フツ族ならどの家庭でも、直接的にしろ間接的にしろ、家族のうちに一人は虐殺に参加している。十人以上の虐殺に加わった家庭さえ結構ある!誰もが血に赤く染まった汚れた手をしているのだ。それなのに、一旦景気を終えるかうまく逃げ延びるかをしてしまうと、自分たちの土地に帰ってきて平然と暮らしている。生き残りのことが頭にありなgらも、忘れたふりをしている。告訴される危険があると見るや、何百人という生き証人が刃物や毒で抹殺された

結局私は、怒りと悲しみの中で言いよどんでしまった。証人がいないのだ!証人となる人はみんな殺されてしまったのだから。私が誠実にものを言ってることが正しいと証明できる人間は、私に止めを刺すことを拒んだあのフツ族の奴らしかいない。何という逆説!

怒りで息が詰まるほどだった。この首に懸賞金がかけられ、今や私を殺そうと狙うものは野放しなのだ。正義がひっくり返っている。改めて司法省に手紙を書いても梨のつぶてだ

「復讐したいという気持ちが私を蝕むのだ~ふと私は、自らの正義を知らしめるために、私の方で殺し屋を雇ってシボマナを殺させようかと考えている自分に気がつき、心の中に湧き上がってきたおぞましい考えに身震いした。このような恐ろしい衝動に身を委ねたら最後、彼らと私の間には何の違いもなくなってしまう!忘れようと努力する気はないが距離を置かなければいけない」

第12章「正面から自分と向き合う勇気」

毎朝鏡に映る自分の姿を見るのが非常に苦痛であること、著者が死なないで生きている理由が子孫を残すことであること、この思いがなければ自殺していたこと、こんな醜い自分と結婚してくれる女性がいるのだろうかと悩んでいること、ジェノサイドの生き残りが抱く罪悪感、心理療法家に恐怖を吐き出したこと、などについて書いてあります。

「何度でも・・・生への放棄へと身をまかせたくなる。しかし、首にロープを巻きつけた瞬間、いつもある考えが私を思いとどまらせる。それは、私が一家のただ一人の生き残りだということだ。私たち家族の記憶を留め、構成に伝える義務を免れることはできない。その義務を怠ることは、ジェノサイドに加担するのと同じことだ」

絨毯のように敷き詰められた頭蓋骨や、頚骨や大腿骨を綺麗に積み上げた山は記憶の中にあるだけだが、生き残りに残された傷跡は、フツ族が人間性に対して犯した犯罪の生きた証拠、肉体に刻み込まれた明白な証拠なのだ

第13章「赦すなんてできない」

著者のみる悪夢と白昼夢について、著者が敬服している養父のリュックの言う赦しについて、そのキリスト教的許しを徹底的に否定する著者の怒りと赦しについて、後悔も良心の呵責もなかったアメリカの連続殺人犯が殺した人間の親に赦された時に涙を流した話と自らの経験を重ね合わせたときの考察、などについて書いてあります。

僕が神様を信じるのは、地獄があってほしいからさ

第14章「カインのフツ族対アベルのツチ族」

聖書の中のカインとアベルの話がルワンダ大虐殺と似ていること、何世紀にもわたり続いたツチ族の王政のためにフツ族が怒りをためていた可能性への考察、聖書の中の神に対する著者の怒り、などについて書いてあります。

世界中の歴史がそうだ。この貪欲という罪は、それに溺れるものを盲目にして殺してしまう

狂気の沙汰だ!そうだよ!この神は狂ってる!やっぱり神なんて、いたらいただけで腹がたつだけだ!

第15章「アウシュビッツへの旅」

ルワンダでの虐殺中に流れていたラジオの内容について、ごく少数だが自らの命をかけてツチ族を助けてくれたフツ族がいたこと、アウシュビッツとルワンダとの虚しい比較、などについて書いてあります。

「殺戮者たちは殺す相手を見分ける必要などない。彼らはお互いのことをよく知っている。村の中では誰もが顔見知りなのだから」

正義がない以上、赦しなんて問題外ですよ~罪を犯した方が自分の罪を認めることが第一歩だよ。そうして初めて人殺しの心にも良心の呵責が生まれるんだ。その一歩は、他人が肩代わりできないものなんだよ。ところが、ご承知のように、ごくまれな例外を除いて、虐殺者たちは自分の行為を認めないまま生活している。極悪非道な残虐行為を押し隠したまま、大赦を与えてくれる『秩序』へ服従することで自分の責任をぼかしているんだ。何にもしていない彼らをどうして赦せるっていうんだ?

