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コワイ女

11月下旬に公開予定の同盟映画のノベライズです。

コワイ女 Book コワイ女

著者:行川 渉
販売元:角川書店
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部屋主の独断ランク:C

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

美しく、優しく、暖かい愛に溢れている「女性」が、ある日突然恐怖の存在になったら・・・狂気を孕み、恐怖を産み落とす「コワイ女」が迫ってくる3編の物語が収録されています。

第1話 「カタカタ」

OLの「加奈子」は営業部のエースである恋人の「田崎」から、3年前から別居している妻と離婚するからとプロポーズされています。今日もデートの帰りに真珠のイヤリングもらい上機嫌です。

そんな日の帰り道、加奈子は道にあった花瓶を蹴飛ばしてしまいます。その直後、彼女の耳には「カタカタ」という音を聞こえてくるのです。不安を感じその場を立ち去ろうとすると、空から何かが降ってきます。彼女が今日もらったものとよく似た古く汚れた真珠のイヤリングでした。そして、次の瞬間、加奈子は再び「カタカタ」という音を聞き、同時に何かの衝撃を受け、気を失ってしまいます。

頭から血を流し意識を取り戻した加奈子の前には、深夜の街に似つかわしくない少女が立っていました。しかし痛みに気を取られていた一瞬の間に少女は消えてしまったのです。

怖くなって急いで帰宅した加奈子に、田崎から「元女房が包丁を持って襲ってきた。何をするか・・・」という電話がかかってくるのです。しかも電話は途中で途切れ・・・そして、沸かした記憶のないお風呂の様子を見に行った彼女はリビングに人の気配を感じます。なんとそこには、長い髪から爬虫類のような目を覗かせる、全身を真っ赤な服で包み、手には大きな肉切り包丁を持つ女がいたのです・・・

第2話 「鋼-はがね-」

社長1人、社員1人の小さな自動車整備工場で働く「関口」は、社長である「高橋」から「妹とデートしやってくれないか?」と頼まれるのです。普段こういうことを言わない高橋からそんなことを言われて最初はとまどっていた関口ですが、妹が美人だったこと、そして、高橋の用意した車に前から乗りたかったから、彼の頼みを聞くことに決めます。

デート当日、関口は高橋の妹を迎えに彼の自宅を訪問します。玄関から呼んでも返事がないのを不審に思い耳をすましていると「ガコンガコン」という妙な音が聞こえてきました。

その音に誘われ家の中に入った関口は、ポンプを操作してバケツから濁った何かをズタ袋へと送る作業をしている高橋を発見します。「メシ中だからちょっと待ってくれ」とわけのわからないことを言う彼をよく見ると、ズタ袋からはスカートとそれは美しい脚が出ていたのです。

なんと、上半身をズタ袋ですっぽりと覆われ、謎の液体をポンプで食べさせてもらっているソレが高橋の妹「はがね」だったのです。困惑しながらも強引にデートをさせられるハメになった関口の運命は・・・

第3話 「うけつぐもの」

32歳の「冴子」は、離婚したことで、息子「道男」を連れて母「敏江」のいる田舎へと帰ることを決意します。彼女の実家は由緒ある日本家屋ですが、母が1人暮らしのため、前に帰省した時よりもはるかに寂れていました。

偏屈者の敏江は、なぜか昔から冴子に邪険に扱っていました。今回ももちろん今までとかることはありませんでした。

母と祖母が話をしている間、広い家をトイレを探して歩く道男は、自分と同じくらいの年の少年を見かけます。お蔵の前にいた少年をよく見ていると、突然首が折れたように後ろにのけぞったのです。

逃げこんだ仏間で道男は、飾ってあった写真から目が離せなくなります。そこにはさっき見かけた少年の写真があったのです。冴子に聞くとその写真は、行方不明になった冴子の兄「正彦」だということでした。

冴子は、かつて兄と遊んだ蔵をボンヤリと眺めていました。兄が行方不明になって以来、敏江によって厳重に施錠された蔵を。そこで何かを見つけたはずなのですが思い出せませんでした。

その日も冴子はなんとなく蔵を見ていました。ふと周りを見回すといつの間にか側で遊んでいるはずの道男の姿が見えなくなっていたのです。そして、閉ざされていたはずの蔵の扉が開いていたのです・・・

部屋主の感想

「カタカタ」の感想

これはなかなかに怖かったです。どこにども転がっている定番の理不尽ホラーものですが、ここに登場する女の動きを想像するとゾクっときます。想像して怖かった箇所が映画でどういう風に表現されているか是非とも映画の方も見てみたいと思いました。

チャチなかんじは否めませんが、一応物語としても凝ろうとしてる努力は感じられます。納得いかない部分が多いし特に面白いというわけではないのがあれですが、思ったより怖かったので独断ランクはBにしておきます。

「鋼-はがね-」の感想

この設定は笑いました。ズタ袋から伸びる脚・・・すごい新鮮です。でも怖いかといわれるとまったく怖くはないです。物語としても「だから?」って感じです。でもまぁ笑わせてくれたのと、部屋主が脚フェチということで独断ランクはCくらいにしておきます。

「うけつぐもの」の感想

なにこれって感じです。ちっとも面白くないし怖くもないです。古い日本家屋、閉ざされた蔵、行方不明の兄、偏屈な祖母、曖昧な記憶、といった具合に、部屋主の大好物的な設定が目白押しなのに、なんでこんなに面白くないのでしょうか。逆に不思議ですわ。もちろん独断ランクはEですね。

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コメント

コワイ女ってタイトルで一瞬「私のことかしら?」と思ってしまいました(笑)
それにしても面白そうなタイトルなのに中身が薄いとは・・・
しかし私は最近本を読んでないな~と思いました~

投稿: oshiki | 2006年9月23日 (土) 21時23分

おじゃまです。
いつもながら、ドキドキするレビュー
ですね。一話のカタカタは、フラッシュゲームのBATH ROOMと赤い部屋を思い出しちゃいました。
部屋の中って逃げ場がないから怖いですね。

投稿: たまの猫 | 2006年9月23日 (土) 22時37分

>oshikiさん
中身は薄いですけど、一話目はなかなか怖いですし、
二話目は新鮮ですよ(・∀・)
かる~く読めるので、久々の小説にいかがでしょうか?

投稿: シン@部屋主 | 2006年9月23日 (土) 23時12分

>>たまの猫さん
>いつもながらドキドキするレビュー
そう言ってもらえると
頑張って甲斐があるってものです^^
こちらも、たまの猫さんが気合入れて書いたと思われる、教育に関しての記事に気合入れてコメントしておきました。
珍しくたまの猫さんとは
意見がわかれる形になってしまいましたが(^^;
>部屋の中は逃げ場がない
確かにそうなんですよね。
うちの部屋だったら隠れる場所すらないですが…

投稿: シン@部屋主 | 2006年9月23日 (土) 23時15分

ずいぶん評価の分かれる3作ですね。
個人的には2作目の「脚の話」が気になります。
…え?脚・主役じゃない?私も脚好きなんですが(^_^;)
怖いのはさほど得意ではないので、シンさんの
「笑える」という評価もいいですね。

投稿: あくびネコ | 2006年9月24日 (日) 09時09分

>あくびネコさん
そうなんですずいぶんと評価が分かれてしまうのです。
2話目の脚の話は映画「チャイルド・プレイ」のチャッキー的なホラーといえばわかりやすいですかね。
気になりましたら
是非とも立ち読みしてみてくださいな(・∀・)

投稿: シン@部屋主 | 2006年9月24日 (日) 15時53分

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