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木乃伊仏

最近ハマってる食が専門の文化人類学者「日下部」助教授のホラーミステリシリーズの中の1作です。なお「木乃伊」は「ミイラ」と読みます。念のため。

木乃伊仏 Book 木乃伊仏

著者:和田 はつ子
販売元:角川春樹事務所
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部屋主の独断ランク:C

多少ネタバレ注意です。

あらすじらしきもの

女刑事「水野薫」は、日本海でクルージング中に、短時間で塩漬けのミイラ状態になり変死した、次期総理候補を父に持つ人気アイドル「黒枝真也」事件捜査のために、友人の文化人類学者「日下部遼」と庄内地方へと向かいます。

何かと古い因習が残る現地では、地元の名士である「相沢庸介」の経営する病院で働く真也の兄「黒枝芳樹」が死体の管理をしていましたが、彼は突然現れ「貴様らに呪いを、罰を。末代まで祟り申し上げる」と言う餓鬼のような男に魅入られ、男の言う「行者寺」へと向かいます。しかし、芳樹は途中で交通事故を起こし、生きてるのが不思議なほどの脳挫傷を負ってしまいます。

代議士である父の権限で呼び出された天才脳外科医「片桐一人」の手術で奇跡の回復を遂げた芳樹ですが、意識を取り戻した彼はかつての人格を失っていました。以来、その地方を支配してきた一族が次々と殺害されていくのです・・・

部屋主の感想

これまた面白いかどうかはちょっと微妙ですね。ホラーミステリーというわりにはまったく怖くないです。ミステリ要素もこれまで読んだ4作品の中で一番低いと思います。というか「これはミステリか?」ってレベルです。

クライマックスにはちゃんとオチも用意されているのですが、それも予想通りで少々ゲンナリします。しかも著者の得意でないと思われる分野からの知識ですので、現実性がかなり欠けてるのですよね。描写もかなり乏しいですし。

以上のような理由で、この作品は物語的にはかなり退屈な部類に入るかと思います。他にも色々と伏線はあるのですが、予想するまでもなくわかりきってることばかりなので、盛り上がるところもないに等しいですしね。

とはいえ、いつも通りの「食に関するウンチク」は相変わらず非常に楽しいですし、「塩と環境」や「木乃伊の歴史」に関するウンチクを物語として作り上げてあるのは流石です。で、これまたいつも通りそこは面白いし勉強になりました。これまたいつも通り「自然」やら「食」やらを大切にといったテーマも健在です。

あと、部屋主個人としましてはラストがツボでしたね。最後の1Pがあるのとないのとで評価がかなりわかれるかと思います。賛否両論かとも思いますが、この終わり方はいいですね。やはりこうでなきゃと思いました。

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コメント

シンさんこんばんは(*^щ^*)
怖くないホラーのようですが、「庄内地方」という設定に注目しました。
お母さんが山形県の酒田市出身なのです。
おしん以外であまり注目されていないと言ってました。
食というテーマに興味を持ちました(*^щ^*)
面白いですね~(^v^)

投稿: みみこ | 2006年9月30日 (土) 19時52分

>みみこちゃん
こんばんは^^
おぉ、舞台となった庄内地方出身でしたか。
では木乃伊を見たことあるのかな?
>食というテーマ
人間の生活と密接に関わっているので
とても面白いですね(^д^)

投稿: シン@部屋主 | 2006年9月30日 (土) 22時31分

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