第16章「Ibuka(忘れるな)」

ツチ族とフツ族のうわべだけの「平和的共存」に自分のような人間は水をさしているのではという意識と生き残りはひっこんでいろという風潮、生き残りが虐殺時の話を最後までできないということ、ジェノサイド後に生まれた誤解(虐殺よりも遅れて到着したメディアは、反撃したツチ族に追われたフツ族を映し出したため、同情や支援はツチ族ではなくフツ族に行われた)、罪の意識を感じさせずにある民族を皆殺しにする人間をつくりあげる過程、などについて書いてあります。

世界中があいつらに同情したよ。あいつらの方が目についたんだあ。あいつらは家族総出で逃げていたしところが、本当の犠牲者側には何もないんだ

第17章「もう信じてはいない神に言いたいこと」

著者の神に対する苦言、ジェノサイドを生き延びた女性の半数がエイズに感染していると推測されていること、などについて書いてあります。

彼女たちは二度殺された。最初は恐ろしい暴力によって、二度目はじわじわとエイズに苦しみながら

「母は最期まであなたのことを信じていました。それはよくご存知でしょう。母がいくら祈っても、私がいくらお願いしても、全能の神であるはずのあなたは指一本たりとも動かすことなく、母を守ろうともしませんでした。私をその乳とあなたの言葉で育ててくれた母は、喉の渇きに苦しみながら死んでいきましたが、あなたは自分のしもべの苦痛さえ和らげようともせず、干からびた母の唇に清水の一滴も注ごうとはしませんでした。その唇は最後まであなたの名を唱え、あなたを褒め称えていたというのに」

「ルワンダ人はほとんど皆あなたを信じる人ばかりです。子供のような心であなたを称え、初々しい信仰心であなたに祈っています。それなのに主よ、なぜあなたは私たちを見捨てたのですか?」

第18章「ツチ族のキリストの叫び」

引き続き著者による神に対する叫びが書かれています。

「こんな犠牲に値するどんな罪を私たちが犯したというのですか?」

生き残ってしまっという罪の意識を拭い去ることもできない

部屋主の感想

内容紹介を長くしたので感想はできるだけ短くいきたいと思います。というか、内容紹介と抜粋を読んでもらえれば部屋主が何を伝えたかったかはわかってくれたと思います。

部屋主はこの本を読んでる間は始終眉をひそめていました。特に虐殺の最中の描写はすさまじく唇を噛み締めながら読みました。

学生時代、戦争・紛争を研究してきた手前、この手の知識はそれなりにありましたが、ここのところ離れていたので、久しぶりに人はここまで残虐になれるのかということを思い出しました。

そして驚いたのが著者が部屋主とほぼ同い年だということです(書いてある生年月日が本文中と表紙裏で違うのではっきりしないのですが)。部屋主がバカなクソガキ(今でもたいして賢くはないですが)だったころ著者はアフリカで切り裂かれていたわけです。いつも以上に心が痛かったです。

また後半の神に対する著者の叫びは、言葉は悪いですがすっきりしました。よくぞ言ってくれたと思いました。神がもし存在するならば虐殺など起こりえないはずですからね。この著者の叫びも虐殺同様に痛いです。

日本人は、こういうものから目を逸らしがちな気がしますが(特にアフリカは遠いこともあって)、決して目を背けてはいけないと部屋主は思います。実際、イラクをはじめとした場所で規模は小さいもののこういうった事態は起こってるわけですし。

結局、著者は殺戮者を赦せず、神と縁を切り、いまだに悪夢に悩まされ、常に自殺という誘惑にかられているままです(当然といえば当然でしょう)。こういう著者のような人間をこれ以上生み出さないようにしっかり学んで、活かしていかなければいけないと思いました。

なので、この本は色んな人に読んで欲しいと思いました。ところどころ「?」がつきますが、非常に訳が上手で、原文がそうなのか、詩的な感じもして読みやすいですし。

ただ、この本はツチ族である著者が自らの経験を書いたものなので、本文中にほんの少しだけ触れられているように、ツチ族がフツ族を支配してきた歴史があるみたいなので、そちらも勉強しておかねばとバランスが悪いとも思いました。

あと、戦争関連の本としましては「世界で一番いのちの短い国」「戦争の克服」「アマチュアはイラクに入るな」「戦争広告代理店」あたりが面白かったです。

人気blogランキングへ←ポチっと応援お願いしますm(__)m

にほんブログ村 本ブログへ←こちらもポチっと応援お願いしますm(_ _)m

|

« どん兵衛 杵つきもちうどん | トップページ | 讃岐加ト吉 肉うどん »

コメント

すごい力作レビューですね。

私は怖がりで、かつ現実を直視したくないたちなので、
この手の本は守備範囲に入ってきません。
シンさんのレビューすら怖くて読めません。
卑怯者&弱虫ですみません。

投稿: じっちゃん | 2007年1月23日 (火) 11時58分

なんとも重い内容の本ですね。
こういうのを読むと、自分がいかにゲームに読書に・・と
のほほんとした日常を送っていることか・・・
色々考えさせられますね。

投稿: あくびネコ | 2007年1月23日 (火) 13時21分

>じっちゃんさん
新年一発目&力強く紹介したかったものでして。
そういうじっちゃんのような人にこそ
読んでもらいたかったりする本であります^^

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月23日 (火) 14時31分

>あくびネコさん
かなり重い内容の本です。
ただ日本人はこういう事実をもって知らなければと思います。
まずは知ること。
そこから全てがはじまると思います。

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月23日 (火) 14時32分

なんていうか・・・ひどいとしか言いようがないですね(><)

人間ってこんなにも残酷になれるんだと思いますね・・・

いくらなんでもこんなひどい話が実際になったことだから
とても恐ろしくなります

地球上で恐ろしいのはやはり人間ですね

投稿: おしき | 2007年1月23日 (火) 23時28分

母から虐待を受けていた身として・・
なんとなく。なんとなくと言う言葉は正しく
ないかもしれませんが。
虐殺された方達のお気持ち判ります。
そうして、生きる事も死ぬ事も選べない立場も。
判ります。何度も殺して欲しいと願いました。
シンクロする気持ち怖いですが・・
一度本を手にしてみたいと思います。

投稿: 凛* | 2007年1月24日 (水) 05時59分

>おしきさん
いやほんとひどいですよね。
ただ、この虐殺のとき国際社会は
意図的に無視を決め込んだフシがあるみたいです。
そういう意味では私たちも関係あるということですね。
虐殺するのはもちろん罪ですが、
無関心でいることも罪だということを再確認されてもらいました。
日本もほんの半世紀前までは
ルワンダに勝るとも劣らないことしてましたし。
(興味があったら731部隊を調べてみてください)
この本を読んでもっと勉強せねばと思いました。

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月24日 (水) 13時06分

>凛さん
言われてみてば確かに似てますね。
これは言われるまで気づきませんでした。
新しい視点を感謝でありますm(__)m

おっ、手にとってみたくなりましたか!
これは嬉しいですねぇ♪
よかったら画面をポチっとして購入してみてくださいね^^

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月24日 (水) 13時12分

おじゃまです。
重いですね。
アフリカで現在も起きている事は
安穏と暮らしてる私ごときには
とても計りきれません。

エイズにならないと思い込み
年端も行かない子を平気で犯す。
とても人とは思えない行為も多数
行われてると見聞きした事もあります。

こんな残酷な事をしてると
歴史は繰り返すように
今被害にあってるほうが今度は
鬼畜にならないとは言えないです。
これを断ち切るためには、教育は大事な事だと思います。
少なくとも新たな愚か者を出さないためにも・・・
それに武器商人や一部の利権者の
尻馬に乗ってODAまで使って武器なんぞ
買わずにもっと有意義に使ってもらいです。
日本もODAを出すのなら、出し方も考えないといけないですね。

兎にも角にも一人一人がもっと賢くならないと
憎しみの連鎖や悲惨な状態から
抜け出せない事を気付いて欲しいんですが・・・
なんだかんだと私が言ったところで
冷たい言い方ですが結局は
アフリカ自身が決めるしかないでしょうね。
連々と長文失礼です。_(._.)_

投稿: たまの猫 | 2007年1月25日 (木) 15時22分

>たまの猫さん
こんにちは。
こういう熱いコメントは大感謝であります^^
頑張って記事を書いたかいがあるってものです。

アフリカに関しては調べれば調べるほど悲惨極まりないです。
こういう紛争もそうですが、たまの猫さんが言ってる様に
エイズ問題も本当にえげつないですよ・・・

日本人もつい2世代前までは
これに勝るとも劣らない残酷なことをやってたのを
日本人は忘れすぎだと思います。
このような本を読んで、2度と悲しい歴史を繰り返さないと
学ぶと同時に決意したいところです。

もちろんアフリカの人たち自身が学んで頑張ることは大切ですが
彼らをとりまく環境も非常に重要ですので
彼らが悲しみの連鎖から抜け出せるように
みんなで支えていかなければならないと思います。
日本人の豊かな生活は
彼らの屍の上に成立してるようなものなのですから・・・

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月25日 (木) 17時59分

一昨日、この記事を読んだのですが、忙しくてコメント遅くなりました。
ルワンダ大虐殺事件は、当時、テレビニュース報道で、世界中が注目した事を思い出しました。
この記事では、残虐性を多く訴えています。
勿論、その残虐性を訴える事も大切ですが、当時、世論の物議を醸し出した国連の介入の遅れについては何も触れていません。
世界中の人々が国連の対応の遅さを非難したのですよ。
もっと迅速に動けば、ここまで被害が拡大されなかったのではないか?
残虐にはならなかったのではないか?
という世論が巻き起こりました。

上のコメントを読み、ルワンダ大虐殺事件をあまり知らない人が多くて、逆に驚きました。
年齢も関与しているとも思いますが、あれだけ連日ニュース報道、ドキュメンタリー番組で取り上げたのに……(涙)

投稿: 十一月うさぎ | 2007年1月26日 (金) 07時53分

>十一月うさぎさん
いえいえ、コメント感謝でありますm(__)m
国連の介入の遅れについては書いたつもりでしたがなかったですね。
著者は世界から意図的にほっておかれたこと、
これに関しても少ないですがちゃんと怒っていますので、
これに関しては部屋主のミスであります。
で、このときのニュース映像のほとんどはフツ族の逃げる姿で
本当の被害者であるツチ族が覆い隠されたと嘆いています。

あと、この本は著者の個人的な怒りをぶちまけてる本で、あまり大局的な観点はなく、ひたすら虐殺の悲惨さとそれにたいする怒りが書かれてる本といった感じです。
本来なら大局的な観点のない本はあまり評価しないのですが、この悲惨さと怒りの描写のすさまじさ、それをみんなに知って欲しいというのを加味しての高評価です。

投稿: シン@部屋主 | 2007年1月26日 (金) 13時58分

はじめまして。素晴らしい内容紹介ですね。読んでいて、胸がしめつけられるようでした。題名は忘れてしまいましたが、宮嶋茂樹の著作にルワンダでの難民キャンプルポがありました。
不思議な事に、カメラマンである宮嶋さんですら、本当の被害者はツチ族だって知っていたんです。国連は、一体何をしていたんでしょうね。

>また後半の神に対する著者の叫びは、言葉は悪いですがすっきりしました。よくぞ言ってくれたと思いました

全く同感です。

投稿: 鍵読美 | 2007年2月26日 (月) 23時10分

>>鍵読美さん
はじめまして。
コメント感謝です。
もっと短く訴えかけられる紹介にしたいのですが
まだまだ精進が必要でして・・・
>国連はいったい何をしていた
ほんとそうですよね。
当時だけでなく今も何をやってるのでしょうか。
>全く同感です
そういっていただけるととても嬉しいですm(__)m
ということで今後とも仲良くしていただけると幸いです。

投稿: シン@部屋主 | 2007年2月26日 (月) 23時56分

こちらこそ今後ともよろしくお願いします。この本を読んで最初に書いた日記のURLです。良かったら見てみてくださいね。
こういう類の本を話題にするのは、難しいけれど、だからこそ同じような意見の人と出会えると、余計うれしいですね。

投稿: 鍵読美 | 2007年2月27日 (火) 12時57分

>鍵読美さん
了解です。
今すぐ見に行かせてもらいますね^^
こういう類の話ができるのがとてもありがたいので
今後とも仲良くしてもらえるとこちらも幸いです。

投稿: シン@部屋主 | 2007年2月27日 (火) 13時55分

こんにちは。

ルワンダ大虐殺体験者の本を読みました。
こちらは、信仰により、自らの安らぎを手に入れた方による手記です。
もう読んでらっしゃるかもしれませんが
「生かされて」という題名です。

投稿: 鍵読美 | 2007年3月25日 (日) 17時48分

>鍵読美さん
こんばんは。
書評読ませていただきました。
個人的に信仰を信じてないので
ちょっとあれな感じがしてたのですが、
鍵読美さんの書評を読んで購入しようと考え直しました。
いい情報を感謝ですm(__)m

投稿: シン@部屋主 | 2007年3月25日 (日) 23時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ルワンダ大虐殺 世界で一番悲しい光景を見た青年の手記:

» 桃井和馬「破壊される大地」感想。岩波フォトドキュメンタリー。2007年02月22日読了。 [傲岸不遜男天野才蔵の「私は本を買って読む」]
桃井和馬 /岩波書店 2003/12出版 77p 22cm ISBN:9784 [続きを読む]

受信: 2007年2月28日 (水) 00時14分

« どん兵衛 杵つきもちうどん | トップページ | 讃岐加ト吉 肉うどん